バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~ (第3話・2021/1/22) 感想

テレビ東京系・ドラマ24『バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~』(公式)
第3話『バイプレーヤーズとコンプライアンス』の感想。
「バイプレウッド」のスタジオでは8チャンが観月ありさ(本人役)主演の医療ドラマの撮影を行っていた。過激なテイストが話題で視聴率も好調だったが、視聴者からコンプライアンス違反を指摘される。それが引き金となり過剰な役柄の滝藤賢一(本人役)が降板させられる事態に。また、働き方改革やハラスメント防止で、撮り直しやキャスト同士の衝突も発生する。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
原作:なし
脚本:ふじきみつ彦(過去作/バイプレーヤーズ1,2、きょうの猫村さん) 第1,2,3話
宮本武史(過去作/バイプレーヤーズ1,2、テレビアニメ・紙兎ロペ)
演出:松居大悟(過去作/バイプレーヤーズ1,2)第1,2話
浅野敦也(過去作/バイプレーヤース1,2゙のプロデューサー兼任、2で演出)第3話
守下敏行(過去作/バイプレーヤーズ2)
トミー・チャン(過去作/隕石家族)
音楽:佐藤洋介(過去作/バイプレーヤーズ1,2)
オープニングテーマ:アオ/10-FEET
エンディングテーマ:今宵もかろうじて歌い切る/竹原ピストル
演出家が交代すると、雰囲気がここまで変わってしまうか…
演出家が交代すると、作品の雰囲気がここまで変わってしまうのか… と言う感じの第3話。
とは言え、第3話の演出を担当した浅野敦也氏は、『バイプレーヤーズ』の『1,2』のプロデューサーであり、『2』では第1,2話の演出も担当しているから、そう雰囲気は変わらないと思っていたのだが。
やはり、早回し再生の多用や、似たようなサイズ(構図)のカットの連続などが、第1,2話の演出を担当し、本シリーズのメイン・ディレクターである松居大悟氏とは明らかに違う。まあ、ディレクター目線の当blogとしては、ついつい気になってしまうのだ。
"コンプライアンス"をドラマで取り扱うなら…
ただ、ドラマの内容は、『バイプレーヤーズとコンプライアンス』とのサブタイトルそのままに、今やテレビドラマ制作に関わらず、何かをしようとすると必ず立ちはだかる “コンプライアンス” がテーマだった。
まあ、筋書きは、医療ドラマに於けるコンプライアンス違反をいろいろ述べてはいたが。劇中で、手術室で執刀医がオペ看護師に「メス、汗」とは言わないと言っていたが…
実際の医療現場では、既に「メス」と言わないばかりか、看護師が医師にメスを渡すことすら危険行為でやらないのが大前提だから、コンプライアンスをドラマで取り扱うなら、もう少し現実に沿っても良かったかなと。
ドラマ制作の裏事情を見せてもらった1時間!
色々愚痴ったが。ギネスにのる主演女優の観月ありさ(本人役)を始め、滝藤賢一(本人役)や寺島しのぶ(本人役)などの出演者が繰り広げる、劇中ドラマである8チャン『ドクターZ』第5シリーズは面白かった。
恐らく、実際のドラマ制作の過程でも視聴者の反応が影響することはあるだろうし、事実、ドラマ制作者は当blogも訪問して下さっているから、我々の意見がドラマに反映されることはあるだろう。また、今やSNSでバズることが視聴率確保の有力な方法とされているから、そっちの奉公へドラマが捻じ曲がる可能性も十分にある。
そんなドラマ制作の裏事情を見せてもらった1時間だった。
あとがき
今回は、俳優同士のプライド勝負を描いた一面もありましたね。ただ、いつものような破天荒さは薄かったかも。次回は、長谷川京子/りょうがダブル主演扱いで教師を演じる学園ドラマで、「生徒役同士の恋スキャンダル」と生徒役が教師役を好きになる「禁断の恋」の2本立て。面白そうです。
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