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[再]連続テレビ小説「エール」 (第40回・2020/8/13) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・[再放送]連続テレビ小説『エール』公式サイト
第8週『紺碧(ぺき)の空』の 第40回:裕一の母・古山まさ(菊池桃子)の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。

【告知】個人的なことですが、8月以降も元のように仕事が動き出しそうにないので、毎朝起きると辛いです。従いまして、『エール』の再放送の感想は、出来るだけ前向きな内容に書くことにします。もちろん、「ここをこうした方が良かった」と言うのは書くつもりですが、済んだことに、あれこれ言っても、虚しさが募るだけですので… ※暫く“テンプレ”です。


早稲田大学の応援団長(三浦貴大)から、早稲田を応援する気持ちをなぜ持ち続けられるのか、その想いを聞いた裕一(窪田正孝)は、自分が音楽をはじめた頃の気持ちを取り戻して、応援歌「紺碧の空」の作曲に取り組む。あっという間に曲を書きあげる。今や売れっ子になった木枯(野田洋次郎)に、もう一度頑張ってみると話す裕一。そして、いよいよ早慶戦の当日。裕一は音(二階堂ふみ)と一緒に野球場で応援する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

●原作:林宏司 ●作:清水友佳子 ●演出:橋爪紳一朗(敬称略)

今回も、まさ本人らしい違和感のない「いい解説」があった

前回の第8週『紺碧の空』の『第39回』に続いて、本作で好きなのが『第40回」。そして、前回同様に、菊池桃子さんによる “裕一の母” の「古山まさ」になり切った副音声による解説が、まさ本人らしい違和感のない「いい解説」があったから、今回もシーンを追いながら紹介しようと思う。

今週のまさは「裕一と音を優しく見守り応援する母」の設定

今回のワンカット目、小鳥のさえずりが聞こえて、強い日差しが差し込む作業部屋の机に向かって楽譜に向かって作曲をしている裕一(窪田正孝)。鉛筆を持つ右手のすぐそばに、前回で早稲田大学の応援団長・田中(三浦貴大)から預かった親友・清水(田邊和也)との “友情の絆の野球ボール” がある。そこへ、こんな、まさの解説が入った。

まさ「朝日の中、譜面に向かう裕一。私は、その姿、誇らしいです」

もう、まさのキャラクターがコロコロ変わるなんて愚痴は止めておく。とにかく、今週のまさは「裕一と音を優しく見守り、応援する母」の設定で解説しているから、当然にこのような解説になる。

それにしても、「誇らしい」と母に言われるような息子に、私はなれていたのだろうか? と言う気持ちになった。お盆の季節にもかかわらず母が眠る東京の菩提寺へお墓参りに行くのを自粛している私だから…

"まさの解説"で新たな価値が生まれた「紺碧の空」完成の瞬間

今回の作曲に取り掛かってから、作曲が完成するまでを描いた約2分間のアバンタイトルの構成が素晴らしい。そのことは、初見の感想にたっぷりと書いたから、細かいことは省略するが、今回は、そこへ “まさの解説” が加わったことで、新たな価値が生まれた。

例えば、「生みの苦しみ」を感じさせずに野球ボールに触れながら、どこか晴れ晴れとした表情で嬉しそうに裕一が『紺碧の空』を書き上げて、譜面を団長さんに見せに行こうとすると、作業部屋で椅子や床に雑魚寝をしている団員たちの場面に、こんな解説が入った」

まさ「あら、布団も用意しないで。それでも朝まで付き合ってくれて、応援団の皆さん、ありがとう」

「布団も用意しないで」には、きちんと母親のまさが、息子に躾をして来なかった反省のようなものが伺えるし、「応援団の皆さん、ありがとう」には、母親らしい感謝の気持ちが聞える。

