オー!マイ・ボス!恋は別冊で (第3話・2021/1/26) 感想

TBS系・火曜ドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(公式)
第3話『鬼上司VS部下で大波乱!』の感想。
奈未(上白石萌音)は潤之介(玉森裕太)から、彼の個展に誘われる。編集部では、ファッション誌「MIYAVI」創刊号の校了日が迫る中、麗子(菜々緒)が突然、インタビューページの人物を変更すると言い出した。インタビューを担当した中沢(間宮祥太朗)をはじめ、日頃から麗子に不満を抱いていた他の編集部員らは猛反発。麗子が態度を改めない限り、仕事はできないと宣言する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:田辺茂範(過去作/参道高校合唱部!、トクサツガガガ、インハンド、美食探偵明智五郎)
演出:田中健太(過去作/半沢直樹、小さな巨人、陸王、ブラックペアン、下町ロケット) 第1,2話
石井康晴(過去作/花より男子シリーズ、テレウスの船、逃げるは恥だが役に立つ) 第3話
山本剛義(過去作/凪のお暇、コウノドリ2、私の家政夫ナギサさん)
主題歌:Luv Bias/Kis-My-Ft2
序盤で麗子がジョギングしていた公園は、『逃げ恥』で…
演出担当が、これまでTBS「日曜劇場」などの “お仕事ドラマ系” を多くを担当して来た田中健太氏から、『花より男子シリーズ』や『逃げるは恥だが役に立つ』などの “ラブコメ” も得意とする石井康晴氏に交代した。
と言うのが理由だとは思わないが、序盤で朝に麗子(菜々緒)がジョギングした公園は、『逃げ恥』第5話で森山みくり(新垣結衣)と津崎平匡(星野源)が土屋百合(石田ゆり子)の前で夫婦を演じた公園のロケ地「品川シーズンテラス(東京都港区港南1丁目)」と同じだった。こんなドラマの楽しみ方もあるのだ。
演出家の交代で "全体の雰囲気" がかなり違った!
さて。なぜ、感想の冒頭で演出家の交代の話を持ち出したのかと言うと、そのことで全体の雰囲気がかなり違ったから。
前回までは、知っている人なら間違いなく、主人公がふとしたきっかけでファッション雑誌の編集部に入社することになり、ファッション界で「鬼編集長」として噂になる程の悪魔のような上司の下で頑張って働く姿を描くと言う設定の、2006年に劇場公開され、今や米国映画には欠かせないコメディエンヌとなった女優アン・ハサウェイの出世作でもある、大ヒット米国映画『プラダを着た悪魔』の “劣化版” との評価せざるを得なかった本作。
まあ、名作と比較すること自体が無理な話なのだが…
演出家により"恋バナ要素のさじ加減が最適化"されたと思う
しかし今回は、若干「恋愛ドラマ」の要素が薄めで、「お仕事ドラマ」の色が強くなった印象だ。恐らく、演出家が「こう言う “胸キュン” をやり過ぎると “恋バナ” の要素が強くなっちゃう」と言うことをキッチリと理解しているから、恋バナ要素のさじ加減が最適化されたのだと思う。
編集部員らがかなり物語に食い込んで参加したのも良かった
また、世間の反応を受けて脚本家が軌道修正したのか知らないが、これまでは、ほぼ「鬼編集長と主人公」の関係性だけで物語が構成されていたが、第3話は、編集部員たちがかなり物語に食い込んで参加したため、『プラダを着た悪魔』の “劣化版” と言う感じは明らかに薄まった。
潤之介の使い方次第で「胸キュンお仕事&ラブコメディー」になるかも…
更に、「原作なし」と言う意味では、「編集長と主人公」と言う人間関係に、潤之介(玉森裕太)と言うキャラクターを咬ませたことが功を奏して、第2話までは「なぜ、ここに “胸キュン” を入れるの?」とか「なぜ、ここまで恋バナを描くの?」と思いつつ見ていたが、今回はぎりぎり「お仕事ドラマの中に、主人公の恋バナが添えてある」程度に見えた。
まあ、このバランスが本来なのか、今回のみのものなのかは分からないが、今回のバランスをもっと研ぎ澄ませば、公式サイトに書いてある「胸キュンお仕事&ラブコメディー」になって行く可能性はあるかも…
あとがき
物語自体は、全体的に「お仕事ドラマ」にして、主人公の成長物語の “頑張ったからのご褒美” として終盤に恋バナ要素を添える程度が、いいバランスかも知れませんね。ただ、それだと胸キュンとラブコメ要素が薄まってしまいますが。でも、オジサン的には今回のバランスなら、「胸キュンお仕事&ラブコメディー」として良いと思います。
また、『逃げ恥』ネタとしては、モデルで柔道家・瀬尾光希 役の高山侑子さんは、『逃げるは恥だが役に立つ』では、みくりの義姉(弟ちがやの妻)の森山葵を演じていましたね。
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