[再]連続テレビ小説「エール」 (第60回・2020/9/5) 感想

NHK総合・[再放送]連続テレビ小説『エール』(公式サイト)
第12週『アナザーストーリー ~それぞれの愛のカタチ~』の
第60回『環のパリの物語(後編)』:喫茶バンブーの梶取恵(仲里依紗)の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
【告知】個人的なことですが、10月以降も元のように仕事が動き出しそうにないので、毎朝起きると辛いです。従いまして、『エール』の再放送の感想は、出来るだけ前向きな内容に書くことにします。もちろん、「ここをこうした方が良かった」と言うのは書くつもりですが、済んだことに、あれこれ言っても、虚しさが募るだけですので… ※暫く“テンプレ”です。
双浦環(柴咲コウ)のパリ時代の話、後編。今村嗣人(金子ノブアキ)はパリでなかなか認められず焦る。一方で、環は思い切ってミラノまで受けに行った「蝶々夫人」のオーディションをきっかけに、歌手になるチャンスをつかみかけていた。まわりから環について聞かれることが多くなった嗣人は、素直に喜べず複雑な気持ちを抱えるようになる…。そして、ある日、環の人生を変える大きな知らせが届くのだが…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●原作:林宏司 ●作:吉田照幸 ●演出:吉田照幸(敬称略)
前編は、解説でラブコメ風に仕立てて新たな価値観を
「前編」は、仲里依紗さんによる “喫茶バンブー” の「梶取 恵」になり切った副音声による解説が、異国のシリアスな恋バナにツッコミを入れて、良い意味でラブコメ風に雰囲気を変えて、今作に新たな価値観を植え付けた。
後編は、吹替え風の解説で洒落たフランス映画の雰囲気に
しかし、今回のマダム恵(仲里依紗)の解説の真逆からのアプローチ。「前編」よりも「後編」の方が、フランス語の台詞が多いせいもあるが、ほぼ全編が、マダム恵による “日本語による吹替え” によって飾られた。
更に、仲里依紗さんが一人で何役も声色を変えて “吹替え” を演じるために、もはや、ラブコメ要素は一切削除の、ちょっとした洒落たフランス映画の日本語吹替版になった。これ、ホント凄いと思う。
解説の介入を否定し、解説の存在感だけの斬新な解説が秀逸
また、秀逸な解説を言わざるを得なかったのが、4分頃の双浦環(柴咲コウ)がオーディションに合格したことを、素直に喜べない今村嗣人(金子ノブアキ)が、環にガチで怒りをぶつけるシーンでの、この解説だ。
恵「あっ、余計な口、挟めないなぁ」
これ、冷静に聞くと、視聴覚障害者のための「映像の補強」にはなっていない。まあ、その場の緊張感を補強していると言えば、そうとも受け取れるが、「映像の補強」なら、映像の通りに、怒る嗣人を冷静に見ている環のカットの演技を補強するのが正しいと思う。
でも、この解説は違う。解説者である恵が「解説を入れる雰囲気ではない」と “解説の介入を否定” し、解説者としての “存在感” だけを表現した斬新な解説なのだ。その上、 「あっ、余計な口、挟めないなぁ」と普段の “恵らしさ” もしっかりと盛り込んで、この度の “特別な” 再放送の解説でしか成立しない解説になった。
解説シナリオを描いている脚本家の腕もかなり高いと言わざるを得ないし、女優・仲里依紗の演技力も本当に素晴らしいと思う。
12分過ぎは喫茶バンブーでの恵の一人芝居の再現で魅せた
まだまだ、褒める点はある。12分過ぎからの環とカフェ「CAFE LE SOUPIR」の店主・フリップ(ピーター・フランクル)が窓際の席に座って語り合うシーンのマダム恵の解説の連発だ。ここの大量の解説は、本編の「喫茶バンブー」での恵がいつもやっている “一人芝居” の再現。
そして、初見の時の感想にも書いたが、窓に書いてある「CAFE LE SOUPIR」は、日本語に訳すと「喫茶 ため息」。ため息をつくいろいろな人が、この店で店主と話をして心を和ませて帰る…と言う店名の由来のエピソードと受け取れば、先日再放送された第58回『古本屋の恋』が、「喫茶バンブー」の店名由来のストーリーに繋がって、更に恵が両方を解説。今週の解説は企画設定、シナリオ、俳優とお見事だった。
あとがき
「前編」と「後編」のメリハリの付け方、解説を否定する解説などの効果で、『環のパリの物語』は初見の時の印象と全く違った作品に仕上がったと思います。このような解説の利用方法と効果が、今週で証明されたのですから、来週で更に昇華させて、思い切って9/14から再開する本放送の解説にも活かしたら良いと思いました。
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【これまでの感想】
第1週『初めてのエール』
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第3週『いばらの道』
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第11週『家族のうた』川俣銀行時代の菊池昌子(堀内敬子)
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第11週『家族のうた』藤堂先生と結婚後の藤堂昌子(堀内敬子)
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