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連続テレビ小説「エール」 (第67回・2020/9/15) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・連続テレビ小説『エール』公式サイト
第14週『弟子がやって来た!』の 第67回の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。

【告知】個人的なことですが、10月以降も元のように仕事が動き出しそうにないので、毎朝起きると辛いです。従いまして、『エール』の感想は、出来るだけ前向きな内容に書くことにします。もちろん、「ここをこうした方が良かった」と言うのは書くつもりですが、済んだことに、あれこれ言っても、虚しさが募るだけですので… ※暫く“テンプレ”です。


裕一(窪田正孝)の弟子として、古山家に居候して作曲家を目指すことになった五郎(岡部大)と、文芸ノ友新人賞の受賞をきっかけに上京してきて、古山家の空いている部屋に住んで執筆活動をすすめることになった梅(森七菜)。正反対の性格の二人がなかなか仲良くなれないのを見かねた裕一は、まずは二人が話す機会をつくろうと五郎の歓迎会を開くことにするが、そこに久志(山崎育三郎)が現れて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

●原案:林宏司 ●作:嶋田うれ葉 ●演出:松園武大(敬称略)

予想より早くと言うか、期待通りの仕上がりになって来た…

予想より早くと言うか、期待通りの仕上がりになって来たと言うか。そんな15分。

前回の感想のあとがきで書いた通り、 今週の「嶋田うれ葉×松園武大」の脚本と演出のコンビは、裕一の父・三郎(唐沢寿明)が亡くなる第11週『家族のうた』担当のコンビだから、ホームドラマをホームドラマらしく描くのは出来るはずなのだ。だから、水曜日位に頭角を現わせば良いと思っていたが、まさか火曜日で頭角を現すとは思わなかった。

裕一を作曲家として描き、作曲方法も描いたのは良かった

まず、丁寧だと思ったのが、前回で音がこんなことを言ったが、それをきちんと映像で見せて来たこと。

音「いつも バ~ッと降ってきたりとか
  誰かの話を聞いて『おお~!』って思いついたりとかだから
  それって 教えてあげられるのかな? と思って」

開始直後に、ミラクルを感じさせる軽妙な劇伴に合わせて、裕一(窪田正孝)が、古山家に居候して作曲家を目指すことになった弟子の五郎(岡部大)に「メロディーが降って来る」ところ見せるシーンがあった。

やはり、ここ最近の本作では、少々、裕一が作曲家で作曲をしている場面が少なかったから、こうしてしっかりと、主人公である裕一が作曲家であり、メロディーが降臨するタイプの作曲スタイルであること、視聴者に示したのは良いこと。だって、作曲家の、音楽の朝ドラなのだから、

「頭じゃなくて 心で感じること」と指導も描かれた

その上、音が言った「それって 教えてあげられるのかな?」の疑問についても、かなり抽象的ではあるが、「頭じゃなくて 心で感じること」と指導も描かれた。

また、前回の感想で、音の雰囲気が若干変わったと書いたが、このように裕一も “教える立場” になると言う変化があれば、裕一も音も先週まで、正確に書けば「五郎が来るまで」と「五郎が着た後」で人間的に変化したと捉えることも出来る。まあ、そうなると前回を否定することにもなるが。

でも、ギリギリ連ドラとしての連続性は担保されたと思う。

華の「饅頭の盗み食い騒動」も、意味深なシーンで悪くない

娘の華(田中乃愛)の「饅頭の盗み食い騒動」も、如何にもホームドラマって感じ。更に、母親の音を早めに退場させて、梅(森七菜)と五郎のシーンを作ったのも良かった。五郎の人間性は、「恐縮です」でかなり見えたとしても、基本的は今週からのまっさらな新キャラ。

梅もこれまで幾度か登場してはいるが、文芸ノ友新人賞を受賞したと言う立場から、ほぼ新キャラ的な存在。特に、この先が恋バナに進展するなら、恋愛については新キャラと同様だ。

だから、二人の新キャラの人間性を描くのに、華を道具に使って違いを描き、更に、梅が “顔” に拘りと言うか、人間の見た目について何らかのコンプレックスを抱えている可能性も、チラリと見せたのも良かったし、その場を去る梅を、じっと見つめて立っている五郎のカットが少し長めだったことも、先が気になる演出として良かったと思う。

第4週『君はるか』の 『第19回』で裕一と文通を始めた頃に、音が “美醜” を気にしない…と言うようなことを言ったのを思い出した。どうやら、音は見た目は関係ないが、梅は見た目を気に何か思いがあるタイプと言う、姉妹の描き分けにもなっているから、このシーンはコミカルなシーンではあるが、なかなか意味深なシーンだと思う。

