連続テレビ小説「エール」 (第74回・2020/9/24) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『エール』(公式サイト)
第15週『先生のうた』の
第74回の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
鉄男(中村蒼)の歌詞にOKがでず、難航している「暁に祈る」の主題歌制作。鉄男が降板するなら、自分も降りると言った裕一(窪田正孝)に、もう1回だけチャンスが与えられる。歌詞を書くきっかけをつかもうと、裕一は鉄男を連れて福島に帰る。久しぶりに顔を出した実家に、なぜか久志(山崎育三郎)も来ていた!賑(にぎ)やかになった古山家に藤堂先生(森山直太朗)が、昌子(堀内敬子)と息子を連れてやってくる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●原案:林宏司 ●作:清水友佳子 ●演出:鹿島悠(敬称略)
もう少しナレーションで補強して欲しかった…
鉄男「お母さんも弟さんも いい人だ、いい家族だな」
まあ、好意的な脳内補完をすれば、時間経過の間で、兄弟間などの裕一(窪田正孝)と実家との蟠りが無くなったと受け取ることは出来る。ただ、そう今回で解釈しても、蟠りが描かれた事実は残るわけで、その意味ではもう少しナレーションで補強して欲しかった。
憑りつかれたようだった浩司の変化と、遺影の三郎の笑顔…
ただ、好意的な脳内補完を続ければ、時間経過し、戦争もあって、まるで何かに憑りつかれていたような弟の浩二(潤浩)も仕事で自分の努力が報われて温厚になり、三郎(唐沢寿明)の遺影の笑顔も、仲良くなった兄弟に微笑んでいるようにも映った。
福島の自然の中での撮影シーンには、エネルギーを感じる
また、久志(山﨑育三郎)が家族のために度々福島に帰っていることも分かったし、久し振りに福島に揃った “福島三羽ガラス” は、やはり本作の原点。そして、裕一の計らいで、鉄男(中村蒼)が恩師・藤堂先生(森山直太朗)と再会し、藤堂が予備役将校で出征すると言う事実。
“福島三羽ガラス” には「軍国歌謡」に携わること、藤堂は出征することで、裕一の周辺にも確実に戦争の足音が近づいている。そんな様々な厳しく辛い状況を、福島の自然の中での撮影シーンが、少しだけ和ませてくれた。
三人が川の字で話す場面に劇伴を付けない演出が感動的だ
藤堂「もし 村野と古山が作った曲と共に行けたら こんなに心強いことはない」
きっと、この藤堂の言葉に鉄男の心は動いたに違いない。なにせ、子どもの頃から繊細だったから。最後の三人が川の字で横になりながら、藤堂先生との思い出を語らうシーンも良かった。特に、劇伴を付けずに演技と台詞だけで魅せた演出は感動的だった。
藤堂の登場で、裕一と鉄男と久志(山﨑育三郎)が音楽に目覚めたことの原点に戻って、何かが再び動き出す予感を、明るい場面を交えながら、シリアスになり過ぎず、懐かしさを前面に出して描いた15分間。なかなか良かったと思う。
あとがき
「先生のうた」が完成して世に出るのでしょうが、あと2回あったら、じっくりと描けたでしょうね。でも、明日が金曜日なので、エピソードも取捨選択を上手くやって、“福島三羽ガラス” が世に羽ばたく瞬間をドラマチックに描いて欲しいです。
昨夜(9/23)に放送されたNHK『歴史秘話ヒストリア』の『古関裕而 エールよ時代に響け』が良かったです。再放送は、9月29日(火)午後3時08分~ 午後3時55分です。お見逃しなく。
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