連続テレビ小説「おちょやん」 (第36回・2021/1/25) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』(公式サイト)
第36回/第8週『あんたにうちの何がわかんねん!』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
千代(杉咲花)が撮影所に来て3年。時代は大正から昭和に移り金融恐慌の煽(あお)りを受け、映画界は不景気だった。鶴亀撮影所の女優たちも次々と辞めていく中で、千代は中堅女優としてどうにか頑張っていた。同じく小暮(若葉竜也)も映画監督の夢を諦められず仕事を続けていた。ある日、ヨシヲと名乗る男が訪ねてきたと知らせを受けた千代。撮影現場から急いで戻った千代が目にしたのは、父・テルヲ(トータス松本)の姿だった
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●作:八津弘幸 ●脚本協力:吉田真侑子 ●演出:盆子原誠(敬称略)
アバンで黒衣を使って先週の振り返りをやった理由を考えた
アバンタイトルに黒衣(桂吉弥)を登場させて、「先週の振り返り」をするには、何か理由があるはず… と、考えてしまう。だって、視聴者は少なくとも「土曜日版」があるのだから、それと同じようなことを月曜日でやるには理由があるはずだ。
恐らく、先週の感想に書いた通り、週の後半の演出担当が、実は今週担当の盆子原誠氏だったのだろう。で、話数削減が原因で、先週の後半が “縮まって” しまったために、月曜日のアバンで補強したかったのだと思う。
とは言え、先週の振り返りを冒頭で放送されても、それ以降の話は3年後の時間経過後のお話だから、ただの自己満足に終わってしまったような気がする。幾度も書くが、話数削減されているのだから、放送尺は大切に使って欲しい。
大嫌いなテルヲを一晩泊めてあげたのは千代らしかった
そして、本編も終盤直前までは、時代設定の説明と父テルヲ(トータス松本)が登場しただけ。まあ、大嫌いな父親でも、泣きつかれたら一晩だけカフェーに泊めてあげるのは、千代(杉咲花)らしくもあるが。
テルヲが出しゃばると、千代が他の場所へ離れる合図…
それにしても、テルヲの出番が多かった。トータス松本さんの所属事務所と出番の数の契約でもあるのか知らないが。ただ、これまで見てきて、テルヲが登場する時は、基本的に話が進まない。いや、正確に言うなら、テルヲが「千代のために…」と何かをしでかす時は、千代が今いる場所から離れるケースが多い。
上を目指す千代と小暮の最後の撮影所日記で良かったような
だから、今回も何か撮影所でやらかして、千代が撮影所を出て行かざるを得ないような状況に追い込まれるってことだろうか。でも、今回のナレーションにあったように、時代は不景気で、撮影所も不景気で、だから助監督の小暮(若葉竜也)は最後の望みをかけて、千代は中堅女優から上を目指すが… となるのが自然な流れのような。
だとすると、本当にテルヲを登場させる必然性以前に、先週からの繋がりで、失恋はしたものの、上を目指す千代と小暮の “最後の撮影所日記” みたいな1週間にして、来週から新天地(と言っても、道頓堀だろうが)で「新章」の方が良いような…
「不景気の中の千代と小暮はどうなるの?」だけで良いのに
どうも、先週の後半から、話数が削減されている割に、時に拙速すぎて視聴者が置いてきぼりになっていると感じて仕方がない。山村千鳥一座の週が良かったから余計に比較してしまう。
公式サイトに書いてあるから、これはネタバレにはならないと思うから書くが。千代は大女優になるのだ。そして、一平(成田凌)と結婚するのだ。だから、千代が大女優になる過程をしっかりと描いて欲しい。一平と恋仲になる過程もちゃんと描いて欲しい。
その意味で、今週は「時代は大正から昭和に移り金融恐慌の煽りを受け、映画界は不景気」を活かしたストーリーなのだから、単純に「不景気に飲み込まれた千代と小暮がどうなるの?」と、見たくなるような月曜日にしなくてはいけなかったと思う。そこを月曜からテルヲ三昧みたいなのを多くの視聴者はどう受け取るのだろう?
あとがき
脚本家が、千代とテルヲの “父と娘の関係” に拘っているのは、第1,2週を見れば分かります。分かりますが、ネット上のニュースを見ても、本作については視聴率以外では、撮影の裏話やモデルとなった浪花千栄子さんの秘話と、翌日のあらすじばかり。やはり、内容について書けないのです。
それは、私も同じこと。今は「先が見たくなる朝ドラ」に戻して欲しいです。それと、テルヲは二週跨ぎにならないのを願います。杉咲花さんの笑顔と原義な姿を見たいのです。
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【これまでの感想】
第1週『うちは、かわいそやない』
1 2 3 4 5 土
第2週『道頓堀、ええとこや~』
6 7 8 9 10 土
第3週『うちのやりたいことて、なんやろ』
11 12 13 14 15 土
第4週『どこにも行きとうない』
16 17 18 19 20 土
『おちょやん よいお年を!』
第5週『女優になります』
21 22 23 24 25 土
第6週『楽しい冒険つづけよう!』
26 27 28 29 30 土
第7週『好きになれてよかった』
31 32 33 34 35 土
第8週『あんたにうちの何がわかんねん!』
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