生放送!!半沢直樹の恩返し (2020/9/6) 感想

TBSテレビ系・日曜劇場『半沢直樹[2020] 』(公式)
『生放送!!半沢直樹の恩返し』の感想。
なお、原作の池井戸潤「ロスジェネの逆襲」(小説)、池井戸潤「銀翼のイカロス」(小説)、池井戸潤「半沢直樹3 ロスジェネの逆襲」(小説)、池井戸潤「半沢直樹4 銀翼のイカロス」(小説)は未読。
9月6日(日)に予定していた日曜劇場『半沢直樹』第8話の放送が、急遽、翌週9月13日(日)に延期に…そこで今夜は『半沢直樹』のキャスト・スタッフが一丸となり1時間の生放送をお届け!さらに『半沢直樹』ファンの方々もお迎えし、見応えたっぷりの1時間生放送!
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:池井戸潤「ロスジェネの逆襲」(小説)
池井戸潤「銀翼のイカロス」(小説)
池井戸潤「半沢直樹3 ロスジェネの逆襲」(小説)
池井戸潤「半沢直樹4 銀翼のイカロス」(小説)
脚本:丑尾健太郎(過去作/小さな巨人、下町ロケット、ノーサイド・ゲーム) 第1,2,3,4,5,6,7話
金沢知樹(過去作/カサネ、シメ)シ 第5話
谷口純一郎(過去作/警視庁・捜査一課長3、僕とシッポと神楽坂) 第6,7話
演出:福澤克雄(過去作/半沢直樹、小さな巨人、陸王、下町ロケット) 第1,2,3,4話
田中健太(過去作/半沢直樹、小さな巨人、陸王、ブラックペアン、下町ロケット) 第5,7話
松木彩(過去作/下町ロケット2018 第10話のみ、グッドワイフ第7話のみ) 第6話
音楽:服部隆之(過去作半沢直樹、ルーズヴェルト・ゲーム、下町ロケット、陸王)
ドラマ班が「生放送」を手掛けたのは斬新!
普通、テレビ番組の制作現場に於いて、「生放送」を得意とするのはニュース番組を作っている報道班か、一部のバラエティー番組班。それこそ、テレビドラマが始まった当初は、NHKでドラマも生放送が行われていたが、それはビデオ(録画するモノ)が無かったはるか遠くの時代のお話。
メインDの福沢氏が役員待遇だからこそTBSが一丸となった!
その意味で、ドラマ制作班が「生放送」を手掛けたのは新鮮だし、番組冒頭で、 安住紳一郎(TBSアナウンサー)さんが言っていたように、本作のメインディレクターである福澤克雄氏の現在の彼の役職は “役員待遇のエキスパート職 ” だから、恐らくTBSの技術スタッフが一丸となって協力体制を敷いたからこそ実現したと思う。
もちろん、『半沢直樹』の本編と同様に見逃し配信も一切無しの潔さ。この辺の徹底ぶりも、TBSの力の入れようが分かる。
トーク番組なのに、ドラマ的なカット割りが踏襲されていた
また、放送自体も、単純に出演者を揃えて並べ、喋っている人を撮影するようなスタイルではなく、きちんと『半沢直樹』らしいカット割りを踏襲して、きちんと “どアップ” で魅せる部分はしっかりと映したり、全体のテンポ感も、トーク番組とは一味違った雰囲気があって、流石、キャストとスタッフが一丸となっての生放送に仕上がった。
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アラフィフ以上の出演者だけを揃えたキャスティングも新鮮
また、キャスティングについても、気合を感じた。安住アナは別として、 ファン代表的な立ち位置で久本雅美さんとヒロミさんが出演したことには、私を含め恐らく世間では賛否両論あると思う。
ただ、斬新なのは、半沢直樹キャストを含めて、46歳の堺 雅人さん、司会の安住さんは47歳、48歳の児嶋一哉さんと片岡 愛之助さんが40歳代で、及川光博さんと香川照之さんとヒロミさんは50歳以上、久本雅美さんは64歳。と言うことで、出演者のほぼ全員がアラフィフ以上。TBSの番組で言ったら私が大好きな『噂の東京マガジン』並みの高齢化だ。
今作が視聴率稼ぎが目的なら、出演者代表には若手の賀来賢人さんや若い女優さん代表で今田美桜さんを、司会進行も安住アナと若手女子アナのペアに、ファン代表も若い女性タレントをキャスティングして、全体のバランスを図るのが普通だと思うが、ここも潔く、濃い目のおじさんたちをバシッと揃えたのも新鮮だった。
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俳優陣が役の衣装を着て、ドラマ制作の裏話を語る新鮮さ
更に新鮮だったのは、俳優さんたちが、自分が演じている役で、その衣装を着て出演し、ドラマ制作の裏話をすると言うこと。
それこそ、主演の堺雅人さんは、「半沢直樹」のイメージが「俳優・堺雅人」につきたくないから7年間も先延ばしにしたと言う経緯があるくらいで、恐らく俳優さんは「役のイメージ」と「演じていない自分」の住み分けこそがプロだと認識している人が多いと思う。
メインキャストが勢揃いして"生放送"を出来たのも奇跡!
それを、現在放送中のドラマの登場人物の姿で演技を語ると言うのは、ある意味 “商売道具” を見せてしまうようなこと。でも、それを香川照之さんを始め、積極的に発言して番組を盛り上げたのには、敬意を表したい位だ。そして、そもそもこの出演者陣が生放送へ同時に出演出来たことこそ奇跡と言っても良いと思う。
恐らく、この当日もギリギリまで撮影があって、その撮影のスケジュールの延長線上で出演されたとは思うが(撮影現場が、緑山スタジオの東京中央銀行のセットだったから)、それでもメインの役どころを演じる俳優さんが一堂に会したのは、やはり奇跡的と言わざるを得ない。
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冒頭3分のミニドラマから現実に繋がる"斬新な構成"も秀逸
また、触れざるを得ないのが、冒頭で、トークの前に突然、約3分のミニドラマが展開されて、文字通りのファンへの “恩返し” のサービスがあったこと。
俳優陣が渾身の演技で臨んだミニドラマと、素の俳優さんたちのトークを見ると言う現実が繋がる “斬新な構成” は、やはり必ず期待を超えて来る本作らしさを見せつけた。更に『半沢直樹2020』が全10話であることが発表された。
あとがき
ヒロミさんは『東大王』の収録が2週に1回、緑山スタジオで行われるため、同じ緑山スタジオにいると言う事情でのキャスティングの可能性もありますね。
それにしても、私もテレビドラマが大好きで1シーズンに15作品前後は見続けて長いですが、このようなサプライズ&ファンサービスの特番、それも生放送は初めて見ました。NGシーンや未公開シーンもたくさん見られましたし、歌舞伎界からの俳優さんたちの歌舞伎の様式美を活かした演技の解説、更に福沢ディレクターの発言も聞けて、期待以上の仕上がりで大満足です。
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