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姉ちゃんの恋人 (第3話・2020/11/10) 感想

姉ちゃんの恋人

関西テレビ制作・フジテレビ系・火9ドラマ『姉ちゃんの恋人』公式
第3話『2人の恋が急展開!ラブの大渋滞』の感想。



ハロウィーン当日、閉店後の店では、桃子(有村架純)の陣頭指揮でクリスマス用のレイアウト替えが夜を徹して行われる。翌朝、桃子は店内のモミの木を見上げ達成感に浸る。家路につく中で、互いの健闘をたたえ、2人だけの時間を過ごした桃子と真人(林遣都)。だが別れ際、桃子はある一言がきっかけで、真人の中にかたくなに人を寄せ付けない何かがあることに気付く。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:岡田惠和(過去作/ひよっこ、最後から二番目の恋、セミオトコ、少年寅次郎)
演出:三宅喜重(過去作/過去作/銭の戦争、嘘の戦争、10の秘密) 第1,2,3
   本橋圭太(過去作/緊急取調室1,2,3、TWO WEEKS、ケイジとケンジ)
   宝来忠昭(過去作/僕の初恋をキミに捧ぐ、家政夫のミタゾノ3、セミオトコ)
音楽:眞鍋昭大(過去作/SUITS[1,2]、後妻業、おじさんはカワイイものがお好き。)
主題歌:Mr.Children「Brand new planet」(トイズファクトリー)

ご近所さんのプライベートビデオを見ているような錯覚に…

本作の感想として、最初に書く次のことはテレビドラマの感想として間違っているかも知れない。でも、第3話を見終えて感じたことを、素直に書いてみる。

それは、誰もが認める美男、美女、演技派の俳優陣が集まって、脚本をもとに大勢のスタッフとカメラの前で演じ、編集された “つくりもの” なのに、ご近所さんの日常生活を切り取ったプライベートビデオを見ているような錯覚に陥ったと言うこと。

出来の良い披露宴の「プロフィールビデオ」を見ると…

「リアリティーがある」とか「嘘っぽくない」と表現するのとは、少々ニュアンスが異なる。私は、ホテルでの結婚披露宴の仕事をしているから、日常的にお客様(赤の他人)の「プロフィールビデオ」を見る機会が多い。

その時、良く仕上がった「プロフィールビデオ」を見ると、話したこともない目の前にいる結婚前の新郎と新婦の人生が、まるで「ホームドラマ」と「恋愛ドラマ」を見ているような錯覚に陥ることがあるのだ。

"つくりもの"が、見事な"虚構の中の真実"に見える!

この感覚と、本作を見終えた感覚が似ていると言いたいのだ。私は前回までの感想に綴った通り、本作は、マスクを誰もつけていない “少し先のアフターコロナの世界” の「ハロウィーンからクリスマスまで」を、リアルな時間経過に合わせて進んで行く計算され尽された脚本と演出によって作られた作品だと評価している。

だからテレビの中の出来事なのに、“つくりもの” が、見事な “虚構の中の真実” に見えるのだ。こう言う感覚に陥るのは久し振り。これについては、有村架純さんと林遣都さんの自然体な演技が大きく影響しているのは間違いない…

<お姉ちゃん"と"恋人>との距離感の変化が懐かしく心地良い

さて、第3話で驚いたのは、第1話で出会い、第2話で少し仲良くなって、そして第3話でより関係が深まった。とにかく、桃子(有村架純)と真人(林遣都)の “心の距離感” の変化の描写が本当に巧みに出来ていること。

第3話で一気に「ホームドラマ」から「恋愛ドラマ」へ方向転換してきた割に違和感はなく、むしろ、タイトルをもじれば、<お姉ちゃん “と” 恋人>との距離感が近くなっていく様子が、王道の恋バナらしく、懐かしさも感じて心地良いくらいだ。

シンプルな設定と自然な展開で微妙な心理や距離を描く本作

もちろん、最近の恋バナに多く見られる、奇抜な初期設定や奇をてらった展開や漫画チックな人間関係の方が目立つ作品が多い。それらを否定するつもりはないし、面白い作品もあるが、なかなか継続視聴が難しい。

やはりオジサン世代としては、もっとシンプルな設定と自然な展開で、微妙な心理や距離感の変化が描かれると落ち着くし、安心するし、何よりも自然に感情移入しやすいのだ。また、恋バナならではの “歯がゆさ” や “まどろっこさ” も、やり過ぎないのも本作の大きな魅力だと思う。

視聴者を飽きさせない工夫も、しっかり施されている

そして、本作は「主人公の恋バナ」だけでなく、「ホームドラマ」の部分も丁寧に作り込まれている上に、「主人公以外の恋バナ」も描かれているし、嬉し楽しのパート以外に、苦労やトラウマと言った暗い要素も織り込まれており、視聴者を飽きさせない工夫もしっかり施されている。

きっと、脚本が書き出す前のコンセプトがしっかりしているのと、演出と俳優陣がコンセプトを理解して一丸となっているから、このような難しいことを同時に出来るのだと思う。

あとがき

真人 役は林遣都さんしかあり得ない… そんな風になって来ましたね。また。なんか、懐かしさがありますね。 人と人が直接出会うことで生まれる “化学反応で起こる奇跡” が見られるようなドラマは。第三波が来るかも? と言われて、マスクが手放せない2020年の年末に相応しい、ホッコリする本作の次回にも大いに期待します。



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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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