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[再]連続テレビ小説「エール」 (第44回・2020/8/18) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・[再放送]連続テレビ小説『エール』公式サイト
第9週『東京恋物語』の 第44回:音の妹・関内 梅(森七菜)の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。

【告知】個人的なことですが、9月以降も元のように仕事が動き出しそうにないので、毎朝起きると辛いです。従いまして、『エール』の再放送の感想は、出来るだけ前向きな内容に書くことにします。もちろん、「ここをこうした方が良かった」と言うのは書くつもりですが、済んだことに、あれこれ言っても、虚しさが募るだけですので… ※暫く“テンプレ”です。


音(二階堂ふみ)の記念公演の最終選考まであとわずか。選考に向けて必死に練習する時期に、音がカフェーで働いたり、結婚もしていることをはじめて知って、千鶴子(小南満佑子)は「私のすべてをかけて、プリマドンナを勝ち取って見せる」と宣言する。一方、鉄男(中村蒼)は再会した希穂子(入山法子)をたずねてカフェーにやってくる。ちゃんと話がしたいと話す鉄男に、希穂子は冷たい態度をとる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

●原作:林宏司 ●作:清水友佳子 ●演出:橋爪紳一朗(敬称略)

アバンタイトルの冒頭から、いい感じの解説が入った!

音楽学校の授業開始前の時間で、教室内で大あくびをしている音(二階堂ふみ)に対して、「ここ、音楽学校ですけど」の森七菜さんによる “音の妹” の梅「関内 梅」になり切った副音声による解説で始まった、第44回の再放送。

梅の解説は進化している!

今回は、前回よりも全体的に、梅が以前に読んだことのある「恋愛小説」である『東京恋物語』の “ドラマ化作品” を見ながら、「ドラマは、先がどうなるの!?」って感じの “主観” や “感情” の解説が多めに盛り込まれた15分間だったと、私は勝手に思って聞いていた。

「もっと入っても良い」と、私は思うが、前回よりも若干「台詞に被せ気味の解説」も盛り込まれたため、梅の解説は進化していると思う。

"聞きたかった解説" が、今回は幾つもあった!

アバンタイトルから…

梅「お姉ちゃん、伸びなんてしとらんで、後ろ! 千鶴子さん、お顔、怖いよぉ」

この解説なんて、しっかり者の妹の梅(森七菜)らしさが、ちゃんと表現された上に、視覚障害者向けの映像補強の役割も兼ねている。こう言う “聞きたかった解説” が、今回は幾つもあったから、紹介しようと思う。

末っ子の梅がお姉ちゃんたちにツッコミを入れている感じ…

姉の吟(松井玲奈)が古山家を訪れていて、音と会話をしている時、音がカフェーに持って行く口紅を巾着に入れ、その巾着に吟が手を伸ばした時には…

梅「あっ、吟姉ちゃん。その口紅触ったら…」

と、解説が入った。この前段で「吟姉ちゃん、式も挙げとらんのに、もう不満タラタラ…」との解説もあった。これ、三姉妹の末っ子である梅が、一番冷静でお利口さんなのは、幼少期の契約書捜しの一件で証明済みだから、まるで三姉妹が揃って、末っ子の梅がお姉ちゃんたちにツッコミを入れている感じが良かった。

梅は原作の恋愛小説『東京恋物語』を既読だと考えると…

カフェーの控室も、「ぶつぶつ言わんで、口紅ぐらい貸してやりゃあいいのに」と、前後のシーンを繋げる意図も感じる、いい感じの解説で始まった。そして、カフェーへ強引に入って来た鉄男(中村蒼)が希穂子(入山法子)と “やり合う” 場面では、奇妙と受け取る人もいるかも知れないが、私は面白い仕立ての解説になっていると感じた部分がある。