初見の時はコミカルな起こし方としか印象に残らなかったが

また、裕一が『紺碧の空』が完成したことを、田中に伝えようと野球ボールで突く場面では、初見の時は単純にコミカルな起こし方としか印象に残らなかったが…

まさ「曲、出来上がりましたが。ボールで団長さんのおでこ、突っつかないの」

こんな解説が入ると、裕一をお行儀の悪い息子に育ててしまった母親の後悔や、田中団長への謝意も伝わって来た。

実は第8週は、"演出家交代"で心配な週だったのだが…

そして、再放送での第8週の感想では初めて書くことだが、実は第8週は『エール』の演出を初担当の野口雄大氏になっており、本作のメインディレクターである週の脚本担当でもある吉田照幸氏の作風と違っては仕舞わないかと、ずっと心配でいたのだ。しかし、この『第40回』は金曜日分で、5日の間、一度も心配を裏切ることはなかった。

その良い例が、裕一が田中を起こすと、よだれを拭きながら「『紺碧』の『碧』が『壁』になっとります」と言って主題歌へ繋がる展開。こう言うちょっぴりクスッとさせる作風が、好き嫌いはあるとは思うが、私は好きだし本作らしいと思っている。

父・三郎譲りのおっちょこちょいな裕一に、お茶目な解説が

そんな良いシーンに、こんな解説が加わった。

まさ「やぁだ。漢字、間違えてる!」

本放送の時にどんな解説が付いていたのか分からないが、田中の台詞で漢字が間違っていることは分かるから、視覚障害者向けの解説でそのことを説明する必要ない。

でも、ここで、「やぁだ。漢字、間違えてる!」なんてお茶目な解説が入ると、益々まさのキャラ変に戸惑いつつも、意外と早とちりでおっちょこちょいの裕一が、父の三郎(唐沢寿明)譲りの性格で、そう言う三郎が好きで結婚したまさだから、叱るのでなく驚くのは、かつて三郎が勝手に蓄音機やレジスターを買って来た時の気持ちを思い出させてくれて、再放送の解説の良い効果を再確認した場面だ。

屋台のラーメン屋のシーンの前に時間経過のカットがあれば

さて、初見の時は、 早慶戦で早稲田が勝ったあとの、『まんぷく』をオマージュしたような、裕一と音(二階堂ふみ)が並んで屋台のラーメン屋でラーメンを食べるシーンは、朝ドラファンの私には嬉しかった…とだけ思ったのだが。再放送を見て初めて気づいたのは、この屋台のラーメン屋が古山家の玄関先、「喫茶バンブー」の裏に来ていたこと。

「自転車修理」の看板と、古山家の門柱が映り込んでいたから間違いない。だとしたら、この屋台のラーメン屋のシーンの直前に、「夕方」になった時間経過を表す情景カットが1つあっても良かったかも…。まあ、ラーメンを食べる裕一と音の背中に、夕日っぽい照明が画面下手(左側)から当たってはいるが。

田中団長が裕一に「よく分らんですが」が心に響いた!

私が今回で、約2分間のアバンタイトルの次に好きなのが、屋台のラーメン屋での、夫婦のほのぼのシーンのあとに、熱血漢の応援団たちが登場するシーン。前述のように、路地の奥からやって来た応援団たちは夕日の逆光になっていて全身にエッジ(光が零れたような効果)で身体の線がくっくり映って、体格の良さを強調した。

逆に応援団の方に振り返った裕一は、まともに夕日を浴びて、ちょっと眩しそうにしている。これ、私の想像の域を出ないが、敢えて裕一に順光(真正面から光が当たること)にしたのは、夕日が眩しいのと、応援団たちの存在そのものの輝かしい眩しさをも表現しているように思う。それでなければ、ここまで極端な逆光と順光の照明効果を使う必要はないから。

そして、この場面での田中団長と裕一のやり取りが実に良かった。

田中「早稲田ば救ったのは先生です」
裕一「救われたのは僕の方です。おかげで 目 覚めました」
田中「そげんですか。何か よく分らんですが
   先生のお力になれたとなら 何よりです」

田中の「よく分らんですが 先生のお力になれたとなら 何よりです」の台詞が良いのだ。自分の意図しない言動が、実は知らないうちに誰かの役に立っているってこと。だから、意図的に気付いて行動すれば、もっと誰かの役に立てる。そんなことまで、この田中の台詞には込められていると思う。

今のコロナ禍や災害が続く日本には、とても大切な気持ちだと思ってしまった…

焦らして焦らしてからの「紺碧の空」の構成もお見事だ!

