おじさんはカワイイものがお好き。 (第5話/最終回・2020/9/10) 感想

読売テレビ制作・日本テレビ系・木曜ドラマF『おじさんはカワイイものがお好き。』(公式)
第5話/最終回『小路さん、走る!』の感想。
なお、原作の漫画、ツトム「おじさんはカワイイものがお好き。」(フレックスコミックス)は未読。また、本作は既に全話撮影終了しているため、要望などは書かない。
互いに嫌われたくないと思うあまり本音を話せず、すれ違う小路(眞島秀和)とケンタ(今井翼)。一緒に臨む仕事が最終段階に入り、会う機会がなくなる中、小路はケンタが言った言葉にとらわれて元気をなくし、鳴戸(桐山漣)はそんな小路の様子が気に掛かる。小路は元の生活に戻っただけと自分に言い聞かせ、寂しさから目を背けようとしていた。一方、漫画家デビューのオファーを受けた真純(藤原大祐)は、インターネット上の反応を思い出し「怖い」と思ってしまう。そんな折、ケンタが小路らの仕事現場に現れるが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:ツトム「おじさんはカワイイものがお好き。」(フレックスコミックス)
脚本:坪田文(過去作/コウノドリ1,2、モトカレマニア)
演出:熊坂出(過去作/わにとかげぎす、僕はどこから)
音楽:眞鍋昭大(過去作/SUITS[1,2]、後妻業、アライブ がん専門医のカルテ)
主題歌:サイダーガール 「落陽」(ユニバーサルJ / ユニバーサルミュージック)
「おじキュン!」ドラマは、こっちが"御本家"
つい先日、「おじキュン!」なるタイトルを付けた “名ばかり” の某ドラマの特別編が放送されたが、この『おじさんはカワイイものがお好き。』こそ、「おじキュン!」を正式に冠することが出来る “御本家” とも言うべきドラマだと言うのが私の意見。異論反論は認めない(笑)
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"孤独だからこその幸福"が"孤独でないから得られる幸福"へ
ホント、このドラマは良く出来てるなぁと思う。本来なら『おじさんはカワイイものがお好き。』なのだから、“カワイイものが大好きなおじさん” である小路(眞島秀和)とケンタ(今井翼)と鳴戸(桐山漣)を出して絡めるだけでも十分に面白そうなのに。
そこへ、漫画家になる夢を持つ若い青年・真純(藤原大祐)を加えたことで、「好き」を誰にも告げずに、一人で楽しんでいた時の、そう『孤独のグルメ』にも通じる “孤独だからこその幸福感” に満足していた4人が、「好き」を同じ趣味趣向の人たちと共有することにより、“孤独でないから得られる幸福感” を知り、楽しみ、悩み、苦しみ、考えて、前に進む姿を描く「人と人との関りを描くドラマ」に仕立てたからだ。
性別や年齢を超えた新しいカタチの恋愛ドラマに仕上がった
また、幾重にも積み重なる恋愛ドラマにもなっている。「カワイイもの」と自分との恋愛に似た感情、「パグ太郎」を好き同士の恋愛に似た感情、「カワイイもの」を好き同士の恋愛に似た感情、「好き」が好き同士の恋愛に似た感情が…
メインの4人以外の脇役たちを含めて、ドラマのあちこちに散りばめられており、基本的なフォーマットは恋愛ドラマだが、そこを何度も捻って、見飽きた男女の恋バナとは異なるのが実に愉快だし、性別や年齢を超えた新しいカタチの恋愛ドラマに仕上がった。
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鳴戸の「ぐぬぬが来ない」へのくだりは、とても感動的
最終回の序盤から中盤で活躍が際立ったのが、ラブホテルみたいな名前なったニュー鳴戸。
真純へのアドバイスも良かったし、ケンタの言葉にとらわれて元気をなくした小路が気に掛かり、さり気なく仕事上のアドバイスに見せかけて、私生活の改善策を提案するくだり、そして、小路が落としたパグ太郎のメガネ拭きを自分のものだと言ってから「ぐぬぬが来ない」へのくだりなんて、とても感動的だった。
おじさんだって、生で「好き」に会ったら泣いちゃうし…
そして、遂に小路とケンタが再会して、単純に「パグ太郎ドリームショー2020」へ一緒に行って…となるのかと思いきや、そこには「好き」が同じ友だち同士の心の交流が描かれたあとに、終了間際のショーに辿り着くと言う、ハラハラドキドキの展開だ。
そして、最初は躊躇してした小路が、生パグ太郎としっかりと手を握り、笑顔で写真を撮って、なかなか握った手が離せないくだりなんて、超わかる~ぅ。そう、おじさんだって、生で「好き」に会ったら泣いちゃうのだ。声も震えちゃうのだ。もちろん、夢オチでないのもホッと。そして、癒される…
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あとがき
サブタイルが『 小路さん、走る! 』のセンス、抜群ですね。そして、「大切なのは “心の赴くままの自由”」と言う小路の最後の台詞が印象的でした。 見た目とのギャップがあり過ぎる秘密を抱えながら生きる葛藤と、「好き」が同じ友だちとの交流を描いたコメディドラマですが、もっと深い人間ドラマになっていました。
人と人が関わり合って物語が丁寧に紡がれて行ったのも良かったです。どんな事情で、「全5話」なのか知りませんが、続編やスペシャルで帰ってきて欲しいです。また、サントラ盤と、初回限定生産 小路さんとお揃い! パグ太郎グッズ付きBlu-ray & DVD BOX(キービジュアルミニポスター付) が発売されます。
あぁ、私も、東京ディズニーシーの年パス枠が当たって、ミッキーたちに会いたいなぁ。もちろん、「おじさん一人ディズニー」です!
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