連続テレビ小説「おちょやん」 (第29回・2021/1/14) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』(公式サイト)
第29回/第6週『楽しい冒険つづけよう!』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
『正チャンの冒険』の本番当日。劇場にはたくさんの客と子どもたちが足を運ぶ。その中には、別れた夫が引き取った息子と芝居を見る洋子(阿部純子)の姿もあった。千鳥(若村麻由美)の夜通しのなぎなた稽古のお陰もあり、何とか初舞台を成功させた千代(杉咲花)だった。カフェーの店長・宮本からは、舞台成功のお祝いに、あることを許される。一方、人気で延長公演となった千代と座員の姿を見て、険しい顔をする千鳥だった…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●作:八津弘幸 ●脚本協力:吉田真侑子 ●演出:盆子原 誠(敬称略)
弟ヨシヲの回想シーンが1カットだけインサートされた…
先週と今週の仕上がりが良いから、朝ドラ『おちょやん』は、先週の第5週を第1週だと思って、幼少期や道頓堀時代は忘れた方が、本作を楽しめる… と、ずっと書いて来た。
しかし、主題歌明けの、洋子(阿部純子)の息子・進太郎(又野暁仁)と千代(杉咲花)の別れのシーンに、千代の弟ヨシヲ(荒田陽向)の回想シーンが1カットだけインサートされた。やはり、作家は、何とか過去と繋げたいようだが、無理に繋げる必要はないと思う。
洋子の息子・進太郎を演じた又野暁仁くんについて一言…
因みに、一度も触れなかったし、最後の出演になるかも知れないから、洋子の息子・進太郎を演じた又野暁仁くんについて、少しだけ触れておく。本作でも中々いい雰囲気を醸し出してくれた彼だが、朝ドラ『スカーレット』にも出演しており、その際は、ヒロイン喜美子の息子・川原武志の幼少期役だった。
時々、おねしょをしたり、粘土細工をしたり、元気いっぱいの武志を演じた。そんな元気な幼少期の武志があったから、大人の武志の病気療養のくだりが輝いた… とも言えるのでないだろうか。
千代が「岡安」に嬉しさを伝える電話を掛けたのは悪くない
その後も、わざわざハナ(宮田圭子)を登場させて「わての 言いつけを守って 大したもんだすなぁ」と言わせる道頓堀時代の芝居茶屋「岡安」にシーンが、オールメンバー勢揃いで挿入された。
まあ、本来ならこんなシーンは必要ない。むしろ、千鳥一座の『正チャンの冒険』の舞台の様子を、アッと言う間に千秋楽にせず、新聞で評価されるほどの、「千代の演技の成長」を描いて欲しかった。
しかし、千代の喜びの気持ちを表現する一つの手法としては、「岡安」に電話を掛けると言うのは悪くない。でも、無理にハナまで繋げる必要は無いような気もするが。まあ、これも前述の弟ヨシヲと同様に、「朝ドラだから過去と繋がっている」と言うことにしておこうと思う…
千鳥が一座の解散を決めるくだりは、とても良かった!
そして、中盤の千鳥(若村麻由美)から千代に問い掛けた「どうして そんなに笑っていられるの」から始まった、千鳥の人生と、千代の人生を重ねたエピソードも良かった。千代のことが掲載されている新聞を読んで安堵するシズ(篠原涼子)のインサートカットも必然性があったし。
そして何より良かったのは、千鳥が自身の役者人生を千代の拙い芝居を見たことで、冷静に “独りよがり” と判断して、山村千鳥一座の解散を決めるくだり。
これまで描かれた千鳥の言動の、ほぼ全てを回収したし、スッパリと「解散」を決めるのも、千鳥らしさが溢れているし。僅かな期間の千代と千鳥の師弟関係だったが、きちんと “次” の「鶴亀撮影所」への橋渡しにもなっていた。かなり良く出来た “冒険” 繋がりの、清々しく、後味の良いエピソードだった。
中々撮影所の敷居を跨げない千代と守衛のやり取りにホッコリ…
ラストは、千鳥が導いてくれた「鶴亀撮影所」へ千代が向かうシーン。いつもは不愛想な守衛・守屋(渋谷天外)門を開けた。千代と守屋のちょっとしたやり取りも実に面白かった。
また因みに。守衛の守屋を演じたのは、現「松竹新喜劇」の代表を務める渋谷天外さん。これまた朝ドラ『スカーレット』では、丸熊陶業へ深野心仙(イッセー尾形)が来るまで、絵付係として「城崎組」を率いていた親方を演じていた。中々、撮影所の敷居を跨ぐ勇気が出ない千代とのやり取りは、朝ドラらしいホンワカしたシーンで、とても良かった。
あとがき
金曜日で山村千鳥一座の解散になるかと思いきや、予想よりも早くて、更にトントン拍子で話が進みますね。個人的には、千鳥の下で役者の勉強をしてから撮影所に行っても良かったかなと思います。と言うか、千鳥と千代の芝居の稽古を “もう少し見たかった” と言うのが本音です。
でも、“もう少し見たかった” と思わせる程、内容がしっかりとしていると言うことでもあるので、前回に続いて満足度は高いです。次回から、舞台を「舞台から撮影所」へ変えて、話が進みます。当時の撮影所の風景など、どのように描いてくれるのかも、たいへん興味深いです。
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【これまでの感想】
第1週『うちは、かわいそやない』
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第2週『道頓堀、ええとこや~』
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第3週『うちのやりたいことて、なんやろ』
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第4週『どこにも行きとうない』
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『おちょやん よいお年を!』
第5週『女優になります』
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第6週『楽しい冒険つづけよう!』
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