[再]連続テレビ小説「エール」 (第62回・2020/9/8) 感想

NHK総合・[再放送]連続テレビ小説『エール』(公式サイト)
第13週『スター発掘オーディション!』の
第62回:川俣銀行支店長の落合吾郎(相島一之)の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
【告知】個人的なことですが、10月以降も元のように仕事が動き出しそうにないので、毎朝起きると辛いです。従いまして、『エール』の再放送の感想は、出来るだけ前向きな内容に書くことにします。もちろん、「ここをこうした方が良かった」と言うのは書くつもりですが、済んだことに、あれこれ言っても、虚しさが募るだけですので… ※暫く“テンプレ”です。
久志(山崎育三郎)がなぜ音楽の道に進むことになったのか、そのきっかけについての物語。学校ではクールにふるまっている10歳の久志(山口太幹)だったが、家では父の再婚で新しくやってきた母・玲子(黒川芽衣)になじむことができず、葛藤をかかえていた。担任の藤堂先生(森山直太朗)は、ある日クラスの皆で歌っている時に久志の歌の才能に気づいて、学芸会でその歌声を披露することをすすめる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●原作:林宏司 ●作:嶋田うれ葉 ●演出:野口雄大(敬称略)
出来れば一度は「字幕無し」で見ることをお勧めしたい!
再放送の今回分をまだ見ていない読者さんに、管理人のみっきーから、やや強引な提案を一つだけさせて頂きたい。それは、この第62回の再放送は、出来れば一度は「字幕無し」で見ることをお勧めしたいってこと(もちろん、聴覚に障害がある人は、字幕オンで再放送を楽しんで頂きたいのは当然です)。
では、なぜ、敢えて今回は「字幕無し」がお勧めなのか? 理由は、以下の3つ。
●落合吾郎(相島一之)の解説と登場人物の台詞のやり取りが面白いから。
※字幕を読んでしまうと、読む “間” が邪魔になる。
●登場人物の台詞のタイミングに工夫があるから。
※字幕を読むと、その工夫を楽しめなくなり残念…
●音楽が主体のエピソードなので、“歌声” に集中して欲しいから。
※聴覚障害者の方には申し訳ございませんが、音楽がテーマの朝ドラを楽しんで。
私は、いつも「字幕オン」で見て、台詞の表記方法を確認しながら見るのが癖なのでそうしているが、今回は、たまたま「字幕無し」で見たら、初見の時よりも、とても好印象を持ったから、是非とも「字幕無し」で楽しめる読さんはそうして頂きたい。
今回は、前回よりも格段に解説シナリオが良く出来ている
「字幕無し」をお勧めしておいてなんだが、アバンタイトルの解説シナリオが実に良く出来ていると言うお話から。例えば、アバンタイトルで10歳の久志(山口太幹)が家族と朝食を摂っている場面。
「時は、大正八年、福島」から始まる解説だが、「何だい? お父さんも蝶ネクタイ」と言う解説が、まだ父の佐藤弥一(日向丈)が画面に映っていないのに被さって来る。その上、「久志君の向かいさいる若い女性は…」も映像よりも “食い気味” に被さる。
でも、その “食い気味” の解説は、母の玲子(黒川芽以)の「久志ちゃん」の台詞までに解説を終えておくために、きちんと放送尺と解説の尺が計算されたことを意味する。これは明らかに、前回の “間” が今一つだった解説とは違う。だから、「字幕無し」で楽しめる読者さんにはお勧めしたいのだ。
「字幕無し」だから様々な要素が楽しめる推し場面をご紹介
では、「字幕無し」だからこそ、今回の脚本、演出、演技(台詞)、ナレーション、解説が楽しめるところを、幾つかピックアップしていく。
主題歌明けの小学校での音楽の授業の場面
例えば、主題歌明けの小学校での音楽の授業の場面。「懐かしい小学校!」と感情の入った解説から始まるこのシーンには、続いて「オルガン弾くのは藤堂先生。昌子さん、ほんに、いい人、めっけましたなぁ。おや? 久志君の歌に何か魅かれるものがあるみてえだなぁ」と解説が被さる。
