連続テレビ小説「エール」 (第91回・2020/10/19) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『エール』(公式サイト)
第19週『鐘よ響け』の
第91回の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
終戦から3か月。裕一(窪田正孝)は、いまだ曲を作ることができずにいた。音(二階堂ふみ)はそんな裕一のことを心配しつつ、入院している岩城(吉原光夫)の様子を見に豊橋にやって来る。ある日、劇作家の池田(北村有起哉)が、自分が書いたラジオドラマの音楽を裕一に担当してもらえないかとお願いしに古山家を訪れる。華(根本真陽)はいい話だと裕一に受けるよう促すが、裕一の心は動かない。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●原案:林宏司 ●作:吉田照幸 ●演出:吉田照幸(敬称略)
週跨ぎで、「メインタイトル」がない4回目の『エール』
先週に続いて、4回目の「メインタイトル」がない『エール』。先週は、裕一(窪田正孝)の戦時中の苦悩が中心に描かれた週明けだ。週明けと当時に、終戦から3か月の時間経過があるが、作&演出の吉田照幸氏にとっては、それぞれの終戦を本格的に描こうと言う意図で、「メインタイトル」外しをしたのだろう。
関内家の"三姉妹"の"戦後の始まり"を描いたのは良かった
そして、物語は、序盤では、未だに作曲が出来ない裕一を描いて、中盤前からは、関内家の戦後が描き始められた。史実からも予告編からも裕一が、今週のサブタイトルにもなっている『鐘よ響け』で苦悩から立ち上がるのは分かっている。
だからと言って、週明けから “あれやこれや” が待ってましたと動き出してしまうと、ドラマとしてご都合主義過ぎるし、違和感しかない。
そこで、東京と豊橋と言うよりも、関内家の “三姉妹” それぞれの戦後の始まりを描いたのは良かったと思う。三姉妹それぞれに夫がいて、それぞれの悩みを抱えて生きている姿は、三姉妹と言う設定が活かされてもいるし。
惜しいのは、音が東京と豊橋を往復しただけに見えたこと…
ただ、少しだけ惜しいのは、音(二階堂ふみ)が、ただ東京と豊橋を往復しただけにしか見えなかったこと。まあ、それだけ本作の現時点では音の存在が大きくないと言うこと。むしろ、娘の華(根本真陽)の方が、弘哉(山時聡真)の戦死について裕一との比較対象と言う役割があるのが、何とも皮肉だが。
岩城は、光子への「穏やかで静粛な愛」と共に逝った…
そして、ついに、入院していた岩城(吉原光夫)が、「おかみさん… 長い間… ありがとうございます」と光子(薬師丸ひろ子)に感謝の言葉を残して逝った。感謝と言うよりも、「穏やかで静粛な愛」と表現すべきだろうか。その岩城の言葉に、ひと筋の涙を零した光子が深々と頭を下げて「ありがとうございました」と答えた。
光子のカメラから映り難い奥の瞳からのひと筋の涙が印象的
このひと筋の涙、演出意図や演技指導なのか、薬師丸ひろ子さんのアイデアかアドリブなのか分からないが、敢えてカメラから映り難い奥の瞳から鼻を伝って口元まで零れている。じっくり見た人だけ分かる涙なんて、実にいいと思う。
あとがき
今回を見て、改めて『エール』と言うタイトルが、本作にも、今の日本にも合っていると思いました。先週は重苦しい内容でしたが、少しずつ明るきざしっが見えてくる、そんな丁寧な描写が続くのを期待します。
全く感想とは無関係な話ですが、メインで使用しているノートパソコンが昨日から修理に出ているため、いつもと使い勝手が違うパソコンから投稿しているので、あちこち不備や投稿の遅れがあると思いますが、しばらくご了承下さい。
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第2週『運命のかぐや姫』
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第5週『愛の協奏曲』
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第13週『スター発掘オーディション』
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