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[再]連続テレビ小説「エール」 (第27回・2020/7/29) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・[再放送]連続テレビ小説『エール』公式サイト
第6週『ふたりの決意』の 第27回:村野鉄男(中村蒼)の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。

 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
【告知】個人的なことですが、8月以降も元のように仕事が動き出しそうにないので、毎朝起きると辛いです。従いまして、『エール』の再放送の感想は、出来るだけ前向きな内容に書くことにします。もちろん、「ここをこうした方が良かった」と言うのは書くつもりですが、済んだことに、あれこれ言っても、虚しさが募るだけですので… ※暫く“テンプレ”です。


幸せいっぱいでのんきに福島に戻った裕一(窪田正孝)だったが、帰りを待っていた福島の家族の反応は予想外のものだった。まさ(菊池桃子)や浩二(佐久本宝)の想いをはじめて知って、あらためてどうすべきか考えこむ裕一。久しぶりに恩師の藤堂先生(森山直太朗)をたずねて、裕一は自身について相談をする。一方、音楽学校の実技試験に向けて、歌の練習にはげむ音(二階堂ふみ)は、謎の男のアドバイスで…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

●原作:林宏司 ●脚本:吉田照幸 ●演出:松園武大(敬称略)

初見の時の感想の評価は、ちょっと厳しかった第27回…

この第27回も、前回と同様に初見の感想(リンク)は、かなり厳しい感想になっていた。でも、前回の再放送で新たな発見があったから、今回も新発見があるのを楽しみに観始めた。

裕一と藤堂先生のシーンで、新たな発見があった…

すると、この回で、最初に納得のいかなかった裕一(窪田正孝)が藤堂先生(森山直太朗)に相談するシーンの印象が少しだけ変わった。この頃の脚本と演出では、鉄男(中村蒼)は「裕一 “を” 救うきっかけを作る人」で、藤堂先生は「裕一 “が” 頼れる人」と描いていた。だから、裕一 “が” 頼れる人の藤堂先生に相談するのは間違っていない。

ただ、藤堂は「どちらかを選ぶな」と二者択一を迫ったのが解せなかった。なぜなら、これまでの藤堂先生は「お前の好きにしろ」というようなキャラクターに描かれて来たから。でも、今回は、藤堂の、この台詞に注目した。

藤堂「親に反発する生き方も 少々 飽きて来てな。
   年を取った親を見ていると 親孝行したい気持ちも膨らんでくる」

前回での、裕一を応援したい父・三郎(唐沢寿明)の気持ち、裕一の結婚に反対する母・まさ(菊池桃子)の気持ち、そして、「俺… 兄さんが嫌いだ」と言った弟・浩二(佐久本宝)の気持ち、特に、浩二が家の跡取りになったことが、親孝行の気持ちもあったとすれば(多分そうだろう)、裕一が、この藤堂の言葉を聞いて、今の自分の言動が「親(特に母親)に反発する生き方」であることに気付いてもおかしくない。

となれば、裕一は藤堂の言う通り「音楽の道」の一択は選択し難くなる。その苦悩の気持ちを、次の校門を出るシーンで描いたと解釈すると、意外と藤堂の「どちらかを選ぶな」と言いつつ「音楽の道」の一択を迫ったのは、初見で感じたよりも悪くないかも…

初見で解説した「ギロチン構図」を改めて解説してみる

また、初見の感想の時には、言葉でしか説明しなかった、背景に横線(例えば、水平線や柵など)が登場人物の首を横切るのは、「ギロチン」と言ってカメラマンが嫌う構図で、「ギロチン」は首と胴体を分けるように映ってしまい、人物としての一体感が損なわれるから、使用する時には細心の注意を払うべき…と書いた部分の補足を、キャプチャー画像で紹介してみる。

