連続テレビ小説「おちょやん」 (第2回・2020/12/1) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』(公式サイト)
第2回/第1週『うちは、かわいそやない』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
父テルヲ(トータス松本)が新しい母親、栗子(宮澤エマ)を連れて帰ったことで、これからは小学校に通えると喜ぶ千代(毎田暖乃)だった。ところが栗子は、テルヲ以上に朝寝坊で、ゴロゴロと寝ているばかり。家事は何もしなかった。挙句に、千代が弟ヨシヲのために学校から持ち帰った大切なおはぎを栗子が横取りする始末。これをきっかけに二人は対立を深めていく。その夜、血相を変え、家を飛び出すテルヲの姿が。栗子は何処に…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●作:八津弘幸 ●脚本協力:吉田真侑子 ●演出:梛川善郎(敬称略)
朝ドラには、AKとBK制作の2種類があって…
連続テレビ小説(朝ドラ)には、AK(NHK東京局制作)と BK(NHK大阪局制作)の作品があり、それぞれ4~9月期と10~3月期の期間で交互に制作されているのは、ご存知の方も多いと思う。
最近の話題作だと、AK制作が『ゲゲゲの女房』、『あまちゃん』、『花子とアン』、『ひよっこ』、『エール』で、BK制作が『カーネーション』、『ごちそうさん』、『マッサン』、『あさが来た』だ。
まあ、実際には制作スタッフ次第で、AKらしさとBKらしさは決まるのだが、ざっくり言うと、AK制作の方が明るくて時流に合わせた意欲作が多く、BK制作の方は、重厚で「女一代記」風の歴史ドラマ的な作品が多い…と言う傾向はあるようだ。
本作は如何にも"BK"な朝ドラだから,あの作品の二の舞に…
従って、今期のBK制作である『おちょやん』は、如何にも “BK的” な朝ドラと言える。「モデルの女性の一代記」だから安心感がある。逆に、新鮮味は乏しい。
これで私が失敗作だと思っているのが『わろてんか』だ。吉本興業の創業者をモデルにしたのは面白味があったが、結局、ただ「日本の芸能史を描くドラマ」で終わってしまったからだ。本作は『わろてんか』の二の舞にはなって欲しくない…
BK制作は、大阪人をステレオタイプに描き過ぎないか?
また、私の偏見かも知れないが、BK制作は、「大阪人をステレオタイプに描き過ぎる」と言う傾向が強いと思っている。分かり易いし、その方が面白く作れると思っているのかも知れないが、これがまた良くも悪くも “既視感” になってしまう。そこに、今作は注意して欲しいとも願っているのだが…
主人公が常に"周囲の敵"に"怒り"抱いているように見える…
だが、本作も、まだ2回しか進んでいないが、主人公の周辺は、弟と亡き母以外は “ほぼ敵” のような相関関係になっている。せめて、あのご近所一家だけは主人公の “味方” にした方が良かったのでは? あれでは、いつも主人公の周りは敵ばかりで、主人公は常にそれらに対して怒りの感情を抱いているだけのように見えてしまっている。
"自分のためなら踏ん張れる主人公"だけでは魅力的でない…
前作『エール』の感想にも書いたが、コロナ禍の朝ドラの主人公やドラマそのものは、「視聴者が応援したくなる」だけではダメなのだ。作品も主人公も「視聴者を応援してくれるエネルギーを持っている」ことが必要なのだ。
ドラマとして総合的な点数は低くても、ラストの2回で中盤のグダグダを巻き返した。そう言う朝ドラを見たいと思っている人が多いのでは?
その意味で、まだ2回ではあるが、「うちは かわいそうやない」と “踏ん張る主人公” は良いとは思うが、“自分のためなら踏ん張れる主人公” だけでは、魅力が足りない。せめて、もう少し親を含めた周囲に対して “思いやり” があるような主人公になって行って欲しい。
あとがき
主人公の周囲に、“ろくでなし” や “意地悪” な脇役を配置しておけば、視聴者は主人公に共感して、応援したくなると言う制作意図で脚本が書かれ、演出されているのでしょうか? 前述の通り、少なくともコロナ禍で『エール』を見て、妄想で「最終回のその後」の架空の感想まで書いた私には、そんな簡単な図式で視聴者は “なびかない” と思います。
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【これまでの感想】
第1週『うちは、かわいそやない』
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