[再]連続テレビ小説「エール」 (第58回・2020/9/3) 感想

NHK総合・[再放送]連続テレビ小説『エール』(公式サイト)
第12週『アナザーストーリー ~それぞれの愛のカタチ~』の
第58回『古本屋の恋』:喫茶バンブーの梶取恵(仲里依紗)の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
【告知】個人的なことですが、10月以降も元のように仕事が動き出しそうにないので、毎朝起きると辛いです。従いまして、『エール』の再放送の感想は、出来るだけ前向きな内容に書くことにします。もちろん、「ここをこうした方が良かった」と言うのは書くつもりですが、済んだことに、あれこれ言っても、虚しさが募るだけですので… ※暫く“テンプレ”です。
喫茶「バンブー」の二人、保(野間口徹)と恵(仲里依紗)の物語。10年ほど前、保は亡き両親の跡をついで、神田で古本屋を営んでいた。人付き合いが苦手、外にも出たがらない保だったが、ある日客として店を訪れた恵と話をしてから、彼女がやって来る木曜日を心待ちにするようになる。お店の常連客、木下(井上順)が連れてきた親戚の子が幼い久志(山口太幹)で、ある役割を果たしたことが明かされる!
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●原作:林宏司 ●作:吉田照幸 ●演出:吉田照幸(敬称略)
アバンに解説が無かったのは、嵐の前の静けさ…
今回は「梶取保と恵夫婦の物語」なので、当然、過去2回の仲里依紗さんによる “喫茶バンブー” の「梶取 恵」になり切った副音声による解説が素晴らしかったから、アバンタイトルから期待したのに、意外や意外、アバンには解説が一つも入らなかった。これは、嵐の前の静けさ…と言うことだろうか。
「これが若いお嬢様の わ・た・し」と、期待通りの解説!
オープニングが終わると、いきなり感情たっぷりに「あれは、15年程のことだったわぁ」とミュージカル調の恵(仲里依紗)の解説から始まった。そして、恵さんご本人登場のシーンでは、「これが若いお嬢様の わ・た・し」と、期待通りの解説。
解説が「15年前を思い出している恵」と「15年前の恵」に!
その後も、的確に解説が入って行くが、実は良く聞いていると、解説には二通りがあった。
一つは、「15年前を思い出している恵」と、もう一つは「15年前の恵」。そして、この度の解説シナリオ(脚本)が秀逸なのは、前者の「15年前を思い出している恵」は、入れられるだけ主観を盛り込んで、後者の「15年前の恵」は視聴覚障害者の方々向けの映像の補強を主軸にし、二つの解説を巧みに使い分けていること。
これは2種類の解説を巧みに演じ分けた「仲里依紗劇場」だ!
その上でスゴイのは、この二通りの解説を仲里依紗さんの演技力が演じ分けている点だ。前者は少し落ち着いたトーンだがちょっぴりノリノリ、後者は元気な感じで分かり易く丁寧に。
この演じ分けが完璧だから、解説を聞いていると、まるで15分の中で幾度もタイムスリップした雰囲気になって、「私も、15年程前を同時体験しているのだ」と言う “心地良い錯覚” に陥る。これ、かなりの新感覚だと思う。だから当然に、ほぼ全編が「梶取恵劇場」、いいや「仲里依紗劇場」になった。
元々『古本屋の恋』は本作らしさを凝縮して見応えがあった
そもそも、第58回『古本屋の恋』は、本作には欠かすことの出来ない「竹取物語」を引用して、保(野間口徹)と恵の馴れ初めのストーリーと、喫茶バンブーの店名の由来まで繋げた、『エール』のレギュラーの脇役のスピンオフ・ドラマとして完成度が高い。
また、どことなく『赤毛のアン』の主人公アン・シャーリーを彷彿される恵のキャラクターと、外国人由来の婚約指輪のエピソードや、「行動すれば、変わる」と言う子ども時代の久志(山口太幹)が述べる15分間のテーマ的な部分も、きちんと本編とリンクしている。
更に、度々賛否両論の種になる “本作のコント風描写” を、この第56回は、全編に亘って凝縮してバランス良く配置しているから、見応えがあったのは確かだ。
キャラがブレない「梶取夫婦」だから、ここまで作り込めた
それにしても、「梶取恵」のキャラクターと、仲里依紗さんのキャラクターと演技力が、実に美しい程にリンクしたからこそ、初見の時は「梶取恵劇場」だったのが、この度の解説付きの再放送で「仲里依紗劇場」に昇華したと言って良いと思う。
やはり、「梶取恵」と「梶取保」は放送開始から、全くキャラがブレない登場人物だから、これだけ面白く作り込めるのだと思う。
その意味では、同じ夫婦でも、「裕一と音の夫婦」はキャラがブレるから、きっと裕一と音が知り合ってからのエピソードを15分間にまとめても、『古本屋の恋』のような “まとめ方” は出来ないと思う。放送再開が間近になって来たからこそ、再開後の「裕一と音の夫婦」はキャラがブレないことを祈りたい。
あとがき
やはり、15年前の恵みを、15年後の恵が解説するのは、期待以上の仕上がりで大満足です。本作ならではのコミカルさが光った感じもしますしね。次回からの『環のパリの物語(前後編)』も、映像的には頑張った放送回ですし、歌劇がストーリーに盛り込まれるので、恵、いや仲里依紗さんがどこまで頑張ってくれるか楽しみです。
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【これまでの感想】
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第11週『家族のうた』藤堂先生と結婚後の藤堂昌子(堀内敬子)
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