連続テレビ小説「おちょやん」 (第6週/土曜日版・2021/1/16) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』(公式サイト)
第6週『楽しい冒険つづけよう!』の
『土曜日版』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
女優を目指す千代(杉咲花)は、山村千鳥(若村麻由美)の一座に入ったものの、お客の数は日に日に減っていた。清子(映美くらら)は子どもに人気の芝居をやろうと提案するが猛反対され、千鳥抜きでその芝居を行うことになる。しかし、公演直前に主役の清子が足を負傷。千代が急きょ、代役で出演することになる。千代はせりふを覚えていたものの、発声も芝居も全くだめだった。公演前日、それを見かねた千鳥が千代に演技指導を始める。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
今作は基本的に「1週間縛り」で描く内容が区切られている
冒頭の黒衣(桂吉弥)の語りが、下記のようになっていた。
N「演劇の世界に足を踏み入れた 千代ちゃんの活躍に注目です」
前作『エール』から始まった、朝ドラの「土曜日版」。前作では、本編に登場しない “朝ドラおじさん” が本編を見ながら補強や解説、感想を述べる… と言うスタイルだったが、今作では「土曜日版」の冒頭で、今回のように、いいとこどりをした「今週の注目すべきところ」を提示するスタイルになっている。
と言うことは、やはり、今作は基本的に「1週間縛り」で描く内容が区切られることが分かる。確かに、前作では「週跨ぎ」のようなエピソードもあったから。と言うことで、第6週は「演劇の世界に足を踏み入れた千代ちゃんの活躍」が見所だったのは確かだ。
「土曜日版」は「週5放送」をきちんと"5分割"して放送している
今週の「土曜日版」の編集も良く出来ていた。まあ、本編が良かったから、どこを摘まんでも、それなりに仕上がるのは当然なのだが。例えば、今週の見所の一つが、千代(杉咲花)と山村千鳥(若村麻由美)とのやり取りだったのだが、きちんと、以下の千鳥の「役者になった理由」が編集で残されていた。
千鳥「私が役者になった理由は ただ一つ
全く別の自分に生まれ変わって
私を見下した世の中を見返してやるためよ」
千代と千鳥の関係は、2週に跨って描かれたが、実際に千鳥が千代に芝居の稽古をつけた場面はない。第5週ではパワハラ師匠のように、怒鳴って使い回すばかり。
しかし、今週は、毎日違っていた。月曜日は千代が『正チャンの冒険』の台詞を全て覚えていることに気付き、火曜日では自分が役者になった理由を述べて、千代が自分と千鳥を重ねる。
そう、実は「土曜日版」は、「週5放送」を意外ときちんと “5分割” して放送しているのだ。逆に言えば、本編が毎日ちゃんと違うことを描いていると言うわけだ。だから、上記の千鳥の台詞も、3分頃になるのだ。
今週で最高に盛り上がったの "水曜日分の編集" が秀逸!
そして、今週で最高に盛り上がったのが水曜日分。時計を見ると、ほら、ちゃんと6分になって、舞台上で声が出ない千代に猛特訓する千鳥の場面を置いて、本番当日のシーンになる。この辺の編集も上手い。短い時間の中で、本編にあったハラハラドキドキを盛り込んで、更に千代が口達者で機転が利くヒロインであることまで、しっかりと残した。
また、千代の活躍で舞台が大成功しただけでなく、大成功を見届けた千鳥が “何か” 大きな決心をした1カットも残された。このあたりの編集も巧みだと思う。
どんどん"大人の事情"が無くなると、益々良くなると思う…
で、木曜日分で、意外にも眺めに残ったのが、道頓堀の芝居茶屋「岡安」のシーン。本編の感想でも書いた通り、「演劇の世界に足を踏み入れた千代ちゃんの活躍」を描く1週間としては、全部削除でも問題ないし、無くても成立するシーンだ。
しかし、「土曜日版」でも残ると言うことは、まだまだ本作にも “大人の事情” があると言うことだ。こう言うのが、どんどん無くなると、益々良くなると思うのだが…
「岡安」直後、千代と千鳥の会話で盛り上げた編集も巧みだ
とは言え、全体の構成を、千代と千鳥のやり取りを中心に据えたのは良かった。特に、「岡安」直後の、千鳥の「あなたのせいよ」から始まった、千代と千鳥が、実は互いに影響し合っていたと言うくだりで、「土曜日版」を盛り上げた点だ。
そして、何となく第1週から通して描かれているような「見下す人間と見下される人間」と言う部分も盛り込まれた。この「土曜日版」を見ると、幼少期は苦悩ばかりだった千代が、「違う自分になる!」と決意して家を出たくだりと繋がって来たようにも見える。なかなか、考えられた編集だ。
あとがき
次週の予告編、一体何が起こるのでしょう? 千代の恋バナ? 父テルヲ(トータス松本)の他にも、一平(成田凌)、高城百合子(井川遥)、須賀廼家千之助(星田英利)もいたし。いずれにしても、物語は前進しそうですし、楽しく展開しそうなので期待します。ホント、月曜日が楽しみだ。
最後の「わたしの晴れ舞台」の写真は、東京都三鷹市のカップルの屋外披露宴のスナップ写真でした。新型コロナウイルス感染拡大の第三波がやって来て、更に緊急事態宣言が発令されたので、また結婚披露宴の仕事のキャンセルが始まりました。
昨年の1回目の緊急事態宣言時は、延期されるカップルが多かったですが、今回は延期したカップルがこの時期に多くいるので、延期ではなくキャンセルが多いのが特徴ですね。先行きが不安なので開催しないと言う選択肢だと思います。
医療従事者は当然のこと、飲食店や宿泊業もひっ迫しているとは思いますが、その他の、いや全ての業種がひっ迫していると思うので、もっと大きなセーフティーネットの対策をして欲しいです。
管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
【お願い】読者の皆さんも大変な状況とは思いますが、仕事激減の折、勝手なお願いで恐縮でございますが、楽天市場からお買い物する際は、当blogのリンク経由で買って下さると、皆さんのおかげで私にポイントが貯まる上に、何よりもブログを書き続けるモチベーションアップになりますので、引き続き、ご協力の程、よろしくお願いいたします(謝) ※暫く“テンプレ”です。
「楽天市場」からのおすすめ商品や企画
「Amazon」からの最新のお知らせ
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/15053/