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連続テレビ小説「おちょやん」 (第19回・2020/12/24) 感想

連続テレビ小説「おちょやん」

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』公式サイト
第19回第4週『どこにも行きとうない』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


テルヲ(トータス松本)の借金の取り立て屋からの岡安への嫌がらせはエスカレート。ひいきの客の足も遠のいていく。風呂の帰りに取り立て屋とテルヲに待ち伏せされた千代は、怖がる玉と里子を気遣い、岡安を出てテルヲの意に従うことを決意する。女将のシズ(篠原涼子)は、千代の意思を受け入れ、天海一座の千秋楽までの7日間、仕事を勤め上げるよう伝える。ところが天海一座の客の入りは悪く、突如中日で打ち切られることに…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

●作:八津弘幸 ●脚本協力:吉田真侑子 ●演出:盆子原誠(敬称略)

久し振りに脚本の構成を褒めたい「千代の突然の初舞台」

12/22(火)の感想に、「管理人の妄想は当たるから読みたくない」言う人は、次の2つの段落は読まない方が良いです。」との前置きをしておいて書いたのが下記のこと。

この流れで千代が身売りされるはずはありません。また、金曜日まで残り3回しかありませんから、金曜日には何とか年明けから「千代が女優を目指す物語」が始まる雰囲気は醸し出すはずです。

だとすると、千代が何らかの事情で舞台に立つか、演技を披露する必要がありますね。だって、それがないと「千代には演技の才能がある」と、なりませんから。その “何らかの事情” が、不自然でないと良いなと思います。仕切り直しのための大切なエピソードなので、自然な流れになることを期待します!

そして、何と、私の期待を良い方に裏切ってくれて、木曜日の今日、千代(杉咲花)が “何らかの事情” で舞台に立った。

まず、単純に、実質的に金曜日で年内の放送が最後だから(12/28は、1か月分の総集編と年明け放送の「京都編」の紹介的な内容とのこと)、千代が木曜日に舞台に上がり、初舞台を経験すれば、金曜日で先への展開を見せて、年明けに繋げることが出来るから、ここは久し振りに脚本の構成を褒めたいところだ。

唐突だが、「突然の代役での初舞台」は良かったと思う

また、前述の “何らかの事情” についても、「公演直前に女形がぎっくり腰で動けず、急遽、千代が代役として舞台に上がる」と言う、ベタではあるが不自然ではない事情であったし、天海一座の千秋楽当日、千之助(星田英利)が突然失踪して、一平(成田凌)も主役の代役となり、千代が一平のピンチを救うと言うのも唐突ではあるが…

とにかく、「千代が女優を目指す物語」であることを強調する意味でも、それが始まりつつあることを示す意味でも、今回の「代役で初舞台」は良かった。

松竹新喜劇らしい作風を再現しようとしているのは伝わった

さて、今回で私の評価が分からなくなってしまったのが、中盤から描かれた舞台『別れ道』の劇中舞台のシーンだ。

まず、個人的に好きだし、良いと思うのは、舞台上で台詞を忘れて、つい自分の本音を言ってしまった場面。その直前では、湯呑みを倒してしまって観客から笑いを取って、そして台詞が飛んで本音を掃いちゃったって感じ。

大袈裟に褒めるならば、ドタバタ中心でストーリーよりキャラクター性を重視する吉本新喜劇と比べて、藤山寛美さんを代表とする笑いと人情が詰まった松竹新喜劇らしい作風を再現しようとしている、つくり手の意図は見えたのが良かった。ん? ちょっと褒め過ぎか?

劇中劇のモノローグが効果的なのは"今回が初めて"だから!

逆に気になったのが、舞台のシーンでの二人の “モノローグ” だ。確かに 、モノローグを遣わないと、事前に千代が覚えるべき台詞の説明が無かったから、モノローグがないと何故に千代と一平がアタフタしているのか理由が見えない。だから、モノローグで聞かせたのは間違っていないし、映像的な表現として適切だし、ベタではあるが面白味もあった。

但し、こう思えたのは “今回が初めて” だからだ。今後の舞台のシーンでも “モノローグ” で役者の本音を語ることを繰り返すと、登場人物の心情は見えたり聞えたりして来ても。舞台の内容そのものが分かり難くなる可能性があるからだ。

要は、例えば、今回で言うなら、千代の心の声が強調されてしまうと、千代が演じているお茶子の心情が薄まってしまうってこと。これが何度も続けば、舞台のシーンの必要性が無くなる可能性がある。と言うか、舞台に上がっている時の主人公と、舞台を降りた巣の主人公の描き分けが、更に困難になるってこと。

今後も劇中劇でモノローグを使い続けるのか見守りたい…

劇中劇と言うのは本当に難しいのだ。今期の連ドラにテレ東系『共演NG』が、連ドラの中に「劇中連ドラ」を巧みに描いて成功したが、ああ言うのを本作でもやらないと、舞台女優の成長を描く過程が、とても難しくなると思う。まあ、今後もモノローグを使うのかについても、見守っていきたい…

あとがき

まだ金曜日が残っていますが、やや「箇条書き」になっていますね。やはり、「週5放送」で時間が無いので、端折るのは止むを得ませんが、そこを上手く繋げて欲しいです。


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【これまでの感想】

第1週『うちは、かわいそやない』
1 2 3 4 5 
第2週『道頓堀、ええとこや~』
6 7 8 9 10 
第3週『うちのやりたいことて、なんやろ』
11 12 13 14 15 
第4週『どこにも行きとうない』
17 18 19

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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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