相棒 season19 (第14話・2021/1/27) 感想

テレビ朝日系・『相棒 season19』(公式)
第14話『忘れもの』の感想。
小手鞠こと茉梨(森口瑤子)は、忘れ物を届けた店の客が高校の同級生の中迫(宮川一朗太)と気付く。税理士の中迫は顧問企業とつながる暴力団の不正を暴こうとして追われていると言い、小手鞠に協力を仰ぐ。小手鞠らに追っ手が迫る一方、店の留守を任された右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、青木(浅利陽介)の好奇心をきっかけに小手鞠が一緒にいる人物を調べ始める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●脚本:山本むつみ/演出:片山修(敬称略)
敢えて言うなら、『女将・小手鞠の事件簿』か…
まず、今回を『相棒』の1話として評価するべきか… と、思う。なぜなら、流石にストーリーの中心が小手鞠こと茉梨(森口瑤子)に偏り過ぎているから。敢えて言うなら、『女将・小手鞠の事件簿』とでもしておくか。
月本幸子は「ついてない女」の設定だから許容できたが…
確かに、「花の里」の2代目女将・月本幸子(鈴木杏樹)が存在していた時は、幸子の設定上、このような女将がメインの放送回があったが、あれは知る人ぞ知る自他共に認める「ついてない女」と言う人物設定があったから許容された話。でも、茉梨の人物設定には犯罪紛いの設定はないわけで。ネタ不足と言われてもしょうがないような。
とは言え、ここ最近の数回は良く出来ていたのだから、ちょっとガッカリしてしまった…
せめて、特命係が事件発生を目的していたら違ったかも…
でも、例えば、青木(浅利陽介)の好奇心から事件の発端が描かれるが、あのタクシーに乗り込む茉梨を目撃するのを特命係にするだけで、だいぶ『相棒』らしさは醸し出せたのではないだろうか。やはり、特命係が動き出してから、青木が加わり、更に他の刑事たちが動き出した方が、『相棒』としては自然な流れだから。
脚本家の思い入れは認めるが捜査する特命係が描かれないと
しかし、脚本担当が山本むつみ氏だから、敢えて本流から外して、『女将・小手鞠の事件簿』を狙った可能性もある。『忘れもの』と言うタイトルも洒落ているし、いいところの的を射ているとも思うし。とは言え、せめて、特命係が二人を追い、事件を解決に向けている姿をもっと強調して欲しかった。
若い俳優を使ってまで「高校最後の文化祭」を入れたくらいだから、相当の思い入れを持って作ったのは認めるから、今回は “特命” ならぬ “特例” と言うことにしておく。
あとがき
オクラホマミキサー。私の高校の文化祭でも最終日には「キャンプファイヤー&フォークダンス」が定番でした。男女共学なので、まあ盛り上がりました。と、私は妻と『相棒』を見ながら話をしていました。実は、私と妻は高校の同級生同士なので。でも、私は「映画同好会」で、妻は「文化祭実行委員」で、一緒にフォークダンスを踊ったことはありませんが(笑)
本編よりも気になってしょうがなかったのが、次週の予告編。ナント、亀山薫(寺脇康文)の知人でバーのママ・ヒロコ(深沢敦)が久し振りに登場。『相棒season18』の第18話『薔薇と髭との間に』以来の登場ですね。ほぼ準レギュラーの楽しいキャラクターなので、麗音(篠原ゆき子)とのやり取りも面白そう。脚本は前述の第18話と同じ児玉頼子氏。今度は頑張って書いて欲しいです。
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