スペシャルドラマ 二夜連続「教場II」 (後編・2021/1/4) 感想

フジテレビ系・スペシャルドラマ 二夜連続『教場II』(公式)
後編『珠玉の警察学校ミステリー実写化第二弾!過酷な訓練を乗り越えて生き残れるのは誰?必死のサバイバルがついに決着!』の感想。
なお、なお、原作の小説、長岡弘樹『教場』シリーズ(小学館)は、既読。
ここで生き残った者だけが、警察官になれる。 警察学校という密室…そこで、何が起きたのか。必死のサバイバルが始まる- “教場"と呼ばれる警察学校の教室。冷徹無比な教官・風間公親(かざま・きみちか/木村拓哉)が務める初任科第200期短期課程の教場では、生徒たちが日々、早朝6時起床から激しいトレーニングにさらされている。何より厳しいのがルール厳守。その行動は、常に監視体制に置かれ、誰かのミスは連帯で責任を負う。携帯電話も没収され、外出するためには許可が必要。そんな辛苦ともいえる究極の試練が待ち受ける警察学校には、さまざまな背景を持つ生徒たちがさまざまな動機で集まってきている。また、警察学校という閉塞(へいそく)した極限状態で生徒たちが抱える葛藤もさまざま。「警察学校とは適性のない人間をふるい落とす場である」と考える教官・風間は、生徒がトラブルを抱えた途端、退校届を突きつける非情な男だ。 また、いつも生徒たちに突然理解しがたい指令だけを告げ、その場を立ち去ってしまう。次々とふるいにかけられる“教場"という名のサバイバルゲームを生き抜くため、生徒たちの秘密と思惑が渦巻き、いろいろな事件が巻き起こっていく…。果たして、最後までふるい落とされずに生き残り、何人の生徒が卒業証書を手にすることができるのか!?
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:長岡弘樹『教場』シリーズ(小学館)
脚本:君塚良一(過去作/教場I、ナニワ金融道シリーズ、踊る大捜査線シリーズ、課長島耕作シリーズ)
演出:中江功(過去作/教場I、ギフト、プライド、Dr.コトー診療所シリーズ、貴族探偵)
音楽:佐藤直紀(過去作/教場I、海猿、コード・ブルーシリーズ、救命病棟24時[5]))
警察監修:古谷謙一(過去作/教場I、HERO2、、BG~身辺警護人、モンテ・クリスト伯、七人の秘書)制作協力:SWITCH(過去作/アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋)
まえがき
2020年1月に放送された前作が面白かったので、原作の『教場』と『教場2』は既読。ですが、基本的に “原作のネタバレ” はしないことと、私自身が “「俳優・木村拓哉」の応援団の一人” であることは、以前から書いて来たから、感想に対して普段よりも贔屓目はあることは、最初に断っておきます。
また、基本的に、原作と実写ドラマ版は比較しない立場であることも、付け加えておきます。
見応えがあり過ぎて、どこから感想を書こうかと悩み続けても、時間が経過するばかり…
期待をしていた「風間公親の最後の授業」や、「風間の義眼の秘密」など、どこから感想を書こうかと悩み続けても、時間が経過するばかりだ。その位に、見応えのある後編だった。
警察官になる(なりたい)人の心の中にあるものとは…
と言うわけで、感想の書き出しは、敢えて劇中の終盤で冷徹無比な教官・風間公親(木村拓哉)が、初任科第200期短期課程 風間教場の生徒・石上史穂(上白石萌歌)と、神奈川県警察学校副教官見習い・田澤愛子(松本まりか)に言った台詞を、前後編に亘って描かれた印象的な台詞として引用してみた。
風間「ここを卒業したら 君は 市民の命を背負うことになる。
分かってるな」」
風間「過ちを犯した者に 一番ふさわしい仕事は何だと思う?
君がしている仕事だ。警察官だよ」
本作を見るまでは、警察官になる(なりたい)人の心の中には、法と秩序を守る正義感や国家への忠誠心があり、それを基に市民の命と財産を守る仕事に就いていると思っていた。
風間の"厳しくも愛ある指導"の根っこにある"救い"の心…
しかし、この度の『教場II』を通して分かったのは、警察学校で生き残り警察官になると言うことは、自分が犯した過ちを認め、改めることが出来る人間である上に、自分や自分の家族と同等、いや同等以上に市民の命を背負う覚悟が出来る人を選別する作業だと言うことだ。
犯罪紛いのことを企んだり、時間やルールを守れない人間をふるいに掛けてふり落とすのではなく、警察官に相応しい人間を網の目から救う。それが、風間教官の生徒や部下たちへの “厳しくも愛ある指導” なのだ、きっと。
きっと、今日から、町で警察官を見掛けたら、見る目が変わると思う。いや、警察官だけでなく、自衛官や医療従事者などの、エッセンシャルワーカーの人たちへの、私の思いが明らかに変わったのは、間違いない。みんな、市民の命や生活を背負ってくれているのだと…
「教場」に溶け込んだ重岡さんの感動の演技は予想以上!
さて。ドラマとしては、やはり期待通りに、撮影中に私生活で交通事故を起こして降板となった某俳優の代役を急きょ務めた重岡大毅(ジャニーズWEST)さんの圧倒的な存在感と演技力だ。「出馬求久(いずま もとひさ)」と言う、優等生でありながら屈折した過去を引き摺った男を見事に演じてくれた。
放送前から重岡さんに注目していた私は、“悲熊” が “蜂” で? と言うところがツボにハマったが(失礼…)。とにかく、急きょ「教場の世界観」に溶け込んだ重岡さんの感動の演技は予想以上のものだった。
"衝撃のラスト"は、本当に見るのが怖かった!
そして、長いエンドクレジットのあとに描かれた風間が義眼になった理由と、犯人の顔を鳥羽暢照(濱田岳)が見ていたことが判明したまま終了と言う “衝撃のラスト” は本当に見るのが怖かった。
『教場』ならではの緊張感や娯楽性は今後も続けて欲しい!
原作既読者としては、原作のエピソードは相当使ってしまっているのは知っているが、是非とも「続編」に期待をしたい。「学校以外のエピソード」など新規に創ることは可能だろう。だって、脚本担当が、『踊る大捜査線』シリーズで、あれだけのエピソードを書いた君塚良一氏だから。
とにかく、『教場』シリーズならではの、緊張感やエンターテインメント性は、今後も続けて欲しい。
あとがき
前後編で合計約5時間の長尺のドラマですが、単純にドラマとして、エンターテインメント作品としての完成度が高いと思います。
そうなるのも、やはり、木村拓哉さん演じる「風間公親」の中には、あの “キムタク” が微塵も感じられない、圧倒的な個性的なルックス、演技力、存在感があるからなのは間違いありません。
また、木村拓哉さんを中心に、特に若手俳優さんたちの演技にも魅了されました。正月の風物詩として定着して欲しいです。
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