それは、希穂子が福島から出て行った本音(のちに、嘘であることになるが)を鉄男に言った時の、まずこの解説。ガツーンと衝撃を受けた鉄男に対して…

梅「鉄男さん、こんな言葉、信じちゃいかんよ。帰らんよね、鉄男さん」

と鉄男を励ます立場になった。しかし、鉄男が渋々と店を出て行った時には、こんな解説が入った。

梅「帰っちゃうか… ああ、傘無いのね。雨に濡れながら去る感じね」

ここが、前述した通りの、梅が以前に読んだことのある「恋愛小説」である『東京恋物語』の “ドラマ化作品” を見ながら、「ドラマは、先がどうなるの!?」って感じの “主観” や “感情” の解説だと思うのだ。

梅は、原作の恋愛小説『東京恋物語』を読んでいるから、梅は、希穂子が鉄男に言ったのが本音でないことを知っている。だから、鉄男に感情移入して応援した。

そして、次の解説である「雨に濡れながら去る感じね」を聞くと、梅が読んだ恋愛小説 『東京恋物語』には、きっと、「雨で、ずぶ濡れの鉄男が希穂子を訪ねてカフェーにやって来る」と書いてなくて、店を出る場面でも「雨の中を去る鉄男」としか書いてなかったのだろう。

だから、“ドラマ化作品” を見て「去る感じね」と言った…と捉えたら楽しくなって来やしないだろうか。好意的に解釈し過ぎだろうか…

文学少女の梅らしい、気持ちが乗った解説で良かった!

古山家で、「福島三羽烏、揃いました」と言ったのも、事前に原作の恋愛小説『東京恋物語』を読んでいる設定の解説なら、「福島三羽烏」と言う名称を使っても、不思議でない。「えっ!? 一升瓶三本?」も、原作には「数本の一升瓶が床に転がっていた」とだけ記載されていたと捉えれば辻褄が合う。

また、鉄男が久し振りに書いた「詩」を裕一(窪田正孝)と久志(山﨑育三郎)が読んでいる場面では、音は「読んで、読んで」、「ねっ、読んで読んで」、「だから、読みんて!」と熱望したのに、「結局、鉄男さんの読んでくれんかった… でも、泣いて喜んどったくらいだから、きっと素敵な詩に違いないね」なんて解説は、文学少女の梅らしい、気持ちが乗った解説で良かった。

今回は、新鮮な梅の解説が最後まで詰まっていた…

終盤で、コロンブスレコード社の録音室の場面では…

梅「おぉ、ここが録音室!」

と、梅が感動していた。ここを姉の音や、義兄の裕一から「話には聞いていた…」と受け取るもよし、今日の原作の恋愛小説『東京恋物語』には、録音室の描写が不完全だったから、そこが映像化されて感動していると受け取るも良し…だと思う。

あとがき

今回の梅の解説は面白かったです。普通に姉や義兄を応援する解説と受け取っても、感情が入っていて面白かったし、私の妄想である梅が以前に読んだことのある「恋愛小説」である『東京恋物語』の “ドラマ化作品” を見ながら、「ドラマは、先がどうなるの!?」って感じの “主観” や “感情” の解説と受け取ると、梅の文学少女のキャラが強まって、もしも今後に梅が登場するなら、更に魅力が増すと思います。

また、梅を演じている森七菜さんは、現在深夜枠で放送中の読売テレビ制作・日本テレビ系・木曜ドラマF『おじさんはカワイイものがお好き。』で、ナレーションを担当しているから、感情の乗せ方や、もしかしてアドリブも入っている可能性もありますね。

前回では冷や冷やしましたが、これまで出番が少なかった梅の新たな魅力まで引き出した、今回の解説は良かったです。



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【これまでの感想】

第1週『初めてのエール』
1 2 3 4 5 
第2週『運命のかぐや姫』
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第3週『いばらの道』
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第5週『愛の協奏曲』
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[再]第1週『初めてのエール』佐藤久志(山崎育三郎)
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6
[再]第2週『運命のかぐや姫』関内吟(松井玲奈)
7 8 9 10
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第7週『夢の新婚生活』梶取保(野間口徹)
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第9週『東京恋物語』古山まさ(菊池桃子)
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第9週『東京恋物語』音の妹・関内 梅(森七菜)
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Author : みっきー

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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