相棒 season19 (第13話・2021/1/20) 感想

テレビ朝日系・『相棒 season19』(公式)
第13話『死神はまだか』の感想。
落語家の椿家一門の師匠・團路(笹野高史)が付けた新弟子・百江(立石晴香)の名前を巡り、小ん路(林家正蔵)や駄々々團(水沢林太郎)ら弟子達は思いとどまらせようと頭を悩ませる。ちょうど、團路の悪評を耳にした右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、一門の落語会へ。すると、團路が演目「死神」の直後に高座で亡くなってしまう。右京は弟子達に疑いの目を向けるが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●脚本:輿水泰弘/演出:橋本一(敬称略)
舞台袖にはスタッフも大勢いるわけで…
いやあ、舞台袖にはスタッフも大勢いるわけで、緞帳が下りた瞬間に殺害行為を誰にも怪しまれずに実行できるか、甚だ疑問だが…
いろいろな "斬新さ" が詰まった第13話『死神はまだか』
とは言え、個人的には、前回に続いて、かなり好きなネタだった。また、斬新さも。まず、アバンタイトルは、知っている人なら誰もが落語「死神」の実写化であることは分かるし、それを右京(水谷豊)と冠城(反町隆史)が、コント風に演じるコミカルさが斬新。更に、事件発生までの “尺の長さ” も斬新。
そして、『相棒シリーズ』をずっと見て来たファンなら、落語好きの米沢守(六角精児)がいた頃は時々やっていた “落語ネタ” を、米沢抜きで徹底的にやったこと。更に、林家正蔵師匠まで読んだ上に、笹野高史さんらに噺家の舞台まで演じさせた。
右京の趣味を新しい視聴者に知らせる意味でも価値ある一話
前回の感想や、読者さんのコメントでも頂戴したのだが、『相棒シリーズ』をずっと見てきていない人には、この “いつものお約束” が視聴のハードルを上げているようだ。その意味で、最近の『相棒』では、右京の趣味が「紅茶」で、好きなお酒が「日本酒」であること程度しか分からない。
そう言う意味で、右京の趣味をさり気なく “新しい視聴者” に知らせると言う点だけでも、流石、輿水泰弘氏の脚本だなぁと思う。
全体の構成も良かったし、展開も結末も納得の面白さ!
全体の構成も、最近の『相棒』のように、右京が事件現場にいるシーンから始まるような不自然さは無かったし、「実は弟子全員が犯人」と言うのは “ミステリーの王道” を感じさせた。ストーリーの進みも滑らかで、結末も納得。また、チラッと登場した内村警視庁刑事部長(片桐竜次)が、意外にも “まともなこと” を言うのも楽しかった。
あとがき
好みはあると思いますが。落語好きなら、久し振りの『相棒』での “落語ネタ” に満足です。今シーズンに入ってから、かなり “挑戦的” なエピソードや出演者やキャラクターを盛り込んで、マンネリ化から脱出する工夫が見えるのも良いですね。最近は、レギュラーの登場人物が多めに登場するのも楽しみです。
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