おじさんはカワイイものがお好き。 (第4話・2020/9/3) 感想

読売テレビ制作・日本テレビ系・木曜ドラマF『おじさんはカワイイものがお好き。』(公式)
第4話『小路さん、サプライズに挑戦!』の感想。
なお、原作の漫画、ツトム「おじさんはカワイイものがお好き。」(フレックスコミックス)は未読。また、本作は既に全話撮影終了しているため、要望などは書かない。
ケンタ(今井翼)という同志を得て、日々の充足感を味わう小路(眞島秀和)。一方、SNSに上げた自作の少女漫画への辛口コメントを見た真純(藤原大祐)は、沈んだ気持ちのまま公園へ。そこで偶然、鳴戸(桐山漣)と知り合う。そんな中、小路はパグ太郎の抽選イベントがあることを知るが、ケンタを誘うかためらう。同じ頃、小路との距離感に悩むケンタは、苦い過去を思い出して…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:ツトム「おじさんはカワイイものがお好き。」(フレックスコミックス)
脚本:坪田文(過去作/コウノドリ1,2、モトカレマニア)
演出:熊坂出(過去作/わにとかげぎす、僕はどこから)
音楽:眞鍋昭大(過去作/SUITS[1,2]、後妻業、アライブ がん専門医のカルテ)
主題歌:サイダーガール 「落陽」(ユニバーサルJ / ユニバーサルミュージック)
個々の人生の方向性の違いみたいなものまで掘り下げた
今回は、これまでと違った展開。と言うか、これまでの登場人物の関係性を一気に進展させて、新たな個々の「カワイイものへの愛」のカタチを丁寧に描きつつ、個々の人生の方向性の違いみたいなものまで掘り下げたと言うべきか。
似たものの二つのペアで巧みに自身の在り方を模索する姿を
これまでは、小路(眞島秀和)とケンタ(今井翼)の関係性は描かれたが、真純(藤原大祐)と鳴戸(桐山漣)は別枠で動いていた。しかし、今回から「小路とケンタ」、「真純と鳴戸」をそれそれペアにし、どちらもカワイイものが好きで、その同志を尊い存在として感じている点では、二つのペアは似たようなことをやっているのだが…
「小路とケンタ」では “充実感と矛盾” を、「真純と鳴戸」では “好きなものと嫌われ者” を扱って、巧みに自身の在り方を模索する姿に重ねている。これは、前回から大きく昇華したと思う。
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脚本と演出と俳優の三位一体で、個々の人間ンドラマに!
また、とにかく、ペアの中の距離感、ペアとペアの距離感の描き方が秀逸で、正に “付かず離れず” の状態。もちろん、俳優陣も “付かず離れず” の絶妙な距離感を上手く演じている。やはり、脚本と演出と俳優の三位一体が、かなりの高次元で成功しているからこそ、群像劇ならずに個々の人間ンドラマであり続けていると思う。
次回、付かず離れずの距離感を保って来たおじさんたちは…
人間関係は “付かず離れず” の適度な距離感を保つ方が良いと言うが、相手を大切に思えば思う程に、距離は縮む。しかし、今回で、ケンタから小路との距離をとることになった。「ひとりのままの方が良かった」と言う小路。さて、次週の最終回はどんな結末になるのだろう。
あとがき
これまでは、小路が自身の中で葛藤し、ケンタが直球勝負だったのに、小路はケンタの影響で少しずつ自爆から解放されているのに、ケンタは本当の自分に向き合うのを躊躇ってしまうんですね。
カワイイものが好きなおじさんは、あちこちにいると思いますが、きっと悶々としている人が多いのでしょうね。それだから、本作のような作品ができる。もちろん、悶々と楽しむのも悪くないですが、素直にカワイイものが好きなおじさんが増えたら楽しい社会になると思うのです。カワイイものが好きなおじさんの一人として…
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