連続テレビ小説「エール」 (第23週/土曜日版・2020/11/21) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『エール』(公式サイト)
第23週『恋のメロディ』の
『土曜日版』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
裕一(窪田正孝)は池田(北村有起哉)とともに、ラジオドラマ「君の名は」の制作に取り組む。ハプニング続出の中、大ヒット作品が誕生する。一方、娘の華(古川琴音)は看護の仕事に多忙を極める毎日で、母の音(二階堂ふみ)は心配していた。恋愛や結婚には興味を示さない華だったが、あるとき、勤務先の病院にけがで入院してきたロカビリー歌手アキラ(宮沢氷魚)と出会い、恋に落ちる。しかし、裕一は娘の相手を認められず!?
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
今週って、こう言う設定があったのか…
さて、この『エール』の「土曜日版」も今回が最後。これまで、幾度も本編の拙い部分を上手く補強、補足して来たが、流石に今週はどうやるのかと心配しつつ見始めたが、こんなナビゲーションから始まった。
N「裕一と音 どちらに似たのか 真面目すぎる 娘の華ちゃん
20代も半ばに さしかかりました
自分を変えようと奮闘していますが 果たして…」
へえ、今週って、こう言う設定があったのか… と言う感じだ。既に「どちらに似たのか」と言っている段階で、華と言う登場人物が、裕一と音の血をひく娘であることが、しっかりと描写されていなかったことが分かる。
なぜなら、普通は、「父親似」とか「母親譲り」とか、そう言う似たところがあるから、現実でもドラマの中でも面白い訳で、そこがしっかり描かれていないのに、週の始めから「真面目過ぎる娘の華」を強調して、就職話でもやるならいざ知らず、よりによって「結婚話」をしようと言うのだから、強引過ぎたと思う。
全話のエピローグに"君の名は"で1週間やりたかったと思う
今週は、演出担当に3人も名前が連なっている。1週間に2人と言うのは幾度かあったが、3人は初めて。と言うことは、本来この第23週は、少なくとも2週間分だったのかも知れない。そう考えると、きっと、月曜日の『君の名は』のくだりが、「1週間=5回分」だった可能性がある。
まあ、あの「津田健次郎吹替え劇場」を見れば、恐らく演出担当は津田健次郎氏。1週間分を1回分に凝縮せざるを得なかったための、秘策だったのだろう。結果的に、月曜日だけは面白かったが、やはり裕一の仕事、裕一の音楽を描く朝ドラなら、全話のエピローグに『君の名は』で1週間やりたかっただろうし、私も見たかった。
もちろん、コロナ禍での撮影だからやむを得ないことも多かっただろうが、やはり撮影したものを出来るだけ使うと言うのでなく、大胆な決断で不要なもの、特にスピンオフでやれば良いようなエピソードはバッサリと削除した方が良かったと思う。
華の恋バナは淡々と繋ぐだけで、5分間ナビゲーション無し
凄いね。華の恋バナに切り替わって、ナビゲーションは入らず。その後も淡々とダイジェスト版の如く、いや淡々と編集で繋ぐだけで、5分間ナビゲーション無し。
まあ、『君の名は』では、バナナマン日村さんが音効さん役で出演したから、その分だけナビゲーションは多かったのだろうが、それでも、この華とアキラのやり取りを、ただただ淡々と繋げるだけと言うのは「土曜日版」らしくない。
でも、5分が過ぎた頃、やっと、「うん! やっぱり 華ちゃんは 真面目で優しい すてきな女性です」のナビゲーションが入った。まあ、これ位しか入れられないか。それにしても、アキラが登場して退院するまでの約9分、本当に長かった。「土曜日版」でも、こんなに長く感じるのだから、本編は… と言うことだ。
最終週の予告編はナレーションで "ほぼ完全なネタバレ"
しかし、最終週の予告編は凄かった。ナレーションで “ほぼ完全なネタバレ” をしちゃったから。サクッと、ナレーションを書いてみると、こんな感じだった。
来週の『エール』は盛りだくさん!
月曜日は『アキラ ご両親に挨拶する』の巻。
火曜日は 華の結婚と『オリンピックマーチ』のお話。
水曜日は 久々の仲間も集まったり 開会式当日のお話。
木曜日は あの方からの手紙で 涙々のフィナーレを迎えるはずが…。
最終日は出演者による古関メロディーをNHK ホールからお届けします!
