連続テレビ小説「おちょやん」 (第8回・2020/12/9) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』(公式サイト)
第8回/第2週『道頓堀、ええとこや~』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
芝居の街・道頓堀で、一、二の人気を誇る喜劇の天海一座が岡安にやってきた。その一座の子役・天海一平(中須翔真)と出会う千代(毎田暖乃)。一平は、酒飲みで女癖が悪い自分の父・天海の事が大嫌いだと話す。その言葉に親近感を覚える千代。そんなある日、客の弁当を届けに来た千代は、初めて芝居というものを目にする。舞台の上で演じていたのは、高城百合子(井川遙)という女優だった。その姿に、千代の目は釘付けになる…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●作:八津弘幸 ●脚本協力:吉田真侑子 ●演出:梛川善郎(敬称略)
唐突だが、千代の夢や目標らしきものを描き始めた!
脚本家も演出家も交代していないのに、第1週を含めて前回までと、明らかに違った第8回。
かなり唐突ではあるが、ヒロインの千代(毎田暖乃)が女中奉公の仕事をしながら、客の弁当を届けに来て、初めて見た芝居と、舞台上で演じる女優・高城百合子(井川遙)に釘付けになると言う、ヒロインの夢や希望や目標らしきものを描き始めた。
繰り返しになるが、前回までと比較すると、かなり唐突ではあるが、今回で評価したいのは、ヒロインが “仕事をしながら” 夢や目標を見出したように描いたことだ。
千代が"仕事をしながら"、女優へ興味関心を抱いたのが重要
なぜ、この “仕事をしながら” が重要かと言うと。最近の朝ドラ(に、限らず、多くのドラマ)は、いきなり「○○が好き」とか「○○になりたい」と、物語が進んでしまう。まあ、その方が展開が速いし、多くのドラマが番宣等で先にネタバレさせているから、主人公が主題に興味を持つ家庭に時間を割かない傾向にある。
しかし、本来は、いや現実は、「何かをしながら人生の目標や目的が見えて来る」のであって、そこはフィクションであっても手抜きはせずに描いて欲しいと思っている。その意味で、本作は私にとっては、ドラマとして “普通のこと” をやっているが、それが出来ていないドラマが多いから、敢えて褒めておきたいのだ。
例えば、『なつぞら』でヒロインがアニメに興味を抱いた経過、『スカーレット』でヒロインが信楽焼に轢かれた経緯、『エール』で主人公が作曲の才能を見出させた瞬間など、やはり「何かをしながら」ではなく、「突然」に近かったのだ。だから、評価して良いと思う。
物語の流れも、台詞回しも、千代の言葉も"普通"で良いのだ
さて、15分間の全体の流れだが、これまで以上にあれこれ盛り込んではいるが、まずエピソードの順序の違和感がない。自然な流れで千代が芝居や女優に惹かれていく過程が描かれた。特に、子役・天海一平(中須翔真)と千代のやり取りでは、“機転が利く” と言うのを匂わせた。
前回と比べれば唐突だが、今回だけを見れば、本当にあれもこれも “普通” に描かれた。あざとい台詞も殆ど無いし、突飛な展開もないし、千代の言葉も “汚い言葉” ではなく “方言” となり、普通に聴きやすくなった。
あとがき
前回までは不安混じりで見ていましたが、今回を見て、かなりホッとしました。やはり、無理矢理に「笑い」を入れずに、「普通」に描いた方が、梛川善郎氏の演出も、八津弘幸氏の脚本も良いと思います。やはり、奇をてらわず地道に普通の朝ドラに描いた方が良いです。今回で、少し安心しました。
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