半沢直樹[2020] ([第1部] 第2話/15分拡大・2020/7/26) 感想
![半沢直樹[2020]](https://blog-imgs-140.fc2.com/d/m/e/dmesen/hanzawa_naoki2020_dra.jpg)
TBSテレビ系・日曜劇場『半沢直樹[2020] 』(公式)
[第1部] 第2話/15分拡大『卑劣な上司に倍返しだ! 子会社プライドで仲間と戦え!!』、ラテ欄『恩返し? 倍返し!? 宿敵・大和田との再会卑劣な上司に反撃だ』の感想。
なお、原作の池井戸潤「ロスジェネの逆襲」(小説)、池井戸潤「銀翼のイカロス」(小説)、池井戸潤「半沢直樹3 ロスジェネの逆襲」(小説)、池井戸潤「半沢直樹4 銀翼のイカロス」(小説)は未読。
半沢(堺雅人)らが進める案件が東京中央銀行に横取りされた。「電脳雑伎集団」による「スパイラル」買収というIT企業同士の案件だ。逆襲を誓う半沢は部下・森山(賀来賢人)と調査を開始。森山はスパイラル社長で旧友の瀬名(尾上松也)に連絡をするが、森山を銀行のスパイと疑う瀬名は無視する。一方、半沢は同社アドバイザーを務める証券会社に不審感を抱く。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:池井戸潤「ロスジェネの逆襲」(小説)
池井戸潤「銀翼のイカロス」(小説)
池井戸潤「半沢直樹3 ロスジェネの逆襲」(小説)
池井戸潤「半沢直樹4 銀翼のイカロス」(小説)
脚本:丑尾健太郎(過去作/小さな巨人、ブラックペアン、下町ロケット、ノーサイド・ゲーム)
演出:福澤克雄(過去作/半沢直樹、小さな巨人、陸王、ブラックペアン、下町ロケット) 第1,2話
田中健太(過去作/半沢直樹、小さな巨人、陸王、ブラックペアン、下町ロケット)
松木彩(過去作/下町ロケット2018 第10話のみ、グッドワイフ第7話のみ)
音楽:服部隆之(過去作半沢直樹、ルーズヴェルト・ゲーム、下町ロケット、陸王)
本作は、基本的に難しい話をやっている…
資産運用や金融機関に疎い私だからかもしれないが、基本的に難しい話をやっていると思う。
ただ、前回と今回で描かれたのは、2005年に起きたフジテレビジョン(現フジ・メディア・ホールディングス)とライブドアの間で、ニッポン放送株とフジの経営権を巡る攻防戦がモデルになっていることは良く分かる。当時、「ホワイトナイト」なんて聞き慣れない言葉が毎日ニュースで飛び交っていたのを思い出す人もいると思う。
ライブドアのフジテレビ買収事件は、こんな感じだった…
個人的におさらいをしたので、備忘録代わりに書いてみる。
リーマン・ブラザーズから莫大な資金を借りたライブドア+村上ファンドが、ニッポン放送の株などの管理を頼まれていた大和証券がもたもたしているうちに、ニッポン放送の株を乗っ取って、子会社のフジテレビを買収しようとしたが、SBI(現・証券)がホワイトナイトとして登場して、ニッポン放送の株などをたくさん預かって、いろいろあった企業買収は失敗に行われなかった…と言う事件。※間違いがあるかも(謝)
ライブドアを電脳雑技集団に置き換えると…
これが、本作では、第1話で 東京セントラル証券から横取りした東京中央銀行から莫大な資金を借りた電脳雑技集団が、Spiralの株などの管理を頼まれていた太陽証券がもたもたしているうちに、Spiralの株を乗っ取って買収しようとした。
そして、第2話では、foxがホワイトナイトとして登場し、Spiralは東京中央銀行とfoxと太陽証券に取り囲まれてどうしようもない時に、 東京セントラル証券の半沢直樹が動いて、Spiralが一気に包囲されるのを防いだ…と言うところまでが今回のお話。
と言うわけで、今後は「ライブドア×フジテレビ」に今作をなぞれば、半沢直樹率いる東京セントラル証券が、リーマン・ブラザーズにどんな手を使って、反撃するかが見所となると思う。劇中では「逆買収」と言っていたが…
分かり難い話を分かり易く描いている点は大いに評価したい
私自身、こうやって、実際の出来事を本作を比べて、恥ずかしながら何とか整理することが出来た。やはり、本作の評価すべき点の一つは、分かり難い金融業界のことを、分かり易く描いている点は多いに評価したい。
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半沢と花の夫婦のやり取りが、本作の良き"癒し"に…
その意味では、本作の中でも数少ない、いや、唯一の癒しの場である半沢(堺雅人)の自宅での、序盤での妻・花(上戸彩)とのこんなやりとりも好きだ。株のことを夫に聞いた妻との会話だ。
半沢「儲かるかどうかじゃなくて
好きになれるかどうかで選んだ方がいいよ
ラブレターを送りたくなるような会社をね」
花「よく言うよ
ラブレターなんてもらったことないくせに
えっ? えっ あるの?」
と、夫がラブレターを貰ったことがあるのか食い下がる花、それを何となく笑顔で誤魔化す半沢。こう言うやり取りが “癒し” になっているのも、私が本作の好きなところだ。
飼い殺し状態にされていた三木の活躍に泣けてきた…
また、今回で良かったのが、東京中央銀行に復帰したものの、ほぼ “飼い殺し状態” にされていた三木(角田晃広)の活躍。現職場では惨めな思いばかりの三木が、半沢たちを裏切った後悔の念から、伊佐山(市川猿之助)のキャビネットから書類を盗み、きちんとバレない工作までして、半沢に有利な情報を届けたところは、ちょっと泣けてきた。
勧善懲悪が更に強調され、敵対関係もしっかり描いている
また、私の間隔だけかも知れないが、「2013年版」よりも、勧善懲悪の部分が強調されていると思う。更に第2話では第1話のように説明過多になっていない分、前述の分かり難い部分が、丁寧且つ分かり易く描かれており、全体の敵対関係もしっかりと見えて、面白かった。
大袈裟な演技も、やるなら徹底的にやった方が良いと思う
そして、世間の声を聞くと、歌舞伎俳優さんたちの演技が濃すぎる…と言う意見もあるようだが、私は、良い意味で大袈裟過ぎるのを楽しんでいるし、やはり、やるなら徹底的にやった方が良いと思うので、この調子で進んで欲しい。
あとがき
いよいよ、次回から、金融庁検査局の黒崎(片岡愛之助)が登場しますね。予告編を見ても、「2013年版」より “お姉キャラ” が濃くなっているような。楽しみです。
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【これまでの感想】
第1話
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