SUITS/スーツ2 (第4話・2020/8/3) 感想

フジテレビ系・月9『SUITS/スーツ2』(公式)
第4話『今夜、黒幕現る!』の感想。
甲斐(織田裕二)は傷心の大輔(中島裕翔)を蟹江(小手伸也)の下に付ける。直後、甲斐に宿敵・富樫(高嶋政宏)から訴状案が。数年前、甲斐が顧問を務める自動車メーカーの車で事故死が発生。遺族がボンネットの欠陥を訴えたが、甲斐は否定し勝訴した。相手方弁護人・富樫は一部関係者が欠陥を認識していたとの社内メモを入手。損害賠償請求を行うと同時に甲斐を訴えるという。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作(原案):アメリカのドラマシリーズ「SUITS」NBC Universal製作
脚本:小峯裕之(過去作/家政夫のミタゾノ1,2,3、時効警察はじめました)
演出:平野眞(過去作/モンテ・クリスト伯、ガリレオ、刑事ゆがみ、シャーロックUS) 第1,2,4話
森脇智延(過去作/SUITS[1]、探偵の探偵、黄昏流星群) 第3話
星野和成(過去作/ハゲタカ、僕らは奇跡でできている、よつば銀行)
音楽:眞鍋昭大(過去作/SUITS[1]、後妻業、アライブ がん専門医のカルテ)
「本作には恋バナもありますよ」的なダイジェスト版に疑問
織田裕二さんだけ、台詞の言い回しが、外国ドラマの吹替えのようで、他の俳優陣と浮いているから…何となく違和感があるのは、もうどうでも良いと思っている。ただ、どうして、今回の冒頭で第1話と第2話のダイジェスト版のような振り返りを見せて、「本作には恋バナもありますよ」的なアピールをしたのだろう?
まあ、唯一と言うか、二人の若い出演者のファンを引き留めようと言う大人の事情だと思うが、あまりにも強調過ぎてはいないだろうか? もっと描くべき要素がたくさんあるのに…
弁護士ドラマなのに何故、肝心な案件の全容をを描かない?
その、描くべき要素、描いて欲しい要素の一つが、「弁護士ドラマ」だからこその、案件の全体像、解決する過程、解決方法の三つが、きちんと描かれていない。複数の案件を同時並行で描くのは間違ってはいない。
しかし、せめて今回の蟹江(小手伸也)と大輔(中島裕翔)が手掛けたイタリアンレストランチェーンの案件くらいは、「起承転結」を描いて欲しかった。今回の描写では、まるで「起 → 結」だけのようになってしまって、弁護士ドラマとしての面白さを魅せたとは言い難い。
せっかく、大輔が最後に提案したどんでん返し案には面白味もあったし、泥風呂のくだりも悪くなかっただけに、ちゃんと案件全体を描いて欲しかった。
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甲斐の案件を切り刻み過ぎて、全容も心情も見えて来ない…
まだまだ不満はある。数年前に甲斐(織田裕二)が顧問を務める自動車メーカーの車で事故死が発生したが勝訴したと言う案件についてだ。こちらは、切り刻み過ぎで実に全体像が分かり難い。まるで、ダイジェスト版を1時間の中の随所に切り貼りしたようで、主人公が苦しんでいるのか自信たっぷりなのかも見えて来ない。
原作に縛られているかの性はあるが、やはり、前述のように弁護士ドラマなら、まず案件を見せて! と、思う。
第1話と第2話が本当に面白かっただけに残念でならない…
それにしても、どうして、『2』の第3話から、また『1』のような、米国ドラマを二本を舞台にローカライズ(他の国を対象に作られた製品などを自国向けに対応させること)に失敗したような作風に戻ってしまったのだろう?
『2』の第1話と第2話では、大輔の偽弁護士を隠し続けていると言う “縦軸” も、大輔と真琴(新木優子)の恋バナも、殆ど違和感は無かった。ローカライズも上手く行っていたのに… 第1話と第2話が、本当に面白かっただけに、ついつい愚痴ってしまった。
あとがき
ホント、第1話と第2話は面白かったのです。4月に第1話と第2話を放送して、コロナ禍の影響で中断して…と言う番組編成そのものにも、他の春ドラマの放送開始時期の対応を比べると疑問がありますし、撮影中断以前と以降が、ここまで違うドラマになってしまうのは脚本家と演出家、プロデューサーが何かやらかしているとしか思えません。
繰り返しますが、第1話と第2話が、本当に面白かっただけに、ついつい愚痴ってしまいました。予告編によると次週は「全面戦争の幕開け」だそうですから、リスタートを期待します!
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