ウチの娘は、彼氏が出来ない!! (第2話・2021/1/20) 感想

日本テレビ系・新水曜ドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(公式)
第2話『恋愛バトルに出陣!』の感想。
それぞれ別の場所で整体師の渉(東啓介)と出会った碧(菅野美穂)と空(浜辺美波)。碧は新作のネタが浮かんだと漱石(川上洋平)に宣言し、しっかりメークをして渉の元へ向かうが、ゴン(沢村一樹)らを相手に愚痴をこぼす結末に。一方、空には光(岡田健史)が近づいてきた。いぶかる空に意外な提案を持ち掛ける光。その提案を巡り、碧とけんかをした空は、家を飛び出した先で渉と再会する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:北川悦吏子(過去作/ロングバケーション、ビューティフルライフ、オレンジデイズ、半分、青い。)
演出:南雲聖一(過去作/東京タラレバ娘、偽装不倫、未来警察) 第1,2話
内田秀実(過去作/あなたの番です、知らなくていいコト)
音楽:不明得田真裕(過去作/監察医 朝顔1,2、家売るオンナシリーズ、アンナチュラル、インハンド)
主題歌:家入レオ「空と青」
脚本家の顔が登場人物へ常に重なって見えるのは嬉しくない
NHKの連続テレビ小説『半分、青い。』の制作秘話の中で、脚本家の北川悦吏子氏は、「基本的に自分が経験したことをベースに書く」と言っていた(例1、例2)。確かに、脚本家が自分の経験や体験をもとに、それらを登場人物に投影するのは間違っていない。
むしろ、シナハン(シナリオ・ハンティング=脚本を書く際の事前調査)が不十分で、現実味のない脚本を書くよりマシだとすら思う。ただ、北川氏がこのことをインタビューで言ってしまったことで、彼女のドラマの登場人物たちに彼女の容姿が重なって見えてしまうようになってしまった。
これは、ドラマを純粋に楽しみたい私にとっては “超マイナス要素” なのだ。だって、「虚構の中の真実」を楽しむのがテレビドラマや映画の醍醐味なのに、登場人物、それも主人公やその近くの登場人物らに、脚本家の顔が重なるわけだから。
脚本家自身が、碧と空の2人へ投影されているのが困る…
今回の冒頭で、登場人物が視聴者に向かってしゃべるシーンがあったが、ああ言うのを冒頭でやられてしまうと、まず「虚構の世界」に入る時点で、大きく躊躇ってしまう。更に、「四十肩」だ「五十肩」だと連呼されても、実年齢43歳の菅野美穂さんが言うから「虚構の世界」に、まだ入れない。
その後も、好き嫌いはあろうが、年齢に釣り合わない恋愛話が続いて、いつになっても「虚構の世界」に入れない。更に、私好みでないのは、脚本家自身が、碧(菅野美穂)と空(浜辺美波)の両人に投影されているを感じてしまったこと。これでは、ドラマとして楽しめるはずがない。
ストーリーが欲張り過ぎが原因で主軸が定まっていない印象
それに何と言えば良いのか。物語があちこちに飛んで行って帰って来ずに、何を描きたいのか、さっぱり分からなかった。第1話は、ドラマの初期設定の説明があったから、何となく “筋立て” が見えたが、説明が無くなった第2話は、全てのエピソードが尻切れトンボ状態。恐らく、欲張り過ぎが原因で主軸が定まっていない印象だ。
だから、母子を応援したい気持ちにならないし、頑張る姿を見ても特に感じない。う~ん、やはり私の好みには合わないようだ。
あとがき
本作って、北川氏にとっては『半分、青い。』でやりたかった「失敗を恐れない女性が、七転八起で頑張って、自分の手で幸せをつかむ」のを、本作で再構築しているのかも知れませんね。それを、母子の二人分でやっているから交通整理が行き届かないと言う感じでしょうか。今回で継続視聴から離脱します。
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第1話
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