そして、野球場のシーンで少しだけ聞えた『紺碧の空』が、やっと視聴者が聞くことの出来る場面がやって来る。

田中「全く曲が採用されん先生に…」
裕一「うん?」
田中「エールば 送りたかと思います」
裕一「えっ? えっ?」
田中「いくばい!」
一同「はい!」
田中「フレ~! フレ~! こ や ま~ それ~! はい!」
一同「フレ フレ 古山! フレ フレ 古山!」
裕一「(深く一礼して)ありがとう」
田中「それでは 最後に お二人に エールば込めて…
   歌います『紺碧の空』! はい!」

7分過ぎまで焦らして焦らして応援団が歌った『紺碧の空』は実に感動的。最初の6小節は伴奏が無くて、7小節目から伴奏がフェードインして、裕一と音も一緒に歌う、ノリノリで。そして、団員たちが歌う場面の中に、夕景の工場の中で “あの野球ボール” を握り締める清水(田邊和也)のインサートカットに、こんな解説が入った。

工場の清水と、「紺碧の空」の歌詞がシンクロしていた

まさ「工場の休憩室で、ボール握る清水さん。ボールには、天下無敵のバッテリーの文字…」

ここ、初見では気づかなかった。まさの解説があったからこそ気付いたのは、工場の清水のシーンを挿入した『紺碧の空』の歌詞がこれ。

♪青春の時 望む栄光 威力敵無き 精華の誇(ほこり)

そう、お分かりだと思うが、『紺碧の空』の歌詞の意味と、田中と清水の青春に培った本物の誇りが、重なっているのだ。いやぁ、まさの「天下無敵のバッテリーの文字」の解説と字幕を同時再生したからこそ初めて気付いた。なかなか粋な演出だと思う。

あとがき

終盤で、千鶴子(小南満祐子)に帽子を取って一礼する音に、「しなやかに強い音さん。私は音さんのこと、な~んにも知らなかった。頑張ってね」と言う解説が入りました。「しなやかに強い音」とは、なかなか面白い表現だと思います。「図々しくて自分勝手な音」とお嫁さんを評価しない、母親まさらしい解説でした。

それにしても、今回では、田中団長の「よく分らんですが 先生のお力になれたとなら 何よりです」がとても良かったです。このご時世だからこそ、良く分からなくても誰かの役に立っているってこと、大事だなぁと思います。

もちろん、思慮深く行動することも本当に大切です。石橋を叩いて壊して渡れないタイプの私なんて、正にそうですから。そんな私だからこそ、田中団長のスポ根魂の底力にちょっと魅了されました。



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【これまでの感想】

第1週『初めてのエール』
1 2 3 4 5 
第2週『運命のかぐや姫』
6 7 8 9 10 
第3週『いばらの道』
11 12 13 14 15 
第4週『君はるか』
16 17 18 19 20 
第5週『愛の協奏曲』
21 22 23 24 25 
第6週『ふたりの決意』
26 27 28 29 30 
第7週『夢の新婚生活』
31 32 33 34 35 
第8週『紺碧(ぺき)の空』
36 37 38 39 40 
第9週『東京恋物語』
41 42 43 44 45 
第10週『響きあう夢』
46 47 48 49 50 
第11週『家族のうた』
51 52 53 54 55 
第12週『アナザーストーリー ~それぞれの愛のカタチ~』
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第13週『スター発掘オーディション』
61 62 63 64 65 
[再]第1週『初めてのエール』佐藤久志(山崎育三郎)
1 2 3 4 5
[再]第2週『運命のかぐや姫』佐藤久志(山崎育三郎)
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[再]第2週『運命のかぐや姫』関内吟(松井玲奈)
7 8 9 10
[再]第3週『いばらの道』関内吟(松井玲奈)
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[再]第3週『いばらの道』藤堂清晴(森山直太朗)
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[再]第4週『君はるか』御手洗清太郎(古川雄大)
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[再]第5週愛の狂騒曲』御手洗清太郎(古川雄大)
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[再]第5週『愛の狂騒曲』村野鉄男(中村蒼)
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第7週『夢の新婚生活』梶取保(野間口徹)
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第8週『紺碧(ぺき)の空』梶取保(野間口徹)
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第8週『紺碧(ぺき)の空』古山まさ(菊池桃子)
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