#リモラブ ~普通の恋は邪道~ (第2話・2020/10/21) 感想

日本テレビ系・新水曜ドラマ『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』(公式)
第2話『恋した檸檬の正体が早くも判明 理想と現実!? 苦悩する女心』の感想。
「檸檬」を名乗る人物に恋をする美々(波瑠)は、10月になってもSNS上でのやりとりを続けていた。ある日、美々は思い切ってハートマークを付けて送るが、それから檸檬の返信が途絶えてしまう。そんな時、美々は社内で青林(松下洸平)から食事に誘われ、彼が檸檬なのかと疑う。メッセージの中で檸檬の手掛かりを得た美々は、ある方法で正体を導き出そうとする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:水橋文美江(過去作/みかづき、スカーレット)
演出:中島悟(過去作/デカワンコ、世界一難しい恋、俺の話は長い) 第1,2話
丸谷俊平(過去作/もみ消して冬、俺の話は長い、ハケンの品格2020)
音楽:得田真裕(過去作/アンナチュラル、インハンド、監察医朝顔、俺の話は長い、MIU404)
主題歌:福山雅治「心音」(AMUSE / UNIVERSAL J)
いよいよ"本編スタート"と言う感じの1時間だった
前回は第1回だったため、初期設定の説明と、騒動と言うか状況の変化と言うか、主人公にとっての “新たな局面” が多くの尺を占めていたが、流石に第2話となって、その “新たな局面” の “続き” が描かれ始めたために、いよいよ本編スタートと言う感じの1時間だった。
俳優さんの演技を楽しむ意味でテレビドラマとしてマスクが
さて、コロナ禍に於ける描写や一般的な会社員としての描写については、あちこちツッコミどころはある。だた、ほぼ全ての登場人物がマスク着用と言う部分まで、リアルを追求したのは大英断だと思うが、果たして “テレビドラマ” としては、どうだろう?
もちろん、コロナ禍での撮影現場の大変さは伝わって来る。しかし、主人公を含めた一部の登場人物が一人でいるシーンでしか、登場人物がマスクを外さない。登場人物がマスクを外さないと言うことは、俳優の顔の目以外の演技を隠していることとイコールだ。
更に、本作はSNSの画面が映っている尺も意外と多いから、どうも俳優さんたちの演技を楽しむと言う意味では “テレビドラマ” としてどうか? ってこと。
これなら、緊急事態宣言中に制作されたリモートドラマのように、主要な登場人物以外、例えば、 朝鳴(及川光博)と青林(松下洸平)と五文字(間宮祥太朗)がやっていた会議なんで、マスクを外しての会話劇より、リモートで映像化した方が、春から夏にかけて放送されたリモートドラマとは一味も二味も違ったドラマになったのでは… と、思ってしまった。
コロナ禍故の不思議な世界観を持ったラブコメになっている
ただ、ドラマとしては、主人公が鋭い洞察力と観察力の持ち主だが、完璧主義者で口うるさい性格と言う “変わり者” である上に、時々 “男言葉” を使ったり、逆に女性っぽくデレッとしたりと、かなりシュールでちょっとウザいから…
本作のスタッフが過去に手掛けた、精神衛生上も社会的にも良い無害で明るくて胸キュンの恋バナ『きょうは会社休みます。』や、恋愛成就のテクニックとか恋愛弱者などの小手先や表面的な言葉が何の意味を持たないことや、相手を想う気持ちの美しさや優しさこそ大切なことを描いた『世界一難しい恋』のような明瞭な個性には “まだ” 足元にも及ばないし、諸手を挙げて面白いとは言えない。
しかし、コロナ禍だからこその不思議な世界観を持った “ラブコメ” にはなっていると思う。それに、コロナ禍の中で、意外と真面目な部分とおふざけの部分が巧みなバランスで成立していて、それも本作らしさに繋がっていると思う。
"檸檬のクエン酸ナトリウムが尿酸値を下げる"を上手く活用
また、「尿酸値5.29」のくだりは、個人的には面白かった。檸檬を探すために、美々(波瑠)が「尿酸値5.29」を手掛かりに社内の人間をリサーチすると言うくだりだ。産業医と言う主人公の立場を活かしたエピソードだから、こう言う主人公しか出来ないエピソードをもっと盛り込んだら良いと思う。
因みに、「痛風」歴25年以上のガチな痛風患者に言わせると、レモンなどの柑橘系に含まれるクエン酸ナトリウムが、尿の中野pH(水素イオン指数)を弱アルカリ性に傾け、尿酸を尿の中に多く溶かし込むような働きがあるとされる。だから、美々が尿酸値と檸檬を結び付けるのはそれなりの根拠もあって面白い。
"果糖は尿酸値を上げる働きがある"から過剰摂取は要注意!
但し、真面目に書くと過剰な柑橘系、特に柑橘系の清涼飲料の過剰摂取は、果物には多くの果糖が多く含まれており、果糖は尿酸値を上げる働きがあるから、食べすぎ飲み過ぎには要注意だ。
あとがき
1998年にフジテレビ系で放送された竹野内豊さんと田中美里さん主演のドラマ『WITH LOVE』を思い出しました。あちらは、作曲家の主人公が自作の曲を送信先を間違って送った女性との、当時、普及し始めたインターネットとメールをテーマに、ネット恋愛を題材にした恋愛ドラマでした。
そして、今作はコロナ禍での孤独感とSNSを通じて顔も名前も知らない相手に恋をすると言う今の世相を反映させた恋愛ドラマ。どちらも、大きく時代を反映させたドラマとして似ていませんか? 『WITH LOVE』はシリアスでおしゃれな恋バナでしたが、本作はどんなラブコメになるのか、興味はあります。
それと、ラストの檸檬の声が途中で「あれ?」と思いましたが、「50PA」こと、お笑い芸人の松陰寺太勇(ぺこぱ)さんでした。クレジットを見て確認しました。確かに「優しいツッコミをする人」ですもんね。とにかく、前回よりは面白かったです。次回に期待します。
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【これまでの感想】
第1話
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