連続テレビ小説「エール」 (第98回・2020/10/28) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『エール』(公式サイト)
第20週『栄冠は君に輝く』の
第98回の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
完成した全国高校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」を、もう一度前を向くきっかけになるように、久志(山崎育三郎)に歌ってもらいたいと、裕一(窪田正孝)は、さっそく久志の家を訪れるが、久志は「もう昔とは違う」と一方的に裕一を突き放す。鉄男(中村蒼)も久志を訪ねるが、話を聞こうとしない。そんなある日の朝、藤丸(井上希美)が久志の姿が見えなくなったと古山家に探しに来るのだが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●原案:林宏司 ●作:清水友佳子 ●演出:倉崎憲(敬称略)
その場にいなくても存在感を創出するような台詞が良かった
主題歌明け、相変わらずやさぐれたままの久志(山崎育三郎)へ鉄男(中村蒼)が言った台詞が良かった。
鉄男「裕一が… どれだけ苦しんできたと思ってる。
自分だけが不幸だと思ったら大間違いだぞ。
誰もが大変だったんだだよ。
みんな それ 必死に乗り越えようとしてるだよ!」
やはり、論理的に論破するのも、熱意で相手を動かすのも、裕一(窪田正孝)よりも鉄男の方が適任だし、この台詞だと、ここに裕一が存在しなくても、“福島三羽烏” の三者三様の生き様も感じられるし。
特に、先週で描いた「裕一が戦地に行った経験談」がしっかりと蘇って、主人公としての裕一の存在感が際立ったのが良かった。このように、実際に、その場にいなくても存在感を創出するような台詞やナレーションを多用することで、描写不足が補えることも改めて証明した。
副音声で説明のなかった津田健次郎さんの出演シーンを解説
因みに、副音声ではクレジットでも登場シーンでも紹介されていなかったから、補足しておこうと思う。
前回で、久志の麻雀仲間・犬井と言う役どころで、本作の語りを担当している津田健次郎さんが出演されていたが、今回では、鉄男が久志に食って掛かるシーンで、「いてっ! 何すんだ この野郎!」と喧嘩の仲裁に入ったの場面と、藤丸(井上希美)が咳き込む久志といる時に、「お酒… すぐにやめないと 死ぬぞ」と声を掛けたのが犬井だった。これで、2回連続の出演と言うことだ。
音を"三羽烏"の"三人四脚"に加えようとするのは伝わった
さて。前半では、裕一の代わりに鉄男が久志を説得し、後半では藤丸が音(二階堂ふみ)を頼った。このことで、“福島三羽烏” の個々の生き様を描きつつ、裕一と鉄男のキャラの違いを活かして “三羽烏の助け合いや友情” すら見えて来た。
そして、藤丸が音を頼ったことで、何とかぎりぎり、裕一と音の夫婦が “二人三脚” で久志をどん底から救おうとしているようにも見えた。いや、もちろん、夫婦二人三脚とは程遠いのは間違いない。しかし、“福島三羽烏” の “三人四脚” を加えようとしていることは伝わった。
あとがき
今回の裕一と鉄男の関係は、第1回に繋がる関係に見えました。こう言うのをもっと入れて欲しいです。久志は県議会議員だった父・弥一(日向丈)への周囲の目が、自身の戦時歌謡を多く歌った歌手と言う仕事で変わってしまったことを悔いており、更に戦争中は周りの人に陰口を叩かれてどう生きて良いのか分からず苦悩していたのですね。なるほど…
こうなると、史実に基づく必要はありませんが、「夜更けの歌」や「イヨマンテの夜」も今後登場する可能性はありますね。
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