それが、鉄男の「藤堂先生の言葉、いっつも胸に刺さんだよなぁ」の解説直後の下記の2つのカット。最初のは影でギロチンになっており、次のは石段でギロチンになっている。

最初のは影でギロチン
©NHK

次のは石段でギロチン
©NHK

この連続した2つのカットで、裕一が相当苦悩している様子が、映像的に分かる工夫が施されていると言える。詳しくは。初見の感想を読んで頂きたい。また、読者さんが写真や動画を撮影する時にも「ギロチン」にならないように心がけると、被写体に優しく、美しい写真や動画が撮れるのを覚えておくと良いと思う。

因みに、11分頃に、音(二階堂ふみ)に別れを告げたものの、音から次々と手紙が届き、部屋で一人苦しむ裕一のカットがこれ。

音から次々と手紙が届き、部屋で一人苦しむ裕一
©NHK

音から次々と手紙が届き、部屋で一人苦しむ裕一
©NHK

裕一が真ん中で、「ギロチン」になっているのが、裕一の上手側(画面右)で、下手側(画面左)は微妙に「ギロチン」になっていない構図は、上のカットと全く同じ構図であることが分かると思う。これが、アングルやカット割りによる演出の妙と言うものなのだ。

裕一に寄り添う鉄男の解説と、裕一の台詞の組合せの妙…

さて、やはり、今週の中村蒼さんによる “乃木大将” こと「村野鉄男」になり切った副音声による解説がいいなと思った一番のシーンは、13分過ぎの、裕一の留学が取り消しになり、自暴自棄になった裕一に寄り添う鉄男の解説と裕一の台詞の組合せ。

裕一「どうしてかな… 家族のこと顧みなかった報いなのかな?
期待せてごめんね」
鉄男(N)「音さんまで捨てたのに」
裕一「もう終わり… 全部終わり」

同じ幼馴染でも、久志(山﨑育三郎)の解説よりも、鉄男の方がずっと裕一に寄り添っているように感じるし、やはり方言がいい味わいを出していると思う。

あとがき

やはり、「裕一パート」と「音パート」の脚本と演出がチグハグなんですよね。と言うか、窪田正孝さんと二階堂ふみさんが創り出す、それぞれの裕一と音がシンクロしていないって感じ。

今回はコミカルな部分はありませんでしたが、言葉で表現し難いですが、窪田正孝さんは弱さを秘めたシリアスな演技で、二階堂ふみさんは強気を秘めた演技で、それはそれで、祐一と音の個性なのですが、その “秘め方” が、二階堂ふみさんの方が僅かに大袈裟って感じでアンバランスなのです。そこがシンクロすると良いのですが。

でも、次回から、コロンブスレコードが登場して、今週が盛り上がるので楽しみに待ちます。



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【これまでの感想】

第1週『初めてのエール』
1 2 3 4 5 
第2週『運命のかぐや姫』
6 7 8 9 10 
第3週『いばらの道』
11 12 13 14 15 
第4週『君はるか』
16 17 18 19 20 
第5週『愛の協奏曲』
21 22 23 24 25 
第6週『ふたりの決意』
26 27 28 29 30 
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31 32 33 34 35 
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第10週『響きあう夢』
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1 2 3 4 5
[再]第2週『運命のかぐや姫』佐藤久志(山崎育三郎)
6
[再]第2週『運命のかぐや姫』関内吟(松井玲奈)
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[再]第3週『いばらの道』藤堂清晴(森山直太朗)
13 14 15
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[再]第5週『愛の狂騒曲』村野鉄男(中村蒼)
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[再]第6週『ふたりの決意』村野鉄男(中村蒼)
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連続テレビ小説『エール』第27回再放送

“村野鉄男”版は、“藤堂清晴”版と同じくらい、良い雰囲気だね。それぞれに、良い感じの雰囲気だったんだけど。“佐藤久志”版よりも、親友で有ることが良く分かるし。その言葉。。。訛りが、雰囲気作りに役立っているね。今回のようなシリアスな展開でも。それを緩和させている。ナレーション無しだと。重すぎるからね。
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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