連続テレビ小説「エール」 (第118回・2020/11/25) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『エール』(公式サイト)
第24週(最終週)『エール』の
第118回の感想。
※ 本作は、2020/10/29 にクランクアップ(撮影終了)しています。
※ 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
東京オリンピックの開会式を飾るオープニング曲を依頼された裕一(窪田正孝)。開幕が迫る中、音(二階堂ふみ)はなかなか曲を書こうとしない裕一に気をもむ。ある日、音から相談を受けた木枯(野田洋次郎)が古山家にやってくる。その場にいた鉄男(中村蒼)だけでなく、久志(山崎育三郎)、藤丸(井上希美)も集まり、みんなで歌い騒いで盛り上がる。そして、ついに裕一は曲を書き始める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●原案:林宏司 ●作:吉田照幸 ●演出:吉田照幸(敬称略)
必死に撮影した素材を繋げて、15分間で第1回に繋げた…
実質的に「残り2回」だから、何を書いても意味はないのだが。まあ、必死に撮影した素材を繋げて、15分間で第1回に繋げた… と言う感じだろうか。アバンタイトルで、古山家にカラーテレビがやって来るくだりの音(二階堂ふみ)の台詞で、劇中の時間が東京オリンピックの1年前の昭和38年であることを描いた。
主題歌明けでは、裕一(窪田正孝)の今の心情を、木枯(野田洋次郎)に代弁させた。その後、いつの間にか鉄男(中村蒼)が巨人軍のファンだったことになっていて、第1回で描かれた鉄男が藤堂先生の墓参りをする件のネタ振り。
せめて鉄男が台所から、おでん鍋を持って出て来るくらい…
今度は、木枯が古山家にやって来て、「おでん屋の鉄男」の振り返り。木枯が「鉄男君のおでん 懐かしいな~」と言っていたが、個人的に懐かしい「おでん屋の鉄男」のエピソードなら…
第63回での、“おでん屋の大将” こと鉄男の粋な計らいで、「はんぺん」をギャラにして裕一の願いを聞いた久志(山崎育三郎)が、屋台に座ったまま「♪故郷」の1コーラス目を感動的に歌ったシーンなのだが。まっ、木枯の出番づくりのためだからしょうがないか。
だったら、せめて鉄男が「できたぞ~」と台所から、おでん鍋を持って出て来るくらいやったら良かったのに…
「その後の顛末は皆さんもご存知」が津田さん吹替え版なら…
その後も、いろいろ描かれたが、なんか、どれも、箇条書きのように繋げて、時間経過させただけのような “もやもや” が残ってしまった。確かに、第1回に繋がっていたし、繋げてもいたのだが、8分過ぎまで描かれた「作曲家の生みの苦しみ」のエピソードと、開会式当日のエピソードが繋がっていないように見えてしまった。
まあ、尺が無いからどうしようもなかったのかも知れないが。でも、そんな中でも、「その後の顛末は 皆さんもご存知」で始まった、映像を早回しでナレーション三昧のくだりをやった。
これも、やるなら、先日のように俳優陣の台詞は全部消して、「津田健次郎さんの吹替え版」にするくらいの振り切った演出で魅せたら良かったと思う。やはり、中途半端はよろしくない…
箇条書きは止むを無くとも、せめて"物語"が欲しかった…
そして、11分過ぎに「10年時間経過」して、池田(北村有起哉)が亡くなり、13分過ぎには「更に5年経過」し、音が乳がんを患い、長い闘病生活に入っていたことになっていた。う~ん、長丁場の朝ドラのエピローグの中のエピローグだから、箇条書きに時間経過するのはしょうがないかも知れない。昨今の事情もあるし、多めに見ないといけない気もする。
ただ、残念なのは、箇条書きだとしても、そこに “ストーリー” が欲しかった。“物語” が欲しかった。裕一自身の開会式の曲の “生みの苦しみ” から “オリンピックと自身の最大の成功”、そして池田の死をきっかけに “生みの苦しみからの解放” へ繋がり、晩年は夫婦二人の闘病生活が始まったと言う “流れ” が見たかった。
あとがき
こんなにも “あっさり” と、主人公にとっての最大の成功と功績が描かれるとは思いませんでした。まあ、金曜日を最高の頂点に持ってくるために、意図的に抑え気味にしたとでも受け取りましょうか。
でも、皆さんは、昨夜に放送された『うたコン「いよいよフィナーレ“エール”SP!」』をご覧になりましたか? (公式サイト)
「プリンス久志・山崎育三郎×藤丸・井上希美が夢のデュエット」や、細川たかしさんによる『イヨマンテの夜』、バナナマン日村さんの熱い解説など、本編の最終回と言って良い程の感動作でした。あれを見てしまったので、今は、明日はともかく、最終回が『うたコン』より盛り上がるのを期待するばかりです。
NHKプラスの見逃しのリンクは下記です。
https://plus.nhk.jp/watch/
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