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連続テレビ小説「おちょやん」 (第3回・2020/12/2) 感想

連続テレビ小説「おちょやん」

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』公式サイト
第3回第1週『うちは、かわいそやない』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


栗子(宮澤エマ)を引き留めるため、一獲千金を狙い、飼っていた鶏・流星丸を売る決断をするテルヲ(トータス松本)。そこで、千代(毎田暖乃)を連れ、観賞用の鶏の品評会が開かれるガラス工場の社長の屋敷を訪れる。周りの他の売り手たちが、千代が見たこともない立派な鶏を次々と差し出すものの、鋭い眼光の峰岸社長(佐川満男)は、いっこうに首を縦に振らない。緊張が張り詰める中、ついに千代たちの流星丸の番が巡ってくる…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

●作:八津弘幸 ●脚本協力:吉田真侑子 ●演出:梛川善郎(敬称略)

第1回から、この位に"抑え気味"で始まっていたら…

なんだろ? 第1回、第2回と脚本家と演出家が交代したわけでは無いはずなのに、アバンタイトルの冒頭から静かな印象。

前回の感想で、主人公の周囲は “主人公にとって敵” ばかりだから、せめて、 「あのご近所さん一家」だけでも “主人公の味方” にすれば、自然と主人公の台詞も柔らかくなるだろうし、甲高い声も抑えられると期待していたら、なぜか第3回で冒頭からそうなった。

その上、何となく “汚い言葉” に聞こえていた “河内弁” も、やり取りから “ガサツさ” が取れたせいもあってか、「言葉」ではなく「会話」に聞こえた。第1回から、この位の抑え気味で始まっていたら、だいぶ印象が違ったと思う。まっ、所謂「ツカミが失敗した」と言うことになろう(初回の視聴率も低かったそうだし)。

本作は出だしの「ツカミに失敗した」と思う…

第1回の感想でも書いたが、第1回の内容の印象がその後に与える影響は、計り知れないものがある。

前作の『エール』だって、斬新な第1回は多くの視聴者が賛否に分かれたが、第1回での東京オリンピックの開会式での夫婦の佇まいと、恩師への墓参りの意味を知りたいから、中盤ではかなりグダグダな展開であっても、最終回(実質的と本当の2回があった)で回収されてことで、かなり評価が高まった… と私は思っている。

そう考えると、今作の第1回のみならず、第2回でも描かれた、小さな子どもたちが大人たちに邪険にされ、それに反発する気丈な主人公だけがやたらと強調された2回分は、繰り返しになるが「ツカミが失敗した」と言わざるを得ない。

まあ、毎回のアバンタイトルに私が拘るのも、アバンが、その回の “大切なツカミ” であるからだ。その意味で、今回のアバンはツカミとして悪くなかった。

主人公に"味方"が現れ、"普通の会話"で物語が動き出した!

そして、今回の中盤で物語の歯車が大きく回った。母がくれたビー玉の “ご縁” で、千代(毎田暖乃)に峰岸社長と言う “味方” が登場した。やはり、このような主人公の進む道に影響を与えるような “味方” が現れると、きちんと物語が動き出す。

これまでの2回は、ただの日常描写だったが、第3回は明らかなドラマの分岐点になった。また、次の千代の台詞も、どこか「第1回と第2回で離れた人、戻って来て…」と言う願いが込められているようにも感じられた。

千代「うっとこ 貧乏やさけ まともに餌やられやぃんねん。
   せやさけ この子は いつも おなかが減って
   大声で鳴いとんねん。
   この子の鳴き声は 生きるための鳴き声さけ。
   せやのにな 見た目だけで判断するやて」

まだまだ、主人公に共感したり、応援したくなったりする気持ちは湧いてこないが、それでも、今回は「普通の会話」が、たくさん盛り込まれたお陰で、「河内弁」による地域性も伝わったし、「河内弁」がメリハリになって、15分間を短く感じることが出来た。やはり、「普通の会話劇」をもっと盛り込んで、物語を動かした方が良いと思う。

あとがき

第1回と第2回で離れた視聴者を呼び戻すのは大変でしょうね。とにかく『あさイチ』で番宣するしかなさそうです。あとは、現状で「様子見」の人を、子役時代の2週間を惹き付けておけるか? それは、今回のような「普通の会話」を盛り込んで、河内弁でメリハリを作る… のが一番だと思います。


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第1週『うちは、かわいそやない』
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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