私の家政夫ナギサさん (第7話・2020/8/18) 感想

TBS系・火曜ドラマ『私の家政夫ナギサさん』(公式)
第7話『おじさんの元カノ!? 過去の秘密…敵から愛の告白!』の感想。
なお、原作の漫画、四ツ原フリコ「家政夫のナギサさん」(ソルマーレ編集部)は未読。
新薬説明会を開く病院までナギサ(大森南朋)に忘れ物を届けてもらったメイ(多部未華子)は、ナギサがある女性(松本若菜)を見て動揺する姿を目の当たりにする。一方、皆で説明会の反省をする中で田所(瀬戸康史)と遭遇したメイだったが、薫(高橋メアリージュン)も交えた会話はぎくしゃくしてしまう。その後、メイは様子のおかしかったナギサがしばらく仕事を休むと知り…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:四ツ原フリコ「家政夫のナギサさん」(漫画)
脚本:徳尾浩司(過去作/警視庁ゼロ係3、おっさんずラブ、ミス・ジコチュー) 第1,2,4,6,7話
山下すばる(チート~詐欺師の皆さんご注意ください~) 第3,5話
演出:坪井敏雄(過去作/凪のお暇、花のち晴れ~花男~、カルテット) 第1,2,5,7話
山本剛義(過去作/凪のお暇、グッドワイフ、コウノドリ2) 第3,4話
坂上卓哉(過去作/監獄のお姫さま(演出補)、死にたい夜にかぎって) 第6話
音楽:末廣健一郎、MAYUKO
主題歌:あいみょん「裸の心」(unBORDE / Warner Music Japan)
三角関係を含めて今回のような展開にならざるを得なかった
前回で、メイ(多部未華子)と言う登場人物の設定が、「恋愛や家事よりも仕事最優先」から「重要な仕事を利用して、家政夫の過去を探す余裕がある」…と言う設定に変わったため(良いか悪いか別にして)、平日は仕事をバリバリこなし、休日に息抜きを兼ねて “ナギサさんの秘密” を探るのは当然に無くなった。
そのため、(好みの違いはあると思うが)メイが大事な仕事を早退して、“ナギサさんの秘密” を探るのは当然となった。ドラマとしては、“ナギサさんの秘密” を描き始めてしまったから、このような展開にならざるを得ないだろうし、田所(瀬戸康史)を絡めた三角関係もベタだがベタなりに面白さもあるし、悪いとは思わない。
ナギサを中心にメイを積極的に絡めて進む展開で良かった…
また、個人的には「これで良いの?」と思う部分も無きにしも非ずだが、前回の感想にも書いた通り、 原作未読だし、私の完全な妄想の域を出ない話だが、既に全話の折り返しを過ぎたところで、「ナギサの人間性」を掘り下げ、「ナギサの秘密」を描くと言うことは、ナギサがメイを…なのか、メイがナギサを…なのかは分からないが…
メイとナギサが恋愛関係になる…のが結末と言うか、落としどころだろうから、ナギサを中心にメイを積極的に絡めて進む展開は、「これはこれで良かった…」と解釈しておこうと思う。
仕事はそっちのけで、"ナギサさんの秘密" を探った方が…
ただ、仕事を早退までして、メイが “ナギサさんの秘密” を探りたいのなら、“今後に” ゴルフのネタが再利用されるのなら別だが、そうでないなら、いっそのこと、メイの仕事のくだりは徹底的に排除して、仕事はそっちのけで、“ナギサさんの秘密” を探った方が面白味が増したのでは? と、思う。
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「当初のメイって、こんな図々しい性格だっけ?」と見える
上記のように、大いに評価したい部分もあるが、疑問に思うところもある。世間では毎回視聴率が上がって世間の注目度が増しているような情報がネットに出回っているから、熱狂的に楽しんでいる人は別にして。私は意地悪な性格だから、どうしても「当初のメイって、こんな図々しい性格だっけ?」と見えてしまっている。
きっと “何事にも積極的” なのが “図々しく” 見えているのだろうが、冷静に見ると、雇用主と家政夫と言う雇用関係なのに、雇用主であるメイが、メイの妹・唯(趣里)がナギサを心配しているのを知っているのに、そっちは無視して、土足でナギサの過去に踏み込んで行くのは、あまり見ていて共感しづらいかなぁと。
相当な秘密だと思いきや、強烈なトラウマには感じなかった
また、肝心な “ナギサさんの秘密” だが、MR時代のナギサが部下の箸尾玲香(松本若菜)に厳しく接し過ぎて追い詰めたとか、追い詰めた結果が大き過ぎたことへの後悔から「ナギサ母さん」になるべく家政夫に転職した…的な、相当なレベルの秘密だと思いきや、5年間も責任を感じて引き摺るような強烈なトラウマには感じなかった。
まあ、ナギサが相当な責任感のある人と言う設定は、これまで描かれた家政夫の仕事っぷりから容易に想像できる。しかし、箸尾玲香自身が「私が勝手に ナギサさんに寄っかかって自滅したんです」と言っていたから、むしろ、ナギサは母親の看病や死、自身の仕事、箸尾のことなど、境界線を引けていない(いなかった)人に見えてしまった。
何か、メイと一緒に、ナギサの設定も微妙に変化してきているようで、そこも気になった。
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ナギサと箸尾の仲裁役と「1on1ミーティング」を重ねれば
ただ、終盤のナギサと箸尾の仲裁役を買って出たメイのくだりは、前回で描かれた、メイが、上司が部下の聞き役に徹する「1on1ミーティング」の実施のリーダーを任されたと言う設定を活かしたエピソードは良かった。
上司が部下の業務に関して成功したことやや失敗したこと、仕事上の悩みに関する情報を共有し、対話を通じて部下をサポートすることが目的の「1on1ミーティング」に繋がるエピソードとして、なかなか面白味があった。
やはり、仕事パートは、こんな感じでさり気なく組み込んだ方が。いや、この仲裁役が「1on1ミーティング」と重なっているように、フィードバックを強調して描写すべきだったように思う。惜しい…
あとがき
私自身が、昨年の暮れに母が息を引き取る瞬間に居合わせられなかった後悔があるので、ナギサさんの気持ちは痛いほど分かりました。さて、前回から「第二章」のように変化してきましたが、あとは、メイの仕事のくだりの描き方を失敗しなければ、無理のない結末に着地するような気がしました。
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