オー!マイ・ボス!恋は別冊で (第4話・2021/2/2) 感想

TBS系・火曜ドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(公式)
第4話『BBQで盛り上がる恋心!?』の感想。
「MIYAVI」創刊号が発売された。奈未(上白石萌音)はファッションへの興味と編集の仕事への憧れを抱く一方、潤之介(玉森裕太)の態度に惑う自分を戒める。そんな中、奈未は編集部員の和美(秋山ゆずき)らとブランドの新作発表パーティーに参加。麗子(菜々緒)が次号で特集を組むファッション界の大物ジンコと談笑する姿を目にする。ジンコは麗子の新人時代の恩人だった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:田辺茂範(過去作/参道高校合唱部!、トクサツガガガ、インハンド、美食探偵明智五郎)
演出:田中健太(過去作/半沢直樹、小さな巨人、陸王、ブラックペアン、下町ロケット) 第1,2話
石井康晴(過去作/花より男子シリーズ、テレウスの船、逃げるは恥だが役に立つ) 第3話
山本剛義(過去作/凪のお暇、コウノドリ2、私の家政夫ナギサさん)) 第4話
主題歌:Luv Bias/Kis-My-Ft2
「恋愛ドラマ」と「お仕事ドラマ」を共存させる方向か…
前回は「恋愛ドラマ」よりも「お仕事ドラマ」に重心を置いたことで、かなり指向性が明瞭になった。しかし、今回は、演出家が交代したせいもあるのか、若干だが以前のように、「恋愛ドラマ」の要素が増えたような。とにかく、やはり本作は、「恋愛ドラマ」と「お仕事ドラマ」を共存させる方向を目指しているようだ。
上司と部下を重ねて、部下の成長を描いて行くのは定番
内容としては、ゲストの世界的ファッション・クリエイティブ・ディレクターのジンコウエクサ(高岡早紀)で麗子(菜々緒)の新人時代の恩師を登場させることで、新人編集者である主人公・奈未(上白石萌音)の将来や未来を、ちょっぴり視聴者に見せた… と言った感じだろう。
「お仕事ドラマ」としては、上司と部下を重ねて、部下の成長を描いて行くのは定番だし、悪くはない。ただ、今回は、「恋愛ドラマ」の比重が部分的に大きかったため、若干の違和感は覚えたが。でも、「共存」させるなら、これくらいは止むを得ないと思う。
意外と "クリエイティブなこと" を掘り下げて描いている
また、「お仕事ドラマ」のパートでは、意外と “クリエイティブなこと” を掘り下げて描いているのは好感が持てる。特に、ファッションと編集に関して、実際の現場はどうか知らないが、ちょっとだけ “大人のファンタジー” 要素を盛り込みながら、クリエイティブな作業とはどんなものなのかを、描いている。
同放送枠で前期の『この恋あたためますか』では、コンビニスイーツの誕生秘話が、丁寧過ぎる程に描かれたが、今作のファッション誌編集秘話は全体の中でのバランスが程良くて、構成が上手いなぁと思っている。
主人公が勝手にハードルを作っているだけの恋バナがイマイチ…
ただ、一つの「恋愛ドラマ」のパートには少々不満、いや、疑問に感じることがある… が、正しいか。
今作の “恋バナ” だが、実は、主人公は「石橋を叩いて渡る…」とか言い訳をしているが、基本的に相手の潤之介(玉森裕太)は主人公に好意を抱いているし、意思表示もしているのだから、主人公が石橋を渡るだけで成就する可能性があるのに、無理矢理に引っ張っているように描くのが疑問なのだ。
この「火曜ドラマ」枠の “恋バナ” と言えば、基本的に主人公自身の相手への高いハードルをどう乗り越えるのか? が、意外と見せ所なのに、今作に於いては、麗子よりも…、いや、主人公は自分でハードルを作っているだけ。仕事に、恋に、頑張っている主人公にしたいのなら、相当高いハードルがあることにしないと、応援も共感もしづらい。
現に、本来なら潤之介の実姉が麗子であることが、その高いハードルの一つになるべきなのに、今はなっていない。まだ、撮影中なら、何か工夫をした方が良いと思う。
あとがき
私は、主人公を、20歳前半の畑違いの新人なら「あの程度でもマシな方」と思います。でも、ネットの評判を見ると、「生意気で図々しい」とか「地味で奥手に見えて自意識過剰」などと、意外と評判がよろしくないのです。
だったら、余計に、主人公を応援したくなるキャラ設定にするためにも、恋バナに於ける主人公が勝手に作ってるだけの壁以外の “分厚く高い壁” を準備した方が良いのではないでしょうか…。終盤の「雷鳴」が、それになるのを期待します。
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