連続テレビ小説「エール」 (第103回・2020/11/4) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『エール』(公式サイト)
第21週『夢のつづきに』の
第103回の感想。
※ 本作は、2020/10/29 にクランクアップ(撮影終了)しています。
※ 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
音(二階堂ふみ)が自分の気持ちを全然わかってくれないと、家を飛び出して吟(松井玲奈)の家に向かった華(古川琴音)。翌日、迎えに来た裕一(窪田正孝)と帰る途中に、孤児院「マリア園」を訪れる。華と子供たちが一緒に遊んでいる様子を見ている裕一に、シスターの佐代(黒川智花)は子供たちがようやく娯楽を楽しめるようになって、「鐘のなる丘」をいつも楽しみにしている話をする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●原案:林宏司 ●作:清水友佳子 ●演出:橋爪紳一朗、小林直毅(敬称略)
もっと「音と華の母子関係」を事前に描いておくべきだった
前回の感想で書いた通りに、残りの話数が見えて来ると、当然のように始まるのが、 朝ドラの主人公が一定の成功を収めた後の晩年のくだりで良く見る「朝ドラあるある」の一つである「親子関係のこじれ話」だ。
もちろん、ホームドラマだから描くなとは思わないが、流石に、こうも簡単に解決してしまうと、本当に描く必要があったのか? と言う疑問は払拭できない。と言うか、簡単に解決することがダメなのではない。「なぜ、親子関係がこじれたのか?」を描く以前の問題として、もっと親子関係をしっかりと描いておくべきだったのだ。
せめて、華 役が、少女期の根本真陽さんから古川琴音さんへバトンタッチするあたりでの「母子関係」を、戦争を超えない範囲で出来るだけ描いていたら、今回のような “あっさり感” はなかったと思う。その上で、話数が10回分も減っているわけだから、「厳選して欲しい」が私の願いだった…
「同じ俳優さんが!?」と見てしまうのが、連ドラだから…
そして、まるで、漫画を次の巻に読み進めるように、音(二階堂ふみ)の話。そして、「皆さん 主役のミミを演じる古山 音さんです」と音を紹介したのが、橋本じゅんさんが演じる演出家・駒込栄治。えっ!? 橋本じゅんさんって、閻魔様役の! これ、サプライズ出演なのだろうか。
流石に、ナレーション担当の津田健次郎さんが、 やさぐれた久志(山﨑育三郎)のマージャン仲間・犬井として登場した時よりも、台詞も多ければ、存在感も大きい。橋本じゅんさんは大好きな俳優さんだが、こんな役を与えるよう艇が当初からあったのなら、閻魔様役は別に立てたら良かったのでは?
だって、「同じ俳優さんが!?」と見てしまうのが、連ドラだから…
音と華のこじれ話に裕一が適切に介入すれば済んだ話では?
ラストの、脇坂常務(橋爪淳)の “鶴の一声” による人選も面白いと思いづらい。と言うか、興味関心が薄いと言った方が正確かも知れない。なぜなら、今回の15分間を少し精査すればわかること。音と華のこじれ話に裕一(窪田正孝)が適切に介入すれば済んだ話。
それをわざわざ吟(松井玲奈)の一家を絡めて、吟が何とかするのかと思いきや裕一が迎えに行っただけで、週末に利用するであろう孤児院で教会のネタ振り。むしろ、教会をネタ振りするために、親子喧嘩をさせたように見えてしまった。
まあ、華が帰宅したところで、音の言い分に納得したようにも見えず、もやもやぁ~っと解決しちゃった。やはり、先週との落差が激し過ぎると思う。
あとがき
そもそも、音は問題解決能力に長けた女性なのだから、自分が主役に抜擢されてことに違和感を覚えても良かったような。
そして、その理由を知って、「夫のためにも、自分のためにも更に努力して…」とやるために、「親子関係のこじれ話」はカットして、月曜から始めていたら、音の挫折に対して裕一が精一杯の “エール” を送り、音は自分で自分の夢を切り開く一週間で良かったと思います。
なんか、『栄冠は君に輝く』が終わった途端に、雑になっていることへ不安しかありません… もちろん、本作に “エール” を送り続けたい気持ちは、まだまだありますが。
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