台詞で「恵」を登場させたのは前回の「幽霊の安隆」と同じ

前回の感想に「既出の脇役を使って、五郎と梅を受け入れたら良かったのに」と書いたが、ここも、次の音の台詞で改善された。

音「華は 恵さんにお願いしようかな」

いつもなら、歓迎会やらを開催する時は「喫茶バンブー」がお約束だったが、何らかの事情があったのだろう。会場を鉄男(中村蒼)のおでん屋にするのは悪くないが、ここで、バンブーの恵(仲里依紗)の名が登場することで、保(野間口徹)と仲良く子守りをしている映像が浮かんで来る。こう言うのが連ドラには必要なのだ。

画面にいない人を感じさせて、世界観を広げつつ、繋げて行くのは、前回の終盤で、梅が「幽霊のお父さん 会った?」の台詞も同じこと。音と梅が「幽霊のお父さん」のことを華が生まれてから一度も話していなかったと言う時間経過も見えた。こう言うのを積み重ねていくのが大切だと思う。

「竹輪」も「小山田耕三の本」も連ドラとして正しい選択

おでん屋のくだりも、しっかりと連ドラの連続性が、音が好きなおでんの具が「竹輪」であることで担保された。これをやるには、「喫茶バンブー」では難しいから、おでん屋である必然性も出て来たことになる。

これは、作曲が上手く行かない五郎に、裕一が渡した小山田耕三著「作曲入門」の本も同じだ。志村けんさんの姿すら思い出して、話がどんどん繋がって行く。こう言うのを期待していたのだ。

あとがき

一気に、『エール』らしく、ホームドラマらしくなってきましたね。あとは、出来れば裕一が廿日市にせかされて、新曲を作るのにも焦りつつ、五郎の面倒も見ていると、連ドラとし、あれこれが繋がるのですが。また、今回は五郎と華が接する機会が多かったのに、華が「五郎ちゃん」と一度も言わなかったのも良かったです。次回に期待します。

ただ、一言。これまでの裕一と音、今の裕一と音、第1回の裕一と音が、微妙に違いますね。でも、夫婦二人三脚的な部分は、今と第1回が近いので、ナレーションで、上手く補強したらより良くなると思います。そこはこの先に期待します。



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【これまでの感想】

第1週『初めてのエール』
1 2 3 4 5 
第2週『運命のかぐや姫』
6 7 8 9 10 
第3週『いばらの道』
11 12 13 14 15 
第4週『君はるか』
16 17 18 19 20 
第5週『愛の協奏曲』
21 22 23 24 25 
第6週『ふたりの決意』
26 27 28 29 30 
第7週『夢の新婚生活』
31 32 33 34 35 
第8週『紺碧(ぺき)の空』
36 37 38 39 40 
第9週『東京恋物語』
41 42 43 44 45 
第10週『響きあう夢』
46 47 48 49 50 
第11週『家族のうた』
51 52 53 54 55 
第12週『アナザーストーリー ~それぞれの愛のカタチ~』
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第13週『スター発掘オーディション』
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[再]第1週『初めてのエール』佐藤久志(山崎育三郎)
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[再]第2週『運命のかぐや姫』佐藤久志(山崎育三郎)
6
[再]第2週『運命のかぐや姫』関内吟(松井玲奈)
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[再]第3週『いばらの道』関内吟(松井玲奈)
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[再]第3週『いばらの道』藤堂清晴(森山直太朗)
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[再]第4週『君はるか』御手洗清太郎(古川雄大)
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[再]第5週愛の狂騒曲』御手洗清太郎(古川雄大)
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[再]第5週『愛の狂騒曲』村野鉄男(中村蒼)
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[再]第6週『ふたりの決意』村野鉄男(中村蒼)
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[再]第7週『夢の新婚生活』梶取保(野間口徹)
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[再]第8週『紺碧(ぺき)の空』梶取保(野間口徹)
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[再]第8週『紺碧(ぺき)の空』古山まさ(菊池桃子)
37 38 39 40
[再]第9週『東京恋物語』古山まさ(菊池桃子)
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第9週『東京恋物語』音の妹・関内 梅(森七菜)
43 44 45
[再]第10週『響きあう夢』音の妹・関内 梅(森七菜)
46 47 48
[再]第10週『響きあう夢』川俣銀行時代の菊池昌子(堀内敬子)
49 50
第11週『家族のうた』川俣銀行時代の菊池昌子(堀内敬子)
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[再]第11週『家族のうた』喫茶バンブーの梶取恵(仲里依紗)
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[再]第12週『アナザーストーリー ~それぞれの愛のカタチ~』梶取恵(仲里依紗)
56 57 58 59 60
[再]第13週『スター発掘オーディション!』川俣銀行支店長(相島一之)
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Author : みっきー

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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