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連続テレビ小説「おちょやん」 (第7週/土曜日版・2021/1/23) 感想

連続テレビ小説「おちょやん」

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』公式サイト
第7週『好きになれてよかった』の 『土曜日版』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


千代は(杉咲花)は鶴亀撮影所で映画女優の卵として再スタートした。撮影所で居場所のない千代を親切に見守ってくれていたのが、助監督の小暮(若葉竜也)だった。その頃、千代は撮影所で高城百合子(井川遥)と再会する。千代は女優としての役作りのため、小暮に仮の恋人役をしてもらえないかと頼む。しかし、なぜかその場に天海一平(成田凌)が現れる。そんなとき、百合子が相手役の俳優と一緒に失踪するという事件が起こる。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---

冒頭の黒衣の語りの中で、今週の"芯"が述べられるのだが…

先週の「土曜日版」の感想にも書いたが、その一週間で本作が描きたかったことの “芯” の部分は、オープニングの黒衣(桂吉弥)の言葉の中にあるのだ。今週は、本編の感想をずっと読んで来て下さった読者さんならお分かりと思うが、水曜日までと木曜日からが真っ二つに、秀作とそれと真逆(駄作とは言わない)の仕上がりになっていた。

ハッキリ言って、詰め込み過ぎで、終盤の2日間で収拾できなかったのだ。そこで、例の黒衣は何と言ったか?

N「いよいよ女優になった千代ちゃんですが さて 何が待っているのか」

そう言うことだ。千代に「○○が起きた」と具体的な事例は示さずに、千代が待ち受けることになる “事例そのもの” が見所だったことが分かった。これでは、何を描きたかったのか分からないのはしょうがない。だって、「何が待っていましたか?」と言うだけだったことになるわけだから。

今週は「千代の初恋と失恋の物語」を描こうとしたのか?

だた、流石に “一週間のいいとこどり” の「土曜日版」だけあって、何を描きたかったのか見えて来た。それは、木曜日と金曜日の感想欄に引用した「Yahoo!テレビのあらすじ」の中にあった、次の3つがヒントだったのだ。

●初デートをした千代(杉咲花)は、はからずも初めての恋を経験する。動揺を隠せない千代
●千代(杉咲花)は恋心を抱く相手・小暮(若葉竜也)が、百合子のことを本気で好きだったことを知り、胸が苦しくなるのだった。
●百合子の置き土産だった。千代の役は、他の女性を好きになった夫に捨てられる妻という役柄だった

上記の3つをアジェンダに代用して考えると、台詞にも登場した “初恋” と、「胸が苦しくなる」「夫に捨てられる妻」から連想できる “失恋” と言う2つの単語がす~っと浮かんで来た。

「土曜日版」の録画を先の2つの単語を “好意的に脳内補完” させながら見直すと、何となく「千代の初恋と失恋の物語」を描こうとしたのかなぁ… と、見えて来た。そんな思いで一週間分を見直して、更に枝葉を取り払ってしまえば…

監督に「本当の恋を勉強しろ」と言われた千代が、助監督の小暮を相手に恋人のフリを頼んだが、一平(成田凌)に茶化されるも、まさかの “嘘から出た実” で “初恋” を経験し、結果 “失恋” に終わるも、その勉強と経験を活かして、 「他の女性を好きになった夫に捨てられる妻」の役を、経験談のアドリブ演技で見事に乗り越えた… と、見えた。

編集でここまで"芯"が見えるなら、もっと本編で語りを!

このように、自分の経験や体験を、すぐに要求された演技へ転換できると言う能力が千代にはある… と言うことまで、もっと本編で描くべきだったと思う。そうしていれば、黒衣の語りでサクッと過ぎた「3年間」と「中堅女優の座」も、そんなに違和感を生まなかったと思う。

これ、今週の「土曜日版」は、これまでよりも極端に黒衣の補強が少なかったことにお気付きだろうか。

ほぼ編集だけで、分かり難かった5日分を、好意的に解釈する視聴者なら分かる程度まで完成度を押し上げたのだ。だったら、もっと、本編でも今後は語りを多用した方が良いと思う。いや、正確に言えば、この感想の解釈が正しければ、本編でのナレーションを多くすれば、満足度は簡単に上がると言うことだ。是非とも、やれる範囲でやって欲しい。

あとがき

「土曜日版」を見て、改めて、金曜日の千代のアドリブの台詞の意味の深さ、杉咲花さんの演技力のスゴさを感じました。やはり、今週は詰め込み過ぎだったように思います。予告編によると、来週は、久し振りに千代と父・テルヲ(トータス松本)との確執のお話と、千代に小暮と一平が複雑に絡んで来そうですね。

また、千代が “劇中で演じる役” と “千代の本音” が連動すると言うのは、本作らしくて良いと思います。毎週と言うわけにはいかないでしょうが。


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【これまでの感想】

第1週『うちは、かわいそやない』
1 2 3 4 5 
第2週『道頓堀、ええとこや~』
6 7 8 9 10 
第3週『うちのやりたいことて、なんやろ』
11 12 13 14 15 
第4週『どこにも行きとうない』
16 17 18 19 20 
『おちょやん よいお年を!』
第5週『女優になります』
21 22 23 24 25 
第6週『楽しい冒険つづけよう!』
26 27 28 29 30 
第7週『好きになれてよかった』
31 32 33 34 35

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連続テレビ小説『おちょやん』土曜版第7週

“何が待っているのか?”だそうだ。。。。。なんていう。。。曖昧な(苦笑)ま、実際、“本編”では、アレコレと描きすぎて、曖昧でしたが。が、今回の“土曜版”では、“初恋”“失恋”という言葉は強調されていないが。そういう“流れ”で描いていたことだけは、強調されていて、そういう受け取りが出来る編集がされていた。無駄な描写も少なくなり、スッキリ。おかげで、今週、描きたかったことが、ようやく理解出来たよ。
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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