アノニマス~警視庁“指殺人”対策室 (第1話・2021/1/25) 感想

テレビ東京系・ドラマプレミア10『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室』(公式)
第1話『引き金をひいた指』の感想。
警視庁はSNSなどインターネット上での誹謗(ひぼう)中傷に対応するため、生活安全部内にネットトラブル相談の専門部署「指殺人対策室」、通称・指対(ゆびたい)を新設する。メンバーは元捜査一課の万丞(香取慎吾)らくせ者ばかりだ。そんな折、ネット上での中傷を苦に自殺したモデルの梢(八木莉可子)の両親・光洋(松平健)と麻衣子(床嶋佳子)が指対にやって来る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:小峯裕之(過去作/家政夫のミタゾノ1,2,3、SUITS/シーツ2) 第1話
玉田真也(過去作/JOKER×FACE、40万キロかなたの恋)
入江信吾(過去作/相棒シリーズ4-7,6-6、警視庁捜査一課9係シリーズ、釣り刑事)
演出:及川拓郎(過去作/刑事7人シリーズ、刑事ゼロ、ケイジとケンジ) 第1話
湯浅弘章(過去作/増山超能力師事務所、ワカコ酒、探偵が早すぎる、死役所)
入江信吾(過去作/ドラマ演出作品は不明)
音楽:山下宏明(過去作/新町川、東野圭吾カッコウの卵は誰のもの)、丸橋光太郎
OPテーマ:アイナ・ジ・エンド「誰誰誰」(avex trax)
普通の連ドラ枠となった『共演NG』に続く同枠の第2弾
いつも通りに「事前情報ほぼゼロ」で見始めた『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室』の第1話。2020年10月26日から放送枠名が「ドラマBiz」から「ドラマプレミア10」となり、基本的にテレ東がお得意とする「経済×ドラマ」の特徴を外して、普通の連ドラ枠となった『共演NG』に続く同枠の第2弾。
「指殺人」と言う意外と新鮮なキーワードで新鮮なドラマに
まあ、昨今のSNSやネット被害を扱ったドラマとしては、類似作品が頭をよぎらないと言ったら嘘になる。しかし、本作は「指殺人」と言う意外と新鮮なキーワードを付けて、台詞の中にも多用することで、一定の新鮮な刑事ドラマの雰囲気に仕立てたのは、なかなかのアイデアだと思う。
主人公らしさと、相棒でヒロインの描き分けが出来ている
更に、刑事ドラマとしては、主人公・万丞渉(香取慎吾)の特徴は際立っているし、描写も上手くいっている(台詞が聞き取り難いのは困るが)。また、万丞の相棒でヒロインを務める碓氷咲良(関水渚)には新鮮味がなく少々騒々しいが、万丞との差別化にはそこそこ成功している。
デジタル上の捜査ばかりでなく、アナログな捜査もあって…
また、SNSのトラブルを扱う刑事ドラマの割に、デジタル上の捜査ばかりでなく、アナログな捜査もきちんと盛り込んでおり、意外とベタな刑事ドラマに仕上がっているとも言える。ただ、結末は想像の域を出ないし、ベタなだけあって、面白みに欠けたのは確か。
もう少し"息抜き"になるようなコミカルな部分があっても…
恐らく、丁寧、且つ真面目に作られているからだと思うが、もう少し “息抜き” になるようなコミカルな部分があると、最近のネット中傷やSNS自主警察的なリアルで怖い事件を、気を楽にして観られると思う。劇伴も、必要以上に暗いし…
あとがき
妻が、bayfmのヘビーリスナーなので草彅剛さんと香取慎吾さんがパーソナリティを務めるbayfmのラジオ番組『ShinTsuyo POWER SPLASH』を聴く機会が多いのですが、やはり香取さんの台詞の言い回し、普段の口調を同じで聞き取り難いんですね。他の演者の滑舌が良いので気になってしまいました。
あとは、原作なしで、既視感のない事件を今後どれだけ作れるか? 取り敢えず、しばらく様子見します。
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