おカネの切れ目が恋のはじまり (第2話/全4回・2020/9/22) 感想

TBS系・火曜ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(公式)
第2話/全4回『その恋、投資する価値アリですか?』の感想。
なお、本作は既に全話撮影終了しているため、要望などは書きません。
玲子(松岡茉優)は慶太(三浦春馬)にお金の使い方を助言するが、価値観が違いすぎて一向にかみ合わない。一方、営業部の純(北村匠海)は玲子に共感し好意を抱くように。そんな中、ベンチャー企業代表の山鹿(梶裕貴)がモンキーパスの赤字事業であるスポーツ施設のリニューアルを提案してくる。慶太は、元恋人・まりあ(星蘭ひとみ)の婚約者である山鹿に対抗心を燃やし…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:大島里美(過去作/早海さんと呼ばれる日、花燃ゆ、凪のお暇)
演出:平野俊一(過去作/S最後の警官、カンナさーん、インハンド、ノーダイド・ゲーム) 第1,2話
木村ひさし(過去作/あまんじゃく2018,2020、99.9シリーズ、IQ24)
土井裕泰(過去作/重版出来!、カルテット、凪のお暇、逃げ恥)
音楽:大間々昂(過去作/地味にスゴイ!、花のち晴れ)
主題歌:turn over?/Mr.Children
第1話は、三浦春馬さんへの思いが募り過ぎて…
三浦春馬さんの大ファンからすれば、私なんて、彼のドラマを観て感想を綴ったり、NHKの紀行番組『世界はほしいモノにあふれてる』を観たり…と言う程度のファンであるが。
関テレ制作・フジテレビ系ドラマ『TWO WEEKS』の主人公・結城大地 役の演技が実に素晴らしかったから、次に出演される連ドラをずっと楽しみにしていた一人として、彼の突然の死を容易に受け入れることは出来なかった。
従って、第1話も、じっくり見れば見るほど、彼への思いが募って来て、内容がなかなか頭に入らなかったのが正直な気持ちだった。そこで、第2話を前に録画を見直してみた。
第1話の感想で触れなかった部分を綴ろうと思う
まずは、第1話の感想で触れなかった部分を綴ろうと思う。 第1話を見終えた直後は、基本設定と全体の雰囲気はNHKのドラマ『これは経費で落ちません!』(2019年7月~9月)に似ているし、唯一の趣味は節約の冴えないOLと、とにかく自由人の青年が同じアパートに暮らす設定は、TBS系ドラマ『凪のお暇』(2019年7月~9月)風に見えて、かなり既視感が漂う作品に見えた。
しかし、改めて第1話を見てみると、どちらのドラマとも違う部分がテーマになっていることが見えて来た。それは、「お金の悩みは、なかなか人に相談できない」と言う “繊細” で “慎重” なテーマが根っこにあるってこと。
そして、お金に対してだけでなく、恋愛やその他の事柄に “繊細すぎる人” や “慎重すぎる人” は決して “生きづらい人” ではないと言うことを、主人公である “清貧女子” の丸鬼玲子(松岡茉優)は自分で何となく分かっていて、真っ直ぐに清貧に生きるだけでなく、“お金のプロ” で公認会計士の早乙女健(三浦翔平)に貢ぐと言う「お金と仲良くなる方法」を自ら模索し実行しつつ、“浪費家” の御曹司・猿渡慶太(三浦春馬)と “節約男子” の営業部後輩・板垣純(北村匠海)と共に、時にはこじらせたり、時には上手く行ったり、時には指導したりしながら、それぞれの「お金と仲良くなる方法」を見つけるドラマとして、全4回でまとめるような気がした。
放送するなら、きちんと連ドラとして完結させて欲しい
また、企画当初「全8話」だったそうだから、4人の “金銭感覚” と “恋愛感覚” が同じだったり、異なったりを描きつつ、4人のラブコメに発展していく予定だったと思う。しかし、本作は残念ながら「全4話」。だから、前半戦となる「4話分」では、どこまで描くのかが気になる。
ただ、一部の情報では、第4話までと第5話以降では、展開が大きく変わる予定だったとされるから、あまり尻切れトンボなドラマにならないことを期待したいし、折角、放送するのだから、きちんと連ドラとして完結させて欲しい。それが、テレビドラマを愛する一人として、三浦春馬さんの新作を楽しみにしていた一人としての、純粋な今の思いだ。
「方丈記」の文が"金銭感覚"と"恋愛感覚"に活かされている
さて、ここから第2話の感想。序盤で、早乙女が言った、次の台詞が、第2話の骨格になっていたと思う。
早乙女「大切なのは流れをつくること
マネー イズ フロー 投じましょう
投じれば 動き出す お金も 恋も」
本作の冒頭で富彦(草刈正雄)社長のナレーションで読まれるのが、鴨長明による鎌倉時代の随筆『方丈記』。その冒頭、書き出しの部分が「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。」
それを、そこを英語(片仮名)で、本作風に表現したのが「マネー・イズ・フロー」であり、それを本作風に言ったのが「投じれば 動き出す お金も 恋も」ってことで、前述の通りに、4人の “金銭感覚” と “恋愛感覚” を描くドラマらしくなった第2話。
「消費・浪費・投資」と「コンコルド効果」の使い方が良かった
また、前回以上に「消費・浪費・投資」が強調された。個人的な好みで言えば、もう少しお金の部分を強調しても良いと思うが、前半部分で「消費・浪費・投資」と “金銭感覚” の違いをコミカルに描いて、中盤のテニスの頃からは “恋愛感覚” をシリアスに。
そして、そのまま恋バナに流れていくのかと思いきや、今度は「コンコルド効果(埋没費用効果)」を引用して、お金の話へ。経済用語を上手く活用して、玲子が自身の “貢ぐ行為” の無意味さを感じながら、まりあ(星蘭ひとみ)に話して、まりあが一足先に偽物の恋愛から抜け出す展開も悪くなかった。
あとがき
ベンチャー企業代表の山鹿を演じたのが梶裕貴さんは、ご存知だと思いますが声優さんで、映画『進撃の巨人』でエレン役を演じており、三浦春馬さんも実写版映画『進撃の巨人』でエレン役を演じており、粋なキャスティングでした。最後のヒーローショーの声優さんも梶裕貴さんが演じておられたのでしょうか。
また、三浦春馬さんの喜怒哀楽の表情が良くて、ドラマのテンポの良さになっていますね。そこへ、敢えて抑えた演技で向き合う松岡茉優さんとのバランスも良いと思います。これで折り返し。後半がどうなるのか楽しみです。
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