未満警察 ミッドナイトランナー (第4話・2020/7/18) 感想

日本テレビ系・土10ドラマ『未満警察 ミッドナイトランナー』(公式)
第4話『ある日の夜、寮の部屋では、 本間快と一ノ瀬次郎がスマホで恋愛映画を見ていた。』、ラテ欄『ネット社会の罠・優しい殺人鬼を追え!』の感想。
なお、2017年に公開されたパク・ソジュンとカン・ハヌル主演の韓国映画『ミッドナイト・ランナー』のリメイク作品だが、そちらは未鑑賞。
本間(中島健人)らの同期・さやか(竹内愛紗)は、遅れがちな訓練でさらに失敗。翌朝、無断外泊して戻らない彼女のSNSに心配な投稿があることに同期の田畑(小平大智)が気付く。さやかから助けを求めるようなメッセージを受けた本間は一ノ瀬(平野紫耀)に相談。その返答に驚く。一方、さやかは‘カウンセラーの指友指助’を名乗る男(忍成修吾)と会おうとしていた。
---上記のあらすじは[[Yahoo!テレビ]より引用---
韓国映画『ミッドナイト・ランナー』のリメイク版
脚本:渡辺雄介(過去作/進撃の巨人、dele/ディーリー)
演出:南雲聖一(過去作/学校のカイダン、東京タラレバ娘、偽装不倫) 第1,2,3話
長沼誠(過去作/THE LAST COP2、ヤスコとケンジ、奥様は取り扱い注意) 第4話
大谷太郎(過去作/ヤスコとケンジ、お兄ちゃんガチャ、ボイス110緊急指令室)
音楽:木村秀彬(過去作/小さな巨人、ブラックペアン、TWO WEEKS、グランメゾン東京)
主題歌:Sexy Zone「RUN」(Top J Records / ユニバーサルJ)
:King & Prince「Mazy Night」(Johnnys'Universe / ユニバーサルJ)
本当に、第4話から日本製オリジナル脚本なのか知らないが
もう、本作について内容については突っ込まないようにしようと思っていたのだが。そもそも本作は、2017年公開の韓国映画『ミッドナイト・ランナー』のリメイク作品なのだが、事前情報でネットの噂から(真実かどうか不明だが)第4話から日本のオリジナル脚本になると聞いていた。
また、演出家が恋愛ものを得意とする南雲聖一氏から、アクション系を得意とする長沼誠氏へ交代するのは知っていたから、「今回こそ!」と思って見始めた。
これまでと、イントロから全く違った
すると、どうだろう。もうイントロから全く違う。最初に、事件を提示。続いて、本間(中島健人)と一ノ瀬(平野紫耀)のキャラ設定を説明。警察学校のドラマであることを知らせた。これだけで第3話までとは全然違う。
その上、やたらと本間と一ノ瀬を押し出さずに、冒頭の事件と、次に発生する事件への経過をじっくり描く手法になった。この調子で進んで行けば、もしかしたら…
同期を心配して動き出して事件に関わる…展開が良かった
これまで、犯罪紛いの覗きや、警察学校の生徒がマッチングアプリで事件に遭遇したり、とにかく、本間と一ノ瀬が事件に遭遇して関りを始める “きっかけ” が不自然過ぎた。しかし、今回は学校らしく、落ちこぼれて「死にたい」と思っている同期・さやか(竹内愛紗)を “心配” して動き出したことで、事件に遭遇すると言う展開になった。
これを、最初からやっていれば良かったのだ。もちろん、警察学校の生徒が事件に関わるのだから、それなりの “正義感” や “正義” を描く必要はあるが、「偶然」と言うよりも、今回の “同期を助けたい” と言う “仲間意識” や “使命感” で動き出した方が、圧倒的に説得力がある。
やはり、オリジナル脚本になったから、日本人が納得しやすい導入部になっているのは間違いなさそうだ。
刑事が捜査中の事件に、本間が偶然関わるのも良かった
その後の展開も、第3話までと全く違う。これまでは、事件に遭遇してから110番通報したにもかかわらず勝手に捜査を始めて、警察の無能さを描いただけだった。
しかし、今回は、最初に刑事が捜査をしている事件に、本間が “偶然に” 協力する展開になった。これなら、だいぶリアルな展開と言える。なぜ、最初からこう言う流れにしなかったのかと悔やまれる。
敢えて、本間の単独行動を中心に描いたのも新鮮だ
更に、これまでは、バディものだと言うことで、本間と一ノ瀬が常に一緒に行動していたが、今回はまず、本間の単独行動から始まった。
中島健人さんと平野紫耀さんのファンはどう感じるか分からないが、二人の演技を見たいと思っている私としては、このように、二人を別々に描いてくれた方が、単純に見やすいし、本間と一ノ瀬のキャラクターの違いも、より見えて来る。もう一度書くが、なぜ、最初から…
第1話から、もっと同期たちとの学生生活を丁寧に描けば…
田畑(小平大智)のさやかへの恋心なんかも盛り込むなら、第1話から、同期の生徒たちは当然のこと、教官たちのことも、もっともっと描いていれば、さやかへの本間たちの気持ちにも、より共感出来ただろう。
また、わざわざ “赤の他人” の事件へ強引に関わる不自然な展開を捨てて、教官や仲間を助けると言う動機で動き出すと言うのが描けたのに。つくづく勿体なかったなぁと思う。
あとがき
一ノ瀬の出番が少なめだったのは残念ですが、一ノ瀬が理論重視の頭脳派タイプであることがしっかりと強調されたのが良かったです。そして、何よりも、「同期を助けたい」と言う “正義感” が事件解決の原動力として描かれたのが良かったです。警察学校のドラマらしさ、学園ドラマらしさもあって、「縦読み」のオチ。これまでで一番良かったです。
こんな感じで、本間と一ノ瀬が一緒に活躍するストーリーを作ることが出来たら、巻き返す可能性は大きいと思います。
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