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連続テレビ小説「おちょやん」 (第34回・2021/1/21) 感想

連続テレビ小説「おちょやん」

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』公式サイト
第34回第7週『好きになれてよかった』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


女優修業のため、助監督の小暮(若葉竜也)に恋人のフリを頼み、初デートをした千代(杉咲花)は、はからずも初めての恋を経験する。動揺を隠せない千代は翌朝、小暮と会うも普段通りに接することができない。しかし小暮の口から思いがけず、撮影所で見かけた一平(成田凌)の近況を知ることになる。一方、混乱を極める「太陽の女・カルメン」の撮影。現場から抜け出した高城百合子(井川遥)と再び、鉢合わせる千代だった…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

●作:八津弘幸 ●脚本協力:吉田真侑子 ●演出:大嶋慧介(敬称略)

前回は千代が小暮に"ときめく瞬間"が見えた程良かったのに

前回は、千代(杉咲花)が助監督の小暮(若葉竜也)に “ときめく瞬間” が見えた程に、絶妙な脚本と演出と演技があったから、その水曜日を受けた木曜日は、千代の初恋話と女優への道を重ねて進むのを期待したのだが、どうやら3つのエピソードが混線した15分間になってしまったのが残念だ。

今回の殆どが、前回の初恋と無関係のお話になってしまった

思い返せば、先週は、山村千鳥一座の運命を賭けた演目『正チャンの冒険』の主役をやる予定だった座員・清子(映美くらら)が足を痛めて降板し、その代役に千代が大抜擢されるも発声に苦戦するところを座長・千鳥(若村麻由美)が助ける… と言った自然流れが、水曜日から木曜日にあった。

だから、今週もそのような流れを期待したのだが、正直、序盤だけは前回の初恋が描かれたが、その後は初恋とはほぼ無関係なお話になった。

単純に、盛り込み過ぎ、欲張り過ぎ、情報の多過ぎ…

その原因は、簡単だ。単純に、盛り込み過ぎ、欲張り過ぎ、情報の多過ぎ… これらに尽きる。いや、明日の金曜日、数年後に時間経過する次週のためのネタ振りだとは想像できるが、千代にいろいろやらせ過ぎて、千代が何を理由に困惑しているのか分かり難くなってしまったのだ。

序盤から中盤にかけては「千代が初恋に悩んでいる」ように見えたし、久し振りに再会した「一平(成田凌)を心配している」ようにも見えた。中盤で高城百合子(井川遥)と再会して会話をした時は「女優と言う生き方を考えた」ように見えた。

そう、3つの「考える千代」を視聴者に提示した上に、実は小暮が高城のことが好きだったと追加情報まで加わるから、受け取るこちらは、どの千代を選んだら良いのか迷ってしまった。少なくとも、一平のくだりは、前回だけにして次週に回した方が良かったと思う。

千代が、もっと女優に興味関心を抱いているように描くべき

少し前に書いたことだが、そもそも「千代が女優を目指す理由」が不明瞭なのだ。不明瞭のまま、京都に来て、山村千鳥一座に入って一座のピンチを救った “お礼” に、座長から「鶴亀撮影所」を紹介されて大部屋女優になれただけ。そして、今回も高城の口利きで “端役” を貰えただけなのだ。

だから、批判的に千代を見たら、何となく女優に興味があって、それを周囲のいい人たちが支えているだけにも見えてしまう。やはり、千代が高城百合子に絶大な憧れがあるなら、もっと真剣に探しても良かったと思う。高城が相手役といなくなって、端役がもらえた… だけでは、千代が本気で女優になりたいように見えないから。

今週は小暮との初恋、次週で高城から女優の覚悟を学べば…

まあ、恐らく、話数減少によって、窮屈になっている可能性はある。山村千鳥一座を描いた2週間の丁寧さを考えると、かなり拙速な感じが否めない。

これ、今週は女優の卵として恋愛感情の勉強として小暮と “恋人のフリ” が “本気” になって、それが “ワンサ” としての演技に活かされるだけにして、次週でそんなワンサの中の千代が高城百合子と再会して、今回の中盤で描かれた高城の「この世界で生きて行く覚悟があるなら遠慮しては駄目」を聞いた千代が、女優になる覚悟を決める… と、分けた方が断然に良かったと思う。

あとがき

明日の金曜日、どうやってまとめるのでしょう? 小暮への初恋の思いが失恋に変わった胸の苦しみを、終盤で貰った「今までミカがやっていた 夫に出ていかれた若い妻役」の演技に重ねるのでしょうかね。

小暮は助監督だからカメラのすぐ脇にいて千代から見えるはずですから、「夫に出ていかれた若い妻」の “悲しみ” と自分の “苦しみ” を重ねて、ジョージ本田から「OK!」が出て、また一歩成長。こんな感じで、「土曜日版」でも、まとめるかも知れません。次回の “帳尻合わせ” へ大いに期待します。


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【これまでの感想】

第1週『うちは、かわいそやない』
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第2週『道頓堀、ええとこや~』
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第3週『うちのやりたいことて、なんやろ』
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第4週『どこにも行きとうない』
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『おちょやん よいお年を!』
第5週『女優になります』
21 22 23 24 25 
第6週『楽しい冒険つづけよう!』
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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