連続テレビ小説「エール」 (第18週/土曜日版・2020/10/17) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『エール』(公式サイト)
第18週『戦場の歌』の
『土曜日版』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
裕一(窪田正孝)は、慰問でビルマ(現ミャンマー)を訪れる。そこは“インパール作戦”が展開される激戦地だった。一方、福島では母・まさ(菊池桃子)が倒れ、弟の浩二(佐久本 宝)から知らせを受けた音(二階堂ふみ)が駆けつけていた。その頃、恩師の藤堂先生(森山直太朗)が前線の駐屯地にいることを知った裕一は、危険を冒し会いにいく。兵士たちと演奏会を開き、音楽で気持ちが一つになった翌朝。部隊を悲劇が襲い…。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
あくまでも「土曜日版」の感想を書こうと思う…
今週の内容については、昨日の金曜日分の感想に「総括」まで書いたから、本編についての感想を「土曜日版」で書くつもりは無い。従って、あくまでも「土曜日版」の感想を書こうと思う。
予想よりも、朝ドラおじさんのナビゲーションが多かった
今週は、 チーフ脚本&演出担当の吉田照幸氏が、普通なら登場人物のモノローグは、アフレコやアテレコで録音して映像に貼り付けるのだが、緊張感を演出するために、裕一(窪田正孝)のモノローグは演じたシーンの直後に録音をして、演技とモノローグが乖離しないような撮影方法を試みたと報道があった。
従って、今週は裕一のモノローグが多かったため、バナナマン日村氏の “ナビゲーション” は少なめになるかと思ったが、意外と裕一のモノローグのシーンはカットされ、その分 “ナビゲーション” が盛り込まれた感じがする。もしかすると、箇条書きだった先週の「土曜日版」より多かったかも知れない。
N「ここで ドラマの中なんですが この人の歌声が聴けますよ」
上の “ナレーション” なんて、正に朝ドラおじさんらしい解説だ。
土曜日版は裕一の苦悩と戦場の過酷さが半分も描けていない
ただ、金曜日の「総括」にも書いた通り、水曜日から金曜日は「15分間×3回=1話」と言うように、メインタイトルも排除して構成し作り込まれたから、ここまで削除部分が多いと、本編から伝わった印象とは、だいぶ違った印象になってしまった。
もちろん「単純なダイジェスト版」として見たり、本編を見ていない視聴者が「見逃しダイジェスト版」として見たりするなら悪いとは思わない。ただ、本編を見た者としては、裕一の苦悩も戦場の過酷さも、この「ダイジェスト版」では半分も描かれていないと思う。
もっとナビゲーションを盛り込んで新たな価値観を付加して
しかし、こう言う見方も出来る。先週が箇条書きだったのに対して、今週はかなり詰め込んだ。それも今後の裕一の、ドラマの方向性を左右するような大切な一週間に詰め込んだ。その結果、裕一のモノローグも多いし、津田健次郎氏のナレーションも多かった。
でも、それらがあったから内容が伝わり易くなったわけで、「ダイジェスト版」でそれらをここまで削除するなら、重厚感や緊張感を犠牲にしても良いから、もっとナビゲーションを盛り込んで、本編と雰囲気は異なっても、「ダイジェスト版」として新たな価値観を付加して、裕一の苦悩と戦場の過酷さを伝えた方が良かったと思う。
あとがき
今週を予告編含めて「15分間」にまとめるのは無理ですね。だからこそ、ナビゲーションに工夫が欲しかったです。と言うか、やはり本編を見てこその「土曜日版」ですよね。
また、かなり足早にエピソードが流れたので、「そりゃあ、山の中で演奏すれば敵に見つかるのは当然だわなぁ」とか、「裕一は最初に自宅に帰って音と華に無事を伝えてから、昌子さんへ報告に行った方が順番として正しいかも…」なんて気づいてしまいました。
次週は、ラジオドラマ「鐘の鳴る丘」と映画「長崎の鐘」の主題歌の話ですね。裕一の心情の変化をどれだけ丁寧に描けるかが勝負になりそうです。
最後に、前回の長文の感想に数々のコメントや、26人もWeb拍手を頂き(投稿時点で)、ありがとうございました。引き続き、自分の感じたままを書いて、本作に “エール” を送るつもりです。
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