極主夫道 (第2話・2020/10/18) 感想

日本テレビ系・日曜ドラマ『極主夫道』(公式)
第2話『玉木宏が元極道の専業主夫に!仁義なきスイーツ対決&主婦抗争!』、ラテ欄『仁義なきスイーツ対決!激闘!主婦の抗争が勃発!』の感想。
なお、原作の漫画、おおのこうすけ「極主夫道」(新潮社)は未読。
龍(玉木宏)は、刑務所を出た後にクレープ店を始めた元極道‘剛拳の虎’こと虎二郎(滝藤賢一)と再会。雅(志尊淳)は伝説の極道同士の対峙(たいじ)に息をのむ。そんな中、イベントの出店場所を巡り、田中(MEGUMI)と隣町の婦人会会長・山本(映美くらら)の小競り合いが勃発。やがて龍もよく知る天雀会の会長夫人・雲雀(稲森いずみ)も加わる‘戦い’に発展する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:おおのこうすけ「極主夫道」(漫画)
脚本:宇田学(過去作/99.9 -刑事専門弁護士、4号警備、探偵が早すぎる) 第1,2話
モラル(過去作/私のおじさん~WATAOJI~、真夏の少年~19452020)
演出:瑠東東一郎(過去作/おっさんずラブ、浦安鉄筋家族) 第1話
内藤瑛亮(過去作/悪霊病棟、仮面同窓会) 第2話
本田隆一(過去作/探偵が早すぎる、ブスだってI LOVE YOU)
音楽:瀬川英史(過去作/勇者ヨシヒコシリーズ、左江内氏、今日から俺は!!、エール)
主題歌:Da-iCE 「CITRUS」 (avex trax)
前回は、必死に漫画の世界観を実写化したいのが伝わった
第1話の演出担当は、『おっさんずラブ』や、あの『浦安鉄筋家族』のチーフ演出だった瑠東東一郎氏が担当していた上に、『浦安鉄筋家族』への出演者も本作に出演しているせいもあって、瑠東氏がお得意の “過剰な映像処理” が随所に挿入され、原作未読の私にとっても、漫画の世界観を実写ドラマ化しようと必死なのが伝わって面白かった。
演出担当の交代で『浦安鉄筋家族』らしさが薄まったが…
しかし、この第2話では演出担当が交代したため、当然のこと瑠東氏がお得意の “過剰な映像処理” が無くなった。そのお蔭で、『浦安鉄筋家族』らしさが薄まった。『浦安鉄筋家族』の大ファンの私としては、このことはある意味で良かったと思っている。その理由は二つある。
『浦安鉄筋家族』らしさが薄まり"ドラマ"らしくなって来た
一つは、類似作品を作る必然性がないこと。
もう一つは、原作の漫画へ寄せようとか近づけようとする演出が少なくなったことで、原作とは切り離して楽しめる「ヒューマン任侠コメディー」のドラマになって来たから。やはり、折角「原作あり」を「実写ドラマ」にするのだから、テレビや映像でしか描けない世界観を新たに創出すべき。
従って、第1回よりも作品のテンションが下がって面白味が薄まったと感じる視聴者はいると思う。でも、原作未読の私であっても、この映像を見れば、本作の原作の実写化が実にハードルの高いものかは容易に想像できる…
毎回違うゲストナレーターをもっと活用して新たな価値観を
これ、知る人は知る配役だろうが、知らない読者さんもいるかも知れないので書いておく。本作のナレーション担当は毎回ゲストで異なる配役になっている。因みに第1話のゲストナレーターは、『メタルギアソリッドシリーズ』、「スティーヴン・セガールの吹き替え」、『ブラック・ジャック』等で大活躍する声優の大塚明夫氏だった。
そしてこの第2話は、『ハイキュー!!』、『銀魂』、『ときめきレストラン』、『金色のコルダ』等の人気声優の日野聡氏だ。
でも、映像で施されている数々のアイデアや工夫で、これ以上を超えるのは相当に難しいから(もちろん、キャストもスタッフもかなり頑張っているのは認めるし、面白いのも確かだが)、ここは一つ、ゲストナレーションをもっと多用しつつ強調して映像を補強したら、新たな価値観や面白味が出て来るような気がする。是非とも、やって欲しい。
あとがき
いろいろ書きましたが、前期の夏の連ドラでシリアスな演技で魅せてくれた出演者たちが、こんなに馬鹿げた奇想天外のドラマを演じていること、そのものも笑えます。
また、果てしなくくだらない内容ですが、日曜日の夜に気楽に楽しめる「最強の主夫が大奮闘して、愛する町内と家族を守ろうとする任侠と家族愛のドタバタ痛快劇」として、悪くないと思います。それにしても、玉木宏さんと稲森いずみさんが吹っ切れた演技で “いい味” を出しており、嬉しいし楽しいです。
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【これまでの感想】
第1話
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