この予告編を見て、やはり、「栄冠は君に輝く」と「長崎の鐘」と「裕一の弟・浩二の結婚」あたりが、話数削減の影響をもろに受けて、「あと、もう一息!」と言う感じに後ろから押されて、特に「浩二の結婚」なんて、あれっ?と言うくらいに短くなっていたから。
そして、最後の2週間は更に影響を受けて、箇条書きにせざるを得なかった… と言うことのような気がする。まあ、撮影順が分からないから、一概に、「あそこを削った方が良かったのに」と言うわけにはいかないが、少なくとも撮影休止期間があったのだから、撮影再開以降の部分で巻き返しが出来なかったのかと、今更ながら思う。
あとがき
今週は、月曜日だけが良かったですね。あとは、華の結婚話が週跨ぎですから、何とも評価できないです。ただ、コロナ禍の撮影で、最終回まで苦戦したのは分かりますし、この調子なら余程の天変地異でも来なければ(来たら困ります)最終回まで放送されるだけで、ありがたいとは思います。残り1週間、5回ですが、最後まで感想も続けようと思います。
最後に。これまで「土曜日版」の感想も読んで下さった読者の皆さん、ありがとうございました。本編の感想で、最終回までよろしくお願いいたします。
【お願い】読者の皆さんも大変な状況とは思いますが、仕事激減の折、勝手なお願いで恐縮でございますが、楽天市場からお買い物する際は、当blogのリンク経由で買って下さると、皆さんのおかげで私にポイントが貯まる上に、何よりもブログを書き続けるモチベーションアップになりますので、引き続き、ご協力の程、よろしくお願いいたします(謝) ※暫く“テンプレ”です。
「楽天市場」からのおすすめ商品や企画
「Amazon」からの最新のお知らせ
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/14871/
【これまでの感想】
第1週『初めてのエール』
1 2 3 4 5 土
第2週『運命のかぐや姫』
6 7 8 9 10 土
第3週『いばらの道』
11 12 13 14 15 土
第4週『君はるか』
16 17 18 19 20 土
第5週『愛の協奏曲』
21 22 23 24 25 土
第6週『ふたりの決意』
26 27 28 29 30 土
第7週『夢の新婚生活』
31 32 33 34 35 土
第8週『紺碧(ぺき)の空』
36 37 38 39 40 土
第9週『東京恋物語』
41 42 43 44 45 土
第10週『響きあう夢』
46 47 48 49 50 土
第11週『家族のうた』
51 52 53 54 55 土
第12週『アナザーストーリー ~それぞれの愛のカタチ~』
56 57 58 59 60 土
第13週『スター発掘オーディション』
61 62 63 64 65 土
[再]第1週『初めてのエール』佐藤久志(山崎育三郎)
1 2 3 4 5
[再]第2週『運命のかぐや姫』佐藤久志(山崎育三郎)
6
[再]第2週『運命のかぐや姫』関内吟(松井玲奈)
7 8 9 10
[再]第3週『いばらの道』関内吟(松井玲奈)
11 12
[再]第3週『いばらの道』藤堂清晴(森山直太朗)
13 14 15
[再]第4週『君はるか』藤堂清晴(森山直太朗)
16 17 18
[再]第4週『君はるか』御手洗清太郎(古川雄大)
19 20
[再]第5週愛の狂騒曲』御手洗清太郎(古川雄大)
21 22 23 24
[再]第5週『愛の狂騒曲』村野鉄男(中村蒼)
24
[再]第6週『ふたりの決意』村野鉄男(中村蒼)
25 26 27 28 29 30
[再]第7週『夢の新婚生活』梶取保(野間口徹)
31 32 33 34 35
[再]第8週『紺碧(ぺき)の空』梶取保(野間口徹)
36
[再]第8週『紺碧(ぺき)の空』古山まさ(菊池桃子)
37 38 39 40
[再]第9週『東京恋物語』古山まさ(菊池桃子)
41 42
第9週『東京恋物語』音の妹・関内 梅(森七菜)
43 44 45
[再]第10週『響きあう夢』音の妹・関内 梅(森七菜)
46 47 48
[再]第10週『響きあう夢』川俣銀行時代の菊池昌子(堀内敬子)
49 50
第11週『家族のうた』川俣銀行時代の菊池昌子(堀内敬子)
51 52
[再]第11週『家族のうた』藤堂先生と結婚後の藤堂昌子(堀内敬子)
53 54
[再]第11週『家族のうた』喫茶バンブーの梶取恵(仲里依紗)
55
[再]第12週『アナザーストーリー ~それぞれの愛のカタチ~』梶取恵(仲里依紗)
56 57 58 59 60
[再]第13週『スター発掘オーディション!』川俣銀行支店長(相島一之)
61 62 63 64 65
いよいよ来週から! 連続テレビ小説「エール」再開SP
第14週『弟子がやって来た!』
66 67 68 69 70 土
第15週『先生のうた』
71 72 73 74 75 土
第16週『不協和音』
76 77 78 79 80 土
第17週『歌の力』
81 82 83 84 85 土
第18週『戦場の歌』
86 87 88 89 90 土
第19週『鐘よ響け』
91 92 93 94 95 土
第20週『栄冠は君に輝く』
96 97 98 99 100 土
第21週『夢のつづきに』
101  102; 103 104 105 土
第22週『ふるさとに響く歌』
106 107 108 109 110 土
第23週『恋のメロディ』
111 112 113 114 115
- 関連記事
-
- 先生を消す方程式。 (第4話・2020/11/21) 感想 (2020/11/22)
- 35歳の少女 (第7話・2020/11/21) 感想 (2020/11/22)
- 連続テレビ小説「エール」 (第23週/土曜日版・2020/11/21) 感想 (2020/11/21)
- 連続テレビ小説「エール」 (第115回・2020/11/20) 感想 (2020/11/20)
- ルパンの娘[2] (第6話・2020/11/19) 感想 (2020/11/20)