相棒 season19 (第4話・2020/11/4) 感想

テレビ朝日系・『相棒 season19』(公式)
第4話『藪の外』の感想。
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は行きつけの小料理店主・小手鞠こと茉梨(森口瑤子)から後輩の芸者・叶笑(かのえみ、高梨臨)の救済を頼まれる。15年前に叶笑を襲い服役した久我山(進藤健太郎)が料亭周辺に現れたらしい。程なく、久我山が殺されたと判明。右京らは料亭の客で久我山の勤務先社長・吉岡(窪塚俊介)の言動に違和感を抱く。一方、叶笑は殺人を疑われ…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●脚本:児玉頼子/演出:杉山泰一(敬称略)
麗音が"特命係寄り"の立ち位置なのが分かって良かった
世間での評判はあまり宜しくない出雲麗音(篠原ゆき子)ではあるが、第1話の感想へ書いた通り、マンネリ化阻止のために、新キャラとして麗音の存在は悪くないと思っている。しかし、残念ながら第3話まで存在意義や価値が良く分からなかった。
しかし、今回で、麗音が所属は捜査一課でありながら、立ち位置は青木年男(浅利陽介)のような “特命係寄り” に描かれた。そのお陰で、最近は意地悪な刑事と言う印象が強くなっていた伊丹憲一(川原和久)と芹沢慶二(山中崇史)が捜査一課であることも、二人のキャラも際立って、良くなったと思う。
やはり、『相棒』は特命係が活躍すれば良いだけでなく、捜査一課や、特命係の協力者である組織犯罪対策第5課長の角田六郎(山西惇)との特命係の関係性を描いてこそ、『相棒』らしい楽しさが出てくるわけだから、より特命係の差別化を図る意味でも、もっと上手く麗音を活用して欲しい。
過去の事件から更生に繋げる展開は"人情話風"で悪くない
さて、本編の内容については、人を助けて、人を庇って、人を脅して… と、様々な人物たちを登場させた上に、過去の事件も絡めて、それなりに複雑になりそうな公正なのに、程良く捻っただけで、意外とシンプルな人情話風のストーリーに仕立てたのは良いと思う。
中でも良いと思ったのは、単純に真犯人を逮捕するのではなく、過去の事件から更生に繋げる展開だったこと。なかなか、いいエピソードだったと思う。
あとがき
“小手鞠” こと小出茉梨(森口瑤子)に “闇” を持たせ過ぎているのと、小料理屋「花の里」改め家庭料理店「こてまり」が、特命係の癒しの場で無いように見えるのは気になりますが、20周年イヤーの『相棒 season19』として、マンネリ化から打破しようとしているのは良いことだと思います。
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