前回には無かった「昌子さん、ほんに、いい人、めっけましたなぁ」なんて解説は、落合支店長にしか言えない解説だし、藤堂先生(森山直太朗)が魅かれた久志の歌を聞くには、画面に「♪故郷」の歌詞がずっと表示されるから、ここは「字幕無し」がお勧めなのだ。
帰宅した久志と女中・幸代とのやり取り
次のお勧め場面は、帰宅した久志と女中・幸代(池津祥子)とのやり取り。ここは、久志と幸代の会話劇の合間を縫って、びっしりと言って良い位に解説が入っている。しかし、字幕表示は、そもそも久志と幸代の文字の色分けが無くて、どちらも「白色」。その上、台詞が多いこともあって、久志と幸代の台詞の字幕が一つの画面に同時に表示されてしまう。
だから、画面が賑やか過ぎてしまう。ここは、本来とてもシリアスな少年の心を描くシーンだから、久志を見守る感じの幸代と解説を堪能して欲しい… それがお勧めの理由だ。
実母に会いに久志が林の中を歩く場面
「字幕無し」が一番お勧めなのが、久志が、久志の生みの母・麻友(深澤しほ)を探しに行く場面。長めのナレーションが入った後に、「この辺りに住んでいると思うのですが ご存知ですか?」と言う久志の台詞が先行して入って来るところ。
最初は林の中で村人とすれ違う神妙な面持ちの久志に字幕が被ってしまい、次の林の中をロングショット(引きの画)で久志が画面の下の方を歩くカットでは、画面に小さく映り込んでいる互いに逆方向に歩く久志と村人よりも、字幕が画面のど真ん中に表示されて、ロングショットにした意味が感じられないから。
ここは「字幕無し」で、遠くに見える小さな久志に注目して欲しいのだ。
「♪故郷」が伴奏無しからオルガンの伴奏が入る場面
「字幕オン」でも十分に見応えのあるシーンなのだが、ここを「字幕無し」にすると、この度の「久志が実母を探す旅」と「♪故郷」のメロディーの関係の奥深さと、音響の演出の細かさが余計に楽しめる…と言う場面がこちら。もちろん、「♪故郷」の歌詞は事前知っているのが前提にはなるが。
突然の大雨の中を帰って来た久志が向かったのは自宅ではなく学校。そこに、藤堂先生がいて一緒に「♪故郷」を歌い出すが、学校で久志と藤堂先生が歌う歌声のバックには伴奏はない。しかし、シーンが学校から自宅に切り替わると、恐らく藤堂先生の演奏と思われるオルガンの伴奏付きになる。
私は、それなりの時間を久志と藤堂先生がオルガンを伴奏にして歌ったことで、実母への思いを封印して、新しい母を受け入れられるようになった…と、解釈している。だから、ここは、久志と藤堂先生のオルガン伴奏の「♪故郷」を劇伴に、「久志の成長物語」を “音楽と演技と解説だけ” で堪能して欲しいのだ。
あとがき
今回も、最後は、本編の久志(山﨑育三郎)が歌う「♪故郷」が終わり、「つづく」のテロップが出て、更に視聴者からの写真投稿コーナー「“愛” をココから」にまで、はみ出して「私も一杯頂くとしますか」を入れましたね。このように放送尺をギリギリまで活用して、再放送を解説で盛り上げよう言う姿勢に共感します。
また今回は、前回よりも、解説が落合支店長らしい優しさに溢れていた上に、かなりの分量の解説が盛り込まれて、初見の時から好きな放送回ですが、益々印象に残る回になりました。この調子なら、今週末まで相島一之さんによる川俣銀行支店長の「落合吾郎」になり切った副音声による解説を楽しめそうですね。
最後に、「字幕無し」と言う大胆な提案をしたことに、ドラマの新たな楽しみ方の提案以外に、何ら意図はありません。
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第7週『夢の新婚生活』梶取保(野間口徹)
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