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半沢直樹[2020] ([第1部] 第4話・2020/8/9) 感想

半沢直樹[2020]

TBSテレビ系・日曜劇場『半沢直樹[2020] 』公式
[第1部] 第4話『半沢、絶体絶命!カギは因縁・大和田!?』、ラテ欄『勝ったのは大和田!?負ければ再出向の逆境から倍返しなるか!!』の感想。
なお、原作の池井戸潤「ロスジェネの逆襲」(小説)池井戸潤「銀翼のイカロス」(小説)池井戸潤「半沢直樹3 ロスジェネの逆襲」(小説)池井戸潤「半沢直樹4 銀翼のイカロス」(小説)は未読。



半沢(堺雅人)らは東京中央銀行の電脳雑伎集団への追加融資を阻止するため、電脳の秘密を知る元財務担当・玉置(今井朋彦)を捜す。そして、玉置の父親が社長を務める電脳の子会社を訪れ、そこで玉置を発見。だが玉置は、父親の特許に関する権利を電脳に握られているため口を開こうとしない。一方、半沢の同期・渡真利(及川光博)は、半沢に出向の噂があることを伝える。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:池井戸潤「ロスジェネの逆襲」(小説)
   池井戸潤「銀翼のイカロス」(小説)
   池井戸潤「半沢直樹3 ロスジェネの逆襲」(小説)
   池井戸潤「半沢直樹4 銀翼のイカロス」(小説)
脚本:丑尾健太郎(過去作/小さな巨人、ブラックペアン、下町ロケット、ノーサイド・ゲーム)
演出:福澤克雄(過去作/半沢直樹、小さな巨人、陸王、ブラックペアン、下町ロケット) 第1,2,3,4
   田中健太(過去作/半沢直樹、小さな巨人、陸王、ブラックペアン、下町ロケット)
   松木彩(過去作/下町ロケット2018 第10話のみ、グッドワイフ第7話のみ)
音楽:服部隆之(過去作半沢直樹、ルーズヴェルト・ゲーム、下町ロケット、陸王)

今回も、分かり難い金融業界の仕組みを分かり易く描いた!

今回も、分かり難い金融業界の仕組みを分かり易く描いた前回の感想にも書いた通り、私自身は基本的に金融に詳しくないし無頓着。しかし、本作は、ドラマの進行を妨げずに、分かり難い金融業界の仕組みを、限られた時間の中で分かり易く描こうとしていることを、今回も大いに評価したい。

中でも、アバンタイトルの「これまでの “振り返り” の部分」と「今回で半沢たちがやるべきこと」の簡潔なまとめ方は、本当にありがたい…

第3話までの物語を、金融業界に疎い私なりにまとめると…

これまでの話を自分のためにまとめると、こんな感じだと思う。

電脳雑技集団がスパイラルを買収するために、半沢(堺雅人)たちの協力を仰ごうとするが、東京中央銀行に乗り換えて、銀行からの1500億円の巨額融資でスパイラル(セントラル証券が控えている)に企業買収を仕掛けるが、半沢たちの活躍でスパイラルがフォックスを逆買収に成功して、スパイラル&フォックス連合が誕生し株価が急上昇。

結局、電脳雑技集団が最初に用意した1500億円では企業買収には足りず、東京中央銀行は追加融資の500億円を画策し、この追加融資の500億円が決まってしまうと、半沢たちの敗北が決まってしまう。さて、どうなるのか? が、前回までの内容。

今回のアバンタイトルで描かれたことは、こんな感じか…

そして、メインタイトルの直前で描かれたのが、半沢たちは東京中央銀行の電脳雑伎集団への追加融資を阻止するため、電脳の秘密を知る元財務担当・玉置(今井朋彦)を捜す。と同時に、玉置の父親が社長を務める電脳の子会社「電脳電設」を訪れ、玉置を発見するが、父親の特許に関する権利を電脳に握られているために門前払い。

一方で、半沢の同期・渡真利(及川光博)は、半沢に出向の噂があることを伝える…。いやぁ、金融音痴の私でも、何とかここまでは理解出来た。本作、本当に金融業界の勉強になると思う。

三つの"組織や世の中は こう言うものだという強い意識"

24分頃、個人事業主(フリーランス)の私の心に響いた台詞があった、半沢が森山雅弘(賀来賢人)に、「一番厄介なのは 敵が自分自身のときだ」と言って語り始める “組織や世の中は こう言うものだという強い意識” が「三つある」と言う話だ。

半沢「一つ 正しいことを正しいと言えること
   一つ 組織の常識と世間の常識が一致していること
   一つ ひたむきで誠実に働いた者が きちんと評価されること」

これ、繰り返すが、フリーランスの私だから余計に心に響いたのかも知れない。フリーランスは基本的に業務委託を請けたクライアントの “懐” に入って仕事をするのが基本。その時に企業に属さない私が心掛けるのが、「私自身がクライアントの敵になっていないか?」と言うこと。かと言って、味方になるために自分が正しいことを言わないことは出来ない。

組織と組織以外の私の常識や価値観が一致することが一番大事。それを取りまとめるのが、宴席ディレクターと言う私の役割。そして、組織内だろうが組織外だろうが、同じプロジェクト内で誠実に働いた人がきちんと評価されないと、プロジェクトチームの全体の士気が下がる。この半沢の台詞、本当に良いと思う。


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半沢が仕事と向き合う時の"矜持"の説得力が半端ない!

