連続テレビ小説「おちょやん」 (第1週/土曜日版・2020/12/5) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』(公式サイト)
第1週『うちは、かわいそやない』の
『土曜日版』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
大正5年。竹井千代(毎田暖乃)は大阪の南河内で、飲んだくれの父テルヲ(トータス松本)と弟ヨシヲと暮らしていた。千代は口が達者な元気な女の子だったが、弟や鶏の世話などで忙しく、小学校にも通えずにいた。そんなとき、テルヲが新しい母親、栗子(宮澤エマ)を連れて帰る。これで小学校に通えると喜ぶ千代だったが、栗子は家事を何もしない。千代が栗子に次第に反発していく中で、ヨシヲが突然家からいなくなってしまう。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
朝ドラが前作から「週5回放送」になったのはコロナは無関係
『おちょやん』の初の「土曜日版」の感想の前に、自分自身のためにおさらいをしておこうと思う。
そもそも、朝ドラが前作『エール』から「週5回放送」になったのは、ここにも書いてあるように、「4K撮影」による手間暇の増大と、NHKの働き方改革などを理由に、要は制作現場の負担軽減を図る狙いによるものだ。従って、新型コロナウイルス感染拡大は全く関係が無い。
NHK働き方改革 朝ドラ放送枠を週5日に短縮へ 来春「エール」から土曜放送なし検討― スポニチ Sponichi Annex 芸能
「土曜日版」に "決まった形式" は無い"
そして、通称「土曜日版」については、『エール』の公式サイトの『お知らせ 土曜日の、新しい朝ドラの楽しみ方が始まります』に、制作統括・土屋勝裕氏の言葉として、次のように書いてある。その他に、NHKが「土曜日版」を放送することになった理由は見当たらなかった。
土曜日に、日村さんのナビゲートで一週間のドラマを「おさらい」して、日村さんと一緒にドラマを楽しんで頂きたいと思います。
従って、「土曜日版」に “決まった形式” は無いと言うことになる。但し、「土曜日版」とは別に、以前から朝ドラの一週間分を視聴者におさらいして貰うための、NHKアナウンサーがナレーションを務める番組『(作品名)1週間』や『5分で(作品名)』が週末に放送されているから、それとの差別化はして欲しいとは思う。
そして、前作『エール』では、終盤で本編に1度だけ登場したが、基本的に本編に関わらない、朝ドラが大好きと言う、自称「朝ドラおじさん」のバナナマン日村勇紀さんが、一週間を振り返って解説していた。これは、確かに新鮮だった。日村さんへの好みは別にして、殆どの放送回で “本編の補強や補足” をナビゲーションと言うスタイルで解説していたから。
本作の「土曜日版」は「黒衣の案内でハイライトをイッキ見」するだけ!?
まあ、そんなことを踏まえながら見た『おちょやん』の初の「土曜日版」だが。確かに、無駄な部分をそれなりに削除して分かり易く “編集” しているのは認める。
しかし、折角、本編に「語り」「黒子」として登場している桂吉弥さんが喋っているのに、私には「普通の解説」程度にしか聞こえなかった。もちろん、「ナビゲーション」には全く及んでいない。いや、むしろ、本編の雑さを強調してしまった(この件については後述する)。そこで、NHKの番組表を見たら、こんなことが書いてあった。
ドラマにも登場する黒衣(桂吉弥)の案内で、第1週目の泣き笑いハイライトをイッキ見する。
そう。『エール』の「土曜日版」は、「日村さんのナビゲートで、一週間のドラマをおさらい」すると言う企画意図があったのだが、『おちょやん』の「土曜日版」は、「黒衣の案内で、ハイライトをイッキ見」するだけなのだ。
従って、補強や補足は期待しても無駄のようだ。また、まだイッキ見して楽しいほどの内容ではないから、暫く感想はお休みしても良い位だ。
千代が「生まれ持っての口達者」には見えなかったのが残念
で、話を少し前に戻そう。黒衣の解説が、むしろ本編の雑さを強調したことについてだ。このことについては、私自身の感想で先日書いたことと重複するが、「土曜日版」であえて強調して来たから、また触れることにする。それは7分頃のこの解説だ。
黒衣「さすが 生まれ持っての口達者」
これは、公式サイトの「登場人物」欄の “竹井千代” の説明の所に書いてある、次の文言がもとになっていると思われる。
小学校にも満足に通えなかったが、口が達者で機転がきく少女だった。
本編の感想でも書いた通り、本作の第1週で描くべき、ヒロインの特性として最も丁寧に分かり易く描写、強調すべきは「口が達者で機転がきく少女」だったと思う。正直、本編と土曜日版を見ても、千代と言うヒロインが「口が達者」には見えなかった。
私の狭い価値観では「口数が多い」とか「文句や愚痴が多い」や「思ったことをズバズバと言う」のと、「口が達者」なのは私は違うと思っている。やはり、「口が達者な子ども」は、「言葉の発達が早く、理解力もあるおしゃべり大好きな子ども」で「生意気な口調に悪気はない」と言うイメージ。
だから、ちょっと私には千代が「生まれ持っての口達者」には見えなかったのが残念でならない。
あとがき
11分後の、「そやけど ほんまのお母ちゃんのことを覚えてへんヨシヲは 栗子のことを慕うてたんやね」は、明らかに捕捉になっていましたが、それ以外は “ほぼ相槌” か “ツッコミ” で終わってしまいました。
まだ、第1週が終わっただけですから、先は分かりませんが、視聴者サービスとして、もっと「土曜日版」を活用した方が良いと思います。
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【これまでの感想】
第1週『うちは、かわいそやない』
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