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連続テレビ小説「エール」 (第110回・2020/11/13) 感想

連続テレビ小説「エール」

NHK総合・連続テレビ小説『エール』公式サイト
第22週『ふるさとに響く歌』の 第110回の感想。



 本作は、2020/10/29 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


東京への出発が早まったことにとまどっているまき子。浩二(佐久本宝)は「自分の幸せだけ考えて」とアドバイスする。しかし、その後まき子(志田未来)は浩二に対し、そっけない態度をとるようになる。裕一(窪田正孝)と音(二階堂ふみ)は浩二の本心を聞き出そうと、一緒にお酒を飲むが、浩二は気持ちをなかなか吐き出すことができない。音は、自分の気持ちとしっかり向き合ってほしいと浩二に言うが…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

●原案:林宏司 ●作:嶋田うれ葉 ●演出:松園武大、丸山文正(敬称略)

浩二の性格なら、最初にまさへ相談するような気が…

最初に断っておきますが、今回の感想で「浩二とまき子が結婚して良かったね」と言うことには、一切触れておりません。

前回は、見ながら愚痴しか思いつかなかったから、今回を見る前に、もう一度前回を見直してから、今回を見た。しかし、それでも、どうしても気になってことがある。

そもそも、裕一(窪田正孝)が作曲家になる夢を諦めなかったから、浩二(佐久本宝)が呉服屋「喜多一」と古山家を継いで、母・まさ(菊池桃子)の老後の面倒を見ていたはず。

で、自分が絶対に嫁を迎えるならともかく、そうでない可能性が少しでもあるなら、私の知る浩二の性格なら、最初に自分のまき子(志田未来)への気持ちを母親に話して、まさの了解を得てから、まき子に告白するような気がするのだが…

むしろ浩二の優しい性格を考えれば…

そもそも… の以前に、まき子の婚約者が戦死してから何年も経過しており、その間も頻繁に二人は会っていたのだから、もう少し親密な関係でも良さそうだし、むしろ浩二の優しい性格を考えれば、浩二がまき子の辛い気持ちを慰めることだって出来たような気がするのだが。

なぜ、音だけ浩二の気持ちに気づいたのだろう?

ただ、本作のこの度の設定では、浩二は自分の気持ちをまき子に見せていないことになっている。だから、周囲の人たちも浩二の気持ちに気づかない。もう、こう言う設定にしてしまったのだからしょうがないと思うが、だったら、なぜ、ふらっと福島にやって来た音(二階堂ふみ)だけが浩二の気持ちに気づいたのだろう?

幾度かしか会ったことのない浩二とまき子の思いに気づいたのだろう? 確かに「時間が経過して、音も変わった」と言われればそれまでだが…

音は恋愛事に疎いし鈍いから「カフェー パピヨン」で “男女の機微” を勉強するために働いたんじゃなかったのか。いくら、音に見せ場を作るため強引に福島に来る設定にしたとしても、これでは、あまりにも雑過ぎやしないか…

音でなく、まさや典男が浩二を叱咤しても良かった…

この度の音の言動も、もっともっと音と言う人物をしっかりと描いていれば、若い頃からの変化も合わせて描いていれば、今回の役割だって違和感はなかったと思う。ただ、困っている人を応援して、叱咤激励する音は、結婚して一年間くらいしか記憶にない。あとは、応援するか見守るか… って感じ。

そんな音が、急に浩二の気持ちを叱咤激励するのは、やはり不自然に見えてしまう。いっそ、母のまさが「自分が一人になるのを気にしているのでは?」と察して、浩二の背中を押す方が自然では?

また折角、鉄男(中村蒼)と地元にいる弟・典男(泉澤祐希)が感動の再会をした週なのだから、浩二が典男の経営する理髪店の常連と言う設定を使って、あの晩餐の席で、まさが見合いの話を引き合いに出して、典男が一役買って出ても良かったと思う。そうすれば「一週間に二つのエピソード」のように見えなかっただろうし。

脚本家が交代しているから難しいのは百も承知だが、こんな状況下だから、上手く違和感が無いように物語を紡ぐべきだったと思う。

華が祝言に出席していたのにも違和感が…

10分過ぎの祝言のシーンで、なぜか唐突に華(古川琴音)が出席していた。庭の植物などの風景から察すると、7分頃のまき子が畠山(マキタスポーツ)に、浩二がまさに結婚の意思を伝えた直後か、一年後の同じ季節に祝言をあげたように見える。そう言うところを、明確にしないのが本作の良くないところなのだが。

確かに家族にとっておめでたいことではあるが、あれだけ偉そうに言っていた華が、速攻福島に行って、祝言に出席するのには違和感しかなかった…

祝言より、浩二とまき子の複雑な気持ちの描写を重視して…

まあ、個人的には祝言のシーンも、幽霊の三郎(唐沢寿明)もカットして、最後に送られて来た荷物の中にリンゴと、祝言の記念写真が入っているだけの方が、すっきりしたと思う。

撮影したから、あれこれ入れた方が面白そうだからと、盛り込みたい気持ちもわからなくもないが、それよりも大事なのは、もっと全体を精査して、浩二とまき子の複雑な気持ちの描写を重視することで、その上でこれまで劇中では苦労ばかりの浩二に花を持たせたら良かったと思う。

あとがき

昨今の事情は理解しますが、それでも、そこを感じさせずに、劇中の登場人物たちに共感させたり、ストーリー展開に違和感を覚えさせたりしないのがプロの仕事だと思います。浩二の結婚物語も、もっとナレーションで補強したら印象は違ったと思います。



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