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連続テレビ小説「おちょやん」 (第26回・2021/1/11) 感想

連続テレビ小説「おちょやん」

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』公式サイト
第26回第6週『楽しい冒険つづけよう!』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


いつか芝居の稽古をしてもらえると信じ、座員にめっぽう厳しい千鳥(若村麻由美)の世話係をひたむきに続ける千代(杉咲花)。千鳥の課す不条理にも、次第に上手く立ち回れるようになっていく。その一方で、千鳥一座の客入りは日に日に減っていく。そんな折、千鳥は三楽劇場の劇場主から、このまま客の不入りが続くのであれば、半月後には出て行って欲しいと言われてしまうのだった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

●作:八津弘幸 ●脚本協力:吉田真侑子 ●演出:盆子原 誠(敬称略)

先週と今週で、脚本と演出が"大きく軌道修正"したのでは?

演出が、第4週を担当した盆子原 誠氏に戻った。第1,2,3,5週が梛川善郎氏だったから、第5週でメインの演出家に戻したのは、意図的にドラマとしての方向性を変えると言う舵取りをしたように思う。

なぜなら、先週は殆ど第4週までのエピソードに触れずに、ほぼ「山村千鳥一座」だけで話を紡いでいたから、話数削減と合わせて、脚本と演出が大きく軌道修正したのではないだろうか。

主題歌明けから、先週の千代の描写とは明らかに変わった!

と言うわけで、主題歌明けから千代(杉咲花)の描写が先週以上に変わった。決して違和感を覚えると言うマイナス面ではなくて、プラス方向のいい感じになった。

例えば、稽古で反省会をしているシーンで何度も山村千鳥(若村麻由美)が台本を舞台に投げつけるのを千代が取りに行っては、また投げるくだり。さらっと先週で期待をしていた「また投げんの!?」と言う千代のモノローグが入った。

また、千代が二度目に取りに行った時は、台本が舞台の奥の方に飛んでしまったから、身体をピ~ンと伸ばして、可愛らしい感じで台本を取った。その次の廊下を拭き掃除しながら台詞を喋るシーンの千代もこれまでの千代とは明らかに違う、ちょっと可愛らしくて、コミカルな印象。また、調子に乗った千代を叱る千鳥の場面では “ドラ” の効果音が入った。

主人公も作風も普段の,定番の"朝ドラらしさ"を取り戻した!

その後も、一つひとつ例を挙げるのは止めておくが、明らかに全体が、軽妙で、明るくて、コミカルな雰囲気に仕上がっていた。まあ、普段の、定番の “朝ドラらしさ” を取り戻したと言う表現がピッタリかも知れない。

『ごちそうさん』の主人公・め以子と千代が重なって見えた

因みに、演出の盆子原 誠氏は、古くは『カーネーション』の演出、近いところでは『ごちそうさん』の演出、『とと姉ちゃん』のプロデューサーを務めた人。従って、『ごちそうさん』の主人公・め以子(杏)が持っていた、威勢の良さや、素直な部分や、お茶目でコミカルなところが、今回の千代に重なって見えた。

もちろん、杉咲花さんならではの可愛らしさや元気さや茶目っ気も、しっかりと盛り込まれ、千代の新たな個性も加わった。と言うことは、これまでの千代よりも、明らかに “魅力的なヒロイン” になったと言うことだ。まさか、第6週の月曜日でこのように千代が変化するとは思わなかったから、大きな朗報だ。

「新キャラ紹介」が無くなり、物語が前進したのも良かった

また、先週までは「新キャラ紹介」のようなエピソードばかりで、少々うんざり気味だったが、今回では三楽劇場の座本(多賀勝一)が登場しただけで、基本的な登場人物は先週から同じな上に、世間では大人気で、宝塚歌劇団でも上演された漫画『正チャンの冒険』を山村千鳥一座でも上演することになると言う “物語の前進” が見られたのも良かった。

"ヒロインの活躍ありき"の"朝ドラの王道路線"に近づいた!!

また、褒められる時に褒めておいた方が良いから書いておくが。基本的に今回の15分間は “ほぼ全編に千代が出ずっぱり” だったにも関わらず、決して、“ヒロイン アゲ” のような “あざとさ” は感じなかった。

それに、あくまでも15分間の主軸が「一座の運命」と言う部分が、しっかりと描かれている上で、千代が「一座の運命」を変える、左右する重要人物の匂いもさり気なく漂わせたのは、ヒロインの活躍ありきの “朝ドラの王道路線” に近づいたと言っても過言ではないと思う。

あとがき

今回を見ただけで、今後の『おちょやん』の仕上がりが右上がりになって行くのかはわかりません。ただ、少なくとも “私にとって” は、「千代が魅力的な朝ドラのヒロイン」になったし、「先の展開が見たくなる朝ドラ」になったのは確かです。これまで5週間も見て来て、このような印象を抱いたのは初めてです。だから、素直に嬉しいです。

やはり、千代が寝床で「今は まだ やめとくわ」と言ったように、暫くは、幼少期や道頓堀時代は振り返らずに、先週が第1週の気持ちで見た方が楽しめると思います。


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【これまでの感想】

第1週『うちは、かわいそやない』
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第3週『うちのやりたいことて、なんやろ』
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第4週『どこにも行きとうない』
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『おちょやん よいお年を!』
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第6週『楽しい冒険つづけよう!』

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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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