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連続テレビ小説「エール」 (第112回・2020/11/17) 感想

連続テレビ小説「エール」

NHK総合・連続テレビ小説『エール』公式サイト
第23週『恋のメロディ』の 第112回の感想。



 本作は、2020/10/29 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


華(古川琴音)が東京の病院で働き始めて3年。看護の仕事にやりがいを感じて、仕事に頑張る華だったが、音(二階堂ふみ)はそろそろ結婚のことも考えた方がいいのではと、24歳になった娘の事を心配する。一方、40代の裕一(窪田正孝)は、元の机でラジオドラマの音楽をつくり、別の机では歌謡曲を書き、もう1つの机で映画の主題歌や劇伴を書き…といった具合の人生で最も多忙な時期を送っていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

●原案:林宏司 ●作:吉田照幸 ●演出:吉田照幸、安食大輔、谷口尊洋(敬称略)

「多忙な裕一」の映像処理と語りの多さが、本作らしさ

まあ、今回は冒頭から、津田健次郎さんの語りが入りまくって始まった。脚本と演出が吉田照幸氏だから、主題歌明けの「多忙な裕一」の映像処理と語りの多さなんて、意外と分かり易いし。

好き嫌いはあるだろうが、こう言うのが、第1回の原始時代のオープニング映像から脈々と繋がる “本作らしさ” だから、演出家が交代しても続けるべきだったと思う。

一人吹き替えの劇中劇のような工夫を、もっと見たかった

さて、私が感想に「『イヨマンテの夜』の誕生秘話」の史実が面白いから、是非とも『エール』でやって欲しいと、度々書いて来たことをご存知の読者さんは多いと思う。もう、やらないのかと半ば諦めていたが、ナント、斬新な劇中劇として描写された。それも「ここからは津田健次郎の “一人吹き替え” でお楽しみ下さい」のテロップ入りで。

演技派が揃っての吹替え前提でのデフォルメされた芝居と、津田健次郎さんの誇張した “一人吹き替え” が見事に合体。約3分間の劇中劇でしたが、この辺は、“吉田照幸氏らしさ” だろう。

本当は、名曲の誕生秘話は、楽曲に合わせて「クラシック出身の古関裕而さんの作曲術の個性的な部分」をこのような様々な工夫を施したら、もっと記憶に残るエピソードになったと思う。もったいない…


「佐藤久志」のモデルである伊藤久男さんの素晴らしい「イヨマンテの夜」

ちょうど連休明けまでの一週間が「華の結婚話」か…

前回が、 昭和27年4月。序盤で半年前に遡って、ラジオドラマ『君の名は』が2年放送されたわけだから、前回のラストは昭和29年と見るのが普通だ。そこで「華が働き始めて3年がたっていました」と言っていたが、いつから働いたか分からないから、今回の劇中が昭和32年なのか良く分からない。

まあ、基本的に時間軸を適当に描いて来た本作だから、第23週になって驚くことではないが。とは言え、順当に考えれば、現在は昭和32年頃と言うことになる。そして、第1回が昭和39年だから、7年程をシルバーウィークの連休を挟んで最終回を描くのだろうか? だとしたら、今日が火曜日だから、ちょうど連休明けまで「華の結婚話」か…

今回で、華に"真面目な看護婦"の設定を加えて軌道修正か…

そう考えると、前回を見た時は、華(古川琴音)と言う東住人物は、戦中は自宅での音楽教室に通っていたハーモニカ少年の弘哉、戦後の昭和25年前後には華が通う高校の隣の高校の野球部員・竹中渉と、恋バナの印象しかない… と思った。

その印象は強いが、今回を見て、「裕福な家のお嬢様が突然始めた看護職」と言う設定に、 “真面目な看護婦さん” と言う設定を加えて(強調して)、軌道修正したように感じた。

もちろん、今さら言っても遅いが、もう少し音楽に興味を持つとか、家事を良く手伝うとか、病人やお年寄りに優しいとか、「裕福な家のお嬢様」以外の印象付けるエピソードが欲しかったことは間違いないが…

裕一と音の"親としての成長"を娘の結婚で描くのは良いかも

ただ、前回を見終えた直後は、「裕福な家のお嬢様」が看護婦になることも、まだ一人前とは言いづらい3年目の裕福な家の看護婦が「毎日 病院との往復だけ」と愚痴ることも、母親が娘に「潤いが足りないのね」と恋愛を勧めるのも、職場である病院で… と言う展開には共感できないし、華を応援する気になれなかった。

しかし、残り9回となった第112回を見終えて改めて考えると、やはり、一気に「『東京オリンピックの開会式のオープニング曲』の誕生秘話」に進むのも、誕生秘話だけで最終回まで引っ張るのも無理がある。

となると、裕一の活躍を描きつつ、華の結婚を描くことで、裕一と音の “親としての成長” を娘の結婚や幸せを通して描くのは、意外と悪くないかも… と思った。

あとがき

6分頃、『イヨマンテの夜』がのど自慢大会で歌われる… と言う屋外の八百屋さんのシーンで、学帽を被った学生が何気に強調されました。演じたのは松本大輝さんですが、Wikipediaで調べたら、北海道札幌市出身の21歳の俳優さん。「アイヌ」がテーマになっていたので、北海道出身の俳優さんを起用したのでしょうか。ちょっと気になりました。

ここからは私の妄想なので、「管理人の妄想は当たるから読みたくない」と言う人はスルーして構いません。

私、ずっと今週のサブタイトル『恋のメロディ』の意味付けを考えていたのです。そして、感想の下書きをしながら思い付きました。

ロカビリー歌手の霧島アキラ(宮沢氷魚)が、華へのプロポーズのために自作自演で歌をプレゼント。その歌を聞いた裕一と音が、アキラの華への真剣な思いを理解しつつ、結婚前に裕一が音に言った「あなたは… 僕の音楽のミューズ。女神様です」に繋がり、結婚前の自分たちを娘たちに重ねて結婚を認める。だから、『恋のメロディ』。

さて、当たるかどうか。ネタバレサイトで先を知っている方、どうかネタバレのコメントは控えて下さい。



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Author : みっきー

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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