また、前述の「組織や世間への心得 三箇条」のあとに続いて、半沢が上司として部下の森山に言った、この台詞も良かった。

半沢「仕事は客のためにするもんだ
   ひいては世の中のためにする
   その大原則を忘れたとき
   人は自分のためだけに仕事をするようになる
   自分のためにした仕事は
   内向きで 卑屈で 醜く ゆがんでいく
   伊佐山や三笠や大和田みたいな連中が増えれば
   当然 組織は腐ってく
   組織が腐れば 世の中も腐る
   森山 これから お前は 色んな相手と戦うことになるだろう
   だがな 最初の敵は いつも 自分自身だ
   勝敗は時の運だが 決して自分の構えを崩すな
   いつまでも鋭い太刀筋の森山でいてくれ」

半沢自身が仕事と向き合う時の “矜持” と言うものを、剣道になぞらえて教えた台詞の説得力は半端なかった。この気持ちは自分自身も忘れないようにしたいと思う。

巨大ブルドーザー風の本作だが一気に加速はしない巧みさ

この直後の、半沢が大和田(香川照之)に力を貸してくれるように頼みに行くくだりから、物語が一気に動き出す。1時間の通常放送枠の “まだ30分” からアクセル全開と言う感じだ。

なのに、『半沢直樹』と言う巨大ブルドーザーのようなドラマは一気に加速しない。アクセルをベタ踏みする前に、半沢と妻・花(上戸彩)のホームドラマを挟んで、視聴者に一息つかせる。この辺の緩急の付け方のさじ加減も絶妙だ。

時間軸をいじることで、ドラマにメリハリがついた

ホームドラマが終わると大会議室での役員会議。このままアクセル全開で進むかと思いきや、アクセル全開で走り去った大和田の乗った社用車が急スピードでバックして止まると言う回想シーンになる。時間軸をいじることで、ドラマにメリハリがついた。

役員会議での半沢の大演説からのどんでん返しは秀逸な展開

そして、39分から描かれた半沢の大演説。言っていたことは、電脳雑技集団が粉飾決算(不正な会計処理によって、故意に貸借対照表や損益計算書、いわゆる決算書を操作し、企業の財務状況や経営状態を実際よりもよく見せること)をやっていたと言う事実。営業権(企業の “暖簾” みたいなもの)を過大評価した上での資金還流。

これ、東京中央銀行の証券部の監査は何をしていたの? と言う点に半沢たちが見抜いたと言うどんでん返し。そして、結果的に、電脳とゼネラルは共に得をして、損をしたのは粉飾決済を見破れずに融資した間抜けな東京中央銀行と言う秀逸な展開だ。

負債を粉飾決算で処理した「オリンパス事件」がモデルか?

実はこれ、第3話までは、 2005年に起きたフジテレビジョン(現フジ・メディア・ホールディングス)とライブドアの間で、ニッポン放送株とフジの経営権を巡る攻防戦がモデルになっていた。

しかし、ここの粉飾決算のくだりは、2011年に起きたオリンパス株式会社が巨額の損失を「飛ばし」と言う手法で、損益を10年以上の長期に亘って隠し続けた末に、負債を粉飾決算で処理した「オリンパス事件」がモデルになっていると思われる。

粉飾を見破る経緯の描写が台詞だけで済ましたのには驚いたが、東京中央銀行の役員会議で “半沢の見せ場” を作るための工夫だ。これだけでも面白いのに、香川照之さんと市川猿之助さんの “親戚漫才” が加わるから、楽しくてしょうがない。

やはり、内容はそれなりに難しいが、『水戸黄門』のように最後の最後で印籠を見せつける半沢が登場すると、勧善懲悪の金融エンターテインメントとして完成度が高い秀作だと思う。

あとがき

次週からの「第2部」のネタ元は、2009年~2011年に起きた「日本航空の経営破綻」のようですね。日本航空の経営再建のため、国交省から言われた「JAL再生タスクフォース」のために、JALが巨額の債権放棄をせざるを得なくなり、その結果、JALは上場廃止に陥って、株は全て紙くずになったと言う事件。バカデカい恩返しを、どう楽しく魅せてくれるのか楽しみです。



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