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[再]連続テレビ小説「エール」 (第15回・2020/7/15) 感想

連続テレビ小説「スカーレット」

NHK総合・[再放送]連続テレビ小説『エール』公式サイト
第3週『いばらの道』の 第15回:藤堂清晴(森山直太朗)の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。

 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
【告知】個人的なことですが、7月以降も元のように仕事が動き出しそうにないので、毎朝起きると辛いです。従いまして、『エール』の再放送の感想は、出来るだけ前向きな内容に書くことにします。もちろん、「ここをこうした方が良かった」と言うのは書くつもりですが、済んだことに、あれこれ言っても、虚しさが募るだけですので… ※暫く“テンプレ”です。


裕一は、ダンスホールで出会った踊り子の志津(堀田真由)に心ひかれていた。裕一(窪田正孝)よりも、銀行の仲間たちの方が盛り上がって、志津と裕一が交際できるように知恵を出し合って作戦を練る。昌子(堀内敬子)は女心を裕一に説く。そしていよいよ作戦決行の日…。帰り道、通りで声をかけてきたのは、幼い頃に別れて以来に会うガキ大将の乃木大将こと、村野鉄男(中村蒼)だった!音楽のことを聞かれた裕一は…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

●原作:林宏司 ●作:吉田照幸 ●演出:吉田照幸(敬称略)

銀行の二階の場面での5人の衣装を私が解説します

当blogの読者さんの中には、視覚に障害をお持ちの方もいらっしゃるので、解説に無かったアバンタイトルと主題歌明けの銀行の二階のシーンにいた、5人の衣装が巧みに選ばれていることに触れてみる。

シチュエーションは、先日のダンスホールで出会った踊り子の志津(堀田真由)に心惹かれていた裕一(窪田正孝)ではあるが、裕一本人よりも、銀行の仲間たちの方が盛り上がって、志津と裕一が交際できるように知恵を出し合って作戦を練るくだり。

このシーンには、男性は4人登場するが、入行の時期の浅い順に書くと、祐一はワイシャツにネクタイだけ、 行員歴2年 松坂寛太(望月歩)は上着を着て、行員歴15年の鈴木廉平(松尾諭)はそれにサスペンダー、 支店長(のちに部長)の落合吾郎(相島一之)はベストを着用している。

個性的な先輩方から我が身を守るかのように、行員歴2年の松坂が完全防備の上下スーツで、支店長は最も身軽なベスト着用、行員歴15年は貫禄を出すためにサスペンダー、そして肝心の裕一は恋バナで身体が火照っているのか上着を脱いでいる…と、同じスーツ姿でもそれぞれの立場を衣装で描き分けているのだと思う。

また、紅一点の昌子(堀内敬子)は濃いベージュに黒と赤色系のチャック柄のキリッとした印象のスーツを着て、ボタンもちゃんとしたままで、あれこれとオーバーアクションをするから、動きが際立って見える。全体的に面白い会話劇なのは、聞いても分かると思うが、実は衣装にも面白く見える仕掛けが施されていることも分かって頂きたくて…

「元祖」と言うべき川俣銀行の面々のコント風は見応えあり

そして、この類のコント風なやり取りは、のちに発展して賛否両論ある「喫茶バンブー」に繋がって行くのだが、やはり、「元祖」と言うべき川俣銀行の面々のこのようなやり取りは、俳優陣の演技力と存在感、ナレーションも入る余地のない台詞の応酬、狭い部屋の中なのに多めのカット割りで、舞台中継にならない工夫が施されている。

従って、残念ではあるが、 森山直太朗さんによる「藤堂清晴先生」になり切った副音声による解説が少ないのも、この絶妙な店舗を崩さないためと思わざるを得ない。

藤堂先生の、この嘆きが良かった!

とは言え、「接吻大作戦会議」から「妄想のレストラン」へ行って~の流れの中では、藤堂先生らしい解説、と言うか主観があった。

お手洗い(劇中では「ご不浄」と言っていた)に行くために席を立った志津(堀田真由)が席に帰ってくる際に、志津を転倒させるためにテーブルの外に傘を突き出す。志津がその傘に足を引っかけてふらっと転びそうになる。そこへすかさず裕一が志津を抱き抱えて、いよいよ接吻か!? と思わせて「だ… だ… 大丈夫ですか」と肩透かしをする場面で、藤堂先生がこう嘆いた…

藤堂「おい、おい、古山ぁ~。みんな、がっかりだぁ」

実は、のちに、このレストランで、藤堂先生と昌子が見合いをしたと記憶している。そんな縁のある「妄想レストラン」は今見ても印象的な本作らしい場面の一つになっている。また、幼い頃に別れて以来、再会した “ガキ大将の乃木大将” こと村野鉄男(中村蒼)が登場した際の、藤堂先生の解説が、優しくて良かった。

裕一の言葉が鉄男の生きる支えだったのが良く分かった

そして、初見の時、どうしても気になってしまったのが、10分頃の、夜の裕一の部屋での鉄男とのやり取りと、昼間の裕一の銀行業務のシーンが交互に編集されたため、時間軸が分かり難かった。分かり易く、祐一と鉄男の夜の会話が一通り終わってから、支店長が郡山まで金を届けるくだりをやったら良かったと思っていた。

しかし、再放送で自体の顛末を知った状態で見ると、幼少期の裕一の言葉が如何に鉄男の生きる励みになっていたのか、そして鉄男に強く言った割に今の自分は何なんだと自問自答する裕一の対比に見える。こう言うのも、中断中の再放送を見る楽しみの一つかもしれない。

鉄男は「志津=とみ」を知らなかった?裕一はとみの家の事は?

逆に、初見の時は全く気にならなかったのに、再放送で気付いたこともある。鉄男はダンスホールを取材していたと言っていた。と言うことは、鉄男は「志津=幼少期の “とみ”」と知っていた可能性がある。まあ、知らない可能性もあるが。

でも、知っていたなら「裕福な家の裕一を疎む性悪女」なのは鉄男も知っているはずだから、鉄男が裕一に音楽のことで問い質す前に忠告しても良いかなぁと。いや、その前に、とみの実家の店が潰れたことを、裕一は知らなかったのかなぁと(鉄男は家族と夜逃げしたから知らないのは当然だから)。そんなに大きな町とは思えないが…

あとがき

「これは、僕も気付かなかったぁ」の最後の藤堂先生の解説が面白かったです。今回は出番が少なかった藤堂先生の解説ですが、やはり1話に1回は「古山」と言ってくれると、なんかホッとしませんか。



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このあたりは、今後発生する好みが分かれる大騒ぎの“バンブー”案件よりも、まだまだ軽めのコント染みた会話劇ですからね。それでも、それぞれのキャラを使って、楽しく描いてる。そのためか、ナレーションも少なければ、解説も少ないですね。まあ、雰囲気を壊すし。テンポも悪くなり、面白味を失わせかねないから。仕方ないことなのだが(笑)もう少し、再開後も、こういう、ホントの意味でテクニカルな“モノ”を見せて欲...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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