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連続テレビ小説「おちょやん」 (第14回・2020/12/17) 感想

連続テレビ小説「おちょやん」

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』公式サイト
第14回第3週『うちのやりたいことて、なんやろ』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


早川延四郎(片岡松十郎)と話した千代(杉咲花)は延四郎の人柄とシズ(篠原涼子)への深い思いに触れ託された手紙を受け取ってしまう。一方その手紙を決して開こうとはしない、かたくななシズが抱く延四郎への秘められた思いにも気付く千代は二人がこのまま会えず終(じま)いで良いのか思い悩む。そんな中シズをはじめお茶子たちは、延四郎の千秋楽翌日に執り行われる大口の芝居客を総出で接待する「組見」の準備で大忙しだった
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

●作:八津弘幸 ●脚本協力:吉田真侑子 ●演出:梛川善郎(敬称略)

まえがき

さて、昨日の千葉県の朝7時の気温は、マイナス1度で。そんな中、朝から定期検診目的で病院を3つ回ったために、感想が午後2時過ぎになってしまいました(謝)。と言うわけで、今朝はきちんとリアルタイム視聴で感想を… と思いましたが、一度目の視聴では感想がまとまらず、数回見てから書きました。

千代が年季明けを動機に将来や人生を考えると思ったのに…

まず、今週で18歳になった千代(杉咲花)に、最初に訪れた試練は、主題歌明けにシズ(篠原涼子)が千代に言っていた「わてのことより あんた 年季が明けたあとのこと」のはず。

しかし、本作は、子役の千代時代を含めて、千代が道頓堀の芝居茶屋・岡安へ奉公に来てからの8年間で、お茶子として一人前に仕事をしながらも、時間さえあれば芝居に夢中、大女優・高城百合子(井川遥)への憧れを、雑に描いた。

でも、私は好意的に解釈をしていたから、千代は年季明けには、芝居の道に進むことを決心するための過程や経過が今週いっぱいを使って描くと期待していた。

百合子の失踪劇とシズの恋バナは、千代の"人生"と重ねてる?

だが、実際に描かれたのは、まず、百合子の失踪劇。続いては、シズと早川延四郎(片岡松十郎)の恋バナ。まあ、繰り返しになるが、好意的に解釈すれば、2つのエピソード、特にシズの話は “女の人生” と言う部分で、重ねていると思う。

福助の「芝居茶屋は もう のうなるで」の橋の上の場面って…

芝居茶屋「岡安」の一人娘・岡田みつえ(東野絢香)と、老舗芝居茶屋「福富」の一人息子・富川福助(井上拓哉)の、橋の上でのやり取りは何だったのか?

勉強不足で史実なのか知らないが、トランペットの練習を街中の橋の上でするのも、偶然にそこへ居合わせるのも、トランペットを川に捨てるのも、通りすがりの紳士がステッキを福助に渡して拾え… とする、一連の描写。あれ、関西の人は「面白い!」と思うのだろうか。

まあ、福助に「芝居茶屋は もう のうなるで」を言わせて、みつえと千代の心情に変化が起こる “きっかけ” づくりのためのシーンであるのだが、あのような妙な印象を付けるようなシーンにせずに、もちろん “笑い” に要素は入れても構わないが、もう少し千代を目立つように描けないものかと思ってしまった。

『うちのやりたいことて、なんやろ』の答えが"恩返し"なの?

そして、いろいろあって、恐らく杉咲花さんが千代 役になって、最初の見せ場がやって来た。

千代「うちは ご寮人さんに恩返しがしたい」

杉咲花さんの演技が凄いのは大いに認めるし、それを見たいのが本作を見る価値の一つであることも間違いない。しかし、この凄い演技に惑わされてはいけない。『うちのやりたいことて、なんやろ』と言うサブタイトルの第3週で描くべきは、「8年間のシズへの恩返し」なの?

だって、千代は “奉公人” で、シズやみつえは “家業の後継ぎ” で、全く立場が違う。確かに、テレビ的には、つい数日前まで、貧困な生活をしていた千代だが、今は貧しくも不幸でもなく、周囲の人たちと上手く楽しくやっているわけで。

年季明けと恩返しの順序が逆だから、重なって見えないのか?

なんか、話が重なっているようで、重なって見えて来ない。これ、シズが「年季明けに、自分が何をしたいか考えろ」的なことの問いが、「ご寮人さんに恩返しがしたい」は、やはり釣り合っていないと思う。

もしも、千代が “恩返し” をしたいのならば、きちんと「自分は、○○がしたい!」と言う答えを出した上で、辞める直前に自分から「何か、ご寮人さんに恩返しがしたい」と言う展開、時間軸にしないと、おかしいと思う。脇役の恋バナを優先してしまったから、順序が逆になり、まるでスピンオフのような話になってしまったのではないだろうか。

あとがき

この流れでは、金曜日はシズと延四郎(片岡松十郎)の恋バナで終了。更に、千代は恩返しをするから、当然「岡安」を辞めずに、次週は一平(成田凌)が登場するのは番宣通りのはず。となると、もしかして、「千代の物語」、「千代が女優を目指すエピソード」は年明けってことかも? 早く「千代の物語」を見たいです。

おっと、一つ書き忘れました。千代がシズに啖呵を切る時の、ピアノのソロ曲の劇伴が美しかったです。まだ、本作のサントラ盤が発売前なので全曲聴いてはいませんが、意外と幅広いジャンルの楽曲があって、今のところ、サキタハヂメさんの劇伴は好きです。そう言えば、ドラマ「フランケンシュタインの恋」オリジナル・サウンドトラックも素敵でした。


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【これまでの感想】

第1週『うちは、かわいそやない』
1 2 3 4 5 
第2週『道頓堀、ええとこや~』
6 7 8 9 10 
第3週『うちのやりたいことて、なんやろ』
11 12